中古ブランド品の陳腐化・長期滞留在庫リスク
FY2016に初出。17回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
大黒屋ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。40社中22社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに5社。
- FY2026在庫積上げと不良在庫処理の併存有価証券報告書
「12月以降、商品仕入れを積極化し、商品の店頭陳列を進めており、店舗売上拡大とともに来店客数増に伴う店舗買取り増加に向けた動きを加速させています。」
12月以降の仕入積極化により商品及び製品は1,714百万円増加した一方、過去の不良在庫処理や店舗の減損も発生し、在庫回復と在庫リスク対応が併存した。 - FY2025再掲有価証券報告書
「大黒屋の取扱商品は時代の流行や市場ニーズに合わせながら変化する商品が大半であり、商品が陳腐化し長期滞留在庫とならないように、常に在庫回転期間の目安として平均90日を維持することを念頭に置き販売価格を設定し適正在庫の維持に努めておりますが、その流行やニーズの変化により商品が陳腐化し長期滞留在庫を招く可能性があります。」
平均90日の在庫回転期間を目安とする管理方針と、流行・ニーズ変化による在庫陳腐化リスクを再確認した。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「特にバックにおいては在庫回転期間が30日以内で推移しています。かかる状況を踏まえ、引き続き、相場の状況を注視しながら余剰在庫を削減し、適正価格による在庫の確保を進めて参ります。」
バッグの在庫回転期間30日以内という状態と、相場を注視しながら余剰在庫を削減し適正価格で在庫を確保する方針を再確認した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「特にバックにおいては在庫回転期間が30日以内で推移しています。かかる状況を踏まえ、引き続き、相場の状況を注視しながら余剰在庫を削減し、適正価格による在庫の確保を進めて参ります。」
高級ブランド品相場の混乱が続く中、バッグの在庫回転期間が30日以内で推移し、余剰在庫削減と適正価格での在庫確保を継続している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高及び利益は上記不安定な相場環境に対応する為、上期に引続き高額品の在庫の圧縮に努めた結果及び中国におけるCOVID-19政策の転換に伴う感染の急拡大による渡航制限もあり、売上は減収するも利益は大幅に改善となりました。」
不安定な高級品相場への対応として高額品在庫の圧縮を継続した。貸借対照表上の商品及び製品も前期末から817百万円減少した。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高及び利益は上記不安定な相場環境に対応する為、高額品の在庫の圧縮に努めた結果及びCOVID-19の感染拡大もあり、減収減益決算となりました。」
不安定な高級品相場への対応として高額品在庫の圧縮を進めた。商品及び製品も前連結会計年度末から308百万円減少し、在庫リスクへの対処が実施された。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「円安進行による円建での価格上昇にも関わらず、高級ブランド品の価格が大幅に下落しており、古物市場の流動性が落ち、価格相場の混乱を招いています。」
高級ブランド品の価格下落と古物市場の流動性低下が実際に発生し、在庫価格・滞留に関するリスクが顕在化した。 - FY2022再掲有価証券報告書
「商品が陳腐化し長期滞留在庫とならないように、常に在庫回転期間の目安として平均90日を維持することを念頭に置き販売価格を設定し適正在庫の維持に努めておりますが、その流行やニーズの変化により商品が陳腐化し長期滞留在庫を招く可能性があり」
平均90日の在庫回転期間を目安とする管理方針と、流行・ニーズ変化による在庫陳腐化リスクを再確認した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「商品が陳腐化し長期滞留在庫とならないように、常に在庫回転期間の目安として平均90日を維持することを念頭に置き販売価格を設定し適正在庫の維持に努めておりますが、その流行やニーズの変化により商品が陳腐化し長期滞留在庫を招く可能性があります。」
平均90日の在庫回転期間を目安とする管理方針と、流行・ニーズ変化による在庫陳腐化リスクを再確認した。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「前連結会計年度にて実施しました緊急対策による在庫適正化の効果もあり、前連結会計年度の第4四半期より売上高は継続的な回復傾向を示しています。」
商品構成の入替えや商品在庫の洗替え等による在庫適正化の効果が継続し、売上高が回復傾向を示した。 - FY2017対処有価証券報告書
「平成28年12月から平成29年3月までの4カ月間の在庫回転率は3.9回転まで回復しており、この回転率は次期においても継続すると想定しております。」
在庫調整後、在庫回転率が4か月間で3.9回転まで回復したと記載し、長期滞留在庫リスクへの対応後の状態を示した。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「このような環境に対応するため、7月から8月にかけて、円安時に買い取りを行った商品を売価を下げて販売することで在庫の洗い替えを実施いたしました。特に昨年7-9月は在庫単価が販売単価を上回る事象となり、この在庫調整により、商品在庫を2ケ月間で1,155百万円圧縮し、円高による為替の影響を短期間に排除してきました。」
円高と高額品需要の縮小に伴う在庫滞留・陳腐化への対応として、在庫を2か月間で1,155百万円圧縮した。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「上記のとおり円安時に買取を行った商品の処分を行ったことから、売上総利益率が26.0%(前年同期比4.1%減)となり、売上総利益は1,963百万円(前年同期比608百万円減)となりました。」
円安時に買い取った高額品等の処分に伴う在庫調整が、売上総利益率・売上総利益の低下として業績に現れた。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「しかし、今般の急激な円高により、上記の通り、市場仕入れを抑えることにより、市場価格に沿った在庫の洗い替えを推進してきておりますが、上記高額品に関わる中国からの需要が急激に縮小したことにより、在庫調整をしており、上記在庫調整が当社の業績に影響してきております。」
円高と中国需要の急縮小により、高額品を中心とする在庫調整が実際に業績へ影響したと記載した。 - FY2016初出有価証券報告書
「商品が陳腐化し長期滞留在庫とならないように、常に在庫回転期間の目安として平均90日を維持することを念頭に置き販売価格を設定し適正在庫の維持に努めておりますが、その流行やニーズの変化により商品が陳腐化し長期滞留在庫を招く可能性があります。」
平均90日の在庫回転期間を目安とする管理方針と、流行・ニーズ変化による在庫陳腐化リスクを記載。