保証人確保が困難な世帯の増加による機関保証ニーズ
FY2016に初出。6回の記載のうち3回が「前進」で、最初の「前進」はFY2020。直近の記載はFY2025。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに0社。
- FY2025前進有価証券報告書
「住宅市場は、その性質上、急激な拡大や縮小が生じにくく、主に人口動態や社会構造の変化といった需要側の要因に影響を受けやすい特徴を有しています。近年では、核家族化の進行、未婚率の上昇、少子高齢化などを背景に、家賃債務保証に対する社会的認知と理解が着実に進展しており、新規賃貸借契約における機関保証(家賃債務保証会社のサービス)への加入は、現在ではおおむね9割を超える水準に達しています。さらに、2020年4月に施行された改正民法(債権法改正)により、個人保証契約における極度額の明示義務化や、原状回復義務の明文化などが導入され、賃貸契約におけるリスク管理のあり方が大きく見直されました。これにより、個人保証制度に依存しない機関保証のニーズは一段と高まりを見せております。また、近年では、公営住宅においても、連帯保証人の確保が困難な入居希望者への対応策として、機関保証制度の導入を検討あるいは実施する自治体が増加しています。」
機関保証の加入率がおおむね9割超と示され、公営住宅への導入自治体の増加も記載されており、機関保証ニーズの広がりを具体化している。 - FY2022前進有価証券報告書
「2018年時点での民営借家総数は15,295千戸(※1)、市場に対する当社のシェアは1.7%となっております。市場そのものは住宅という特性上、急な拡大や縮減が起こるものではなく、ニーズによって左右されるものとなります。核家族化や未婚率の上昇、少子高齢化が進む中で家賃債務保証に対する認知度は年々上昇しており、新規賃貸借契約時における機関保証への加入必須割合はおおむね8割超(※2)となっております。2020年4月に施行された改正民法により賃貸住宅市場におけるニーズは更なる高まりを見せており、公営住宅においても機関保証の利用を検討、或いは利用を開始している自治体も存在しております。」
従来の市場規模・加入必須割合の説明に加え、公営住宅でも機関保証の利用検討・開始自治体があることを記載し、需要の広がりを示している。 - FY2020前進有価証券報告書
「2018年時点での民営借家総数は15,295千戸、市場に対する当社のシェアは1.7%となっております。核家族化や未婚率の上昇、少子高齢化が進む中で家賃債務保証に対する認知度は年々上昇しており、新規賃貸借契約時における機関保証への加入必須割合は8割超となっております。」
機関保証ニーズの背景について、民営借家総数、当社シェア、機関保証加入必須割合という具体的な市場データを新たに示している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「保証上限額の説明義務など連帯保証人が頼みにくくなる内容が織り込まれており、家賃債務保証会社に対する社会的ニーズの増加につながると期待されております。」
連帯保証人を確保しにくくする制度環境を、機関保証ニーズの増加要因として継続して説明している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「連帯保証人に代わる機関保証を提供する当社の社会的役割と責任は、家族関係の希薄化、高齢者や外国人等連帯保証人の確保が困難な方々の増加、個人保証に対する極度額設定の義務化等連帯保証人に係る民法改正の動き等を背景に、今後益々高まっていくものと考えられます。」
保証人確保が困難な世帯の増加を、機関保証ニーズの背景として再確認している。 - FY2016初出有価証券報告書
「核家族化が進む中での家族関係の希薄化、単身世帯数の増加、高齢者や外国人等保証人の確保が困難な方々の増加等を背景に、機関保証としての家賃保証ニーズはますます高まっております。」
社会構造の変化を、機関保証市場の需要拡大要因として説明している。