世界的な半導体不足による自動車生産休止
FY2021に初出。13回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q1。直近の記載はFY2026。
エフテックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。28社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「主要得意先の生産台数が半導体供給不足により減少したことや為替の円高影響により」
半導体不足は概ね解消とされていたが、北米の主要得意先の生産台数減少要因として再び明示された。 - FY2024後退有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体不足は概ね解消されましたが」
半導体不足は「概ね解消」とされ、前年度までの不足・生産調整が解消しないとの表現から弱まった。ただし、米国の労働需給逼迫や中国市場のEV化の遅れ等の課題は残っている。 - FY2024-Q3後退有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体不足は解消されつつも、米国における労働需給の逼迫や中国市場における日系自動車メーカーのEV化の出遅れなど、厳しい経営状況が続いております。」
半導体不足は解消されつつあるとの表現となり、前年度の不足・生産調整が解消しないとの認識からやや弱まった。ただし正常化したとはされていない。 - FY2024-Q1後退有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体不足は回復しつつも正常化には至っておらず、生産は不安定な状況が続きました。」
半導体不足は回復しつつあると記載され、前年度の不足・生産調整が解消しないとの認識からやや弱まった。一方、正常化には至らず、生産不安定は継続している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体等の不足や中国のコロナ政策を巡る混乱による生産調整が解消せず、原材料価格や輸送費の上昇、米国の労働需給逼迫等も加わり、依然として厳しい経営環境が続いております。」
半導体不足による自動車メーカーの生産調整と供給制約が解消せず、原材料・輸送費高騰等と併存している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体の供給不足による生産変動の影響が続く中、原材料価格の高騰や中国のコロナ政策を巡る混乱の影響もあり、依然として厳しい経営環境が続いております。」
半導体供給不足による生産変動が、中国のコロナ政策を巡る混乱や原材料価格高騰と併存する状況を継続している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体や各種部材の需給逼迫、原材料価格や輸送費の上昇等、依然として厳しい経営環境が続いております。」
半導体不足による自動車生産への供給制約と、部材・原材料・輸送費の上昇が継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体不足、原材料価格・輸送費の上昇に加え、中国における新型コロナウイルス感染症再拡大に伴う上海ロックダウンによるサプライチェーンの混乱もあり、完成車メーカー各社の生産台数は依然として先行きが見通せない状況が続いております。」
世界的な半導体不足による減産・供給制約に加え、上海ロックダウンによるサプライチェーン混乱が加わり、完成車メーカーの生産見通しがなお不透明と記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「自動車業界においては、半導体や各種部材の需給逼迫、原材料価格・輸送費の上昇に加え、ロシアのウクライナへの侵攻や中国のゼロ・コロナ政策に伴う上海ロックダウンにより、サプライチェーンが更に混乱することが懸念され、先行きは見通せない状況が続いております。」
半導体不足による減産に加え、各種部材の需給逼迫、上海ロックダウン等によりサプライチェーン混乱の懸念が拡大している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「自動車業界においては、前第1四半期連結累計期間に生じた新型コロナウイルス感染症による北米、欧州、アジア地域での工場停止影響は解消しつつありますが、世界的な半導体不足の影響等サプライチェーンの混乱は続いており、原材料高騰の影響も懸念され、前年同期の生産水準までの回復には至りませんでした。」
感染症による工場停止影響が解消しつつある一方、半導体不足に伴うサプライチェーン混乱が続き、前年同期の生産水準まで回復していないと記載している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「自動車業界においては、新型コロナウイルス感染症の影響からは総じて回復基調にありますが、世界的な半導体不足による減産が相次いでおり、原材料高騰の影響も懸念され、先行きは不透明な状況が続いております。」
感染症影響からの回復基調と、半導体不足による減産継続・先行き不透明という認識を継続している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「自動車業界においては、新型コロナウイルス感染症の影響からは総じて回復基調にありますが、前年度末からの世界的な半導体不足による減産が相次いでおり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。」
感染症影響からの回復がある一方、世界的な半導体不足による減産が相次いでいると記載し、供給制約の実際の影響を継続・具体化している。 - FY2021初出有価証券報告書
「自動車業界における制御機能などの半導体を使用する部品の重要性が高まる中、世界的な半導体不足により自動車メーカーの生産は一部工場の停止など影響が生じております。」
世界的な半導体不足により自動車メーカーの一部工場停止が既に発生し、供給不足の解消時期が予測困難で、継続・拡大時には財政状態、業績、キャッシュ・フローに影響する可能性を独立したリスク項目として記載している。