半導体ウエーハ工場建設工事をめぐる追加工事代金請求訴訟
FY2020-Q3に初出。11回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2024-Q3。
フェローテックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに0社。
- FY2024-Q3控訴審判決確定・支払実行有価証券報告書
「2023年8月16日に控訴審において、工事代金等総額1億13百万元(約23億20百万円)及びその遅延損害金の支払を命じる判決が言い渡されました。なお、2023年9月7日に、CCMCは、控訴審の判決に従い工事代金等及び遅延損害金を亜翔に対して支払いを行っております。」
クリーンルーム設置工事をめぐる控訴審で約23億20百万円の支払判決が確定し、CCMCは2023年9月7日に支払いを実行した。別の違約金請求も控訴棄却で確定した一方、再審請求が受理された場合などの影響可能性は残るとしている。 - FY2024-Q1判決確定・支払実行有価証券報告書
「2023年6月29日に控訴審において、控訴を棄却し原判決を維持するとの判決が言い渡されました。」
半導体ウエーハ工場建設関連訴訟では、土木工事に係る控訴が棄却され原判決が維持された。電気設備工事でも控訴審判決が言い渡され、CCMCは判決に従う工事代金等の支払いを実行した。一方、クリーンルーム設置工事訴訟などは係争中であり、訴訟リスク全体は継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「2023年4月11日に差戻し審において、CCMCは、亜翔に対し、工事代金等総額1億11百万元(約21億14百万円)及びその遅延損害金等の支払を命じる判決が言い渡されました。亜翔及びCCMCは、当該判決を不服として、2023年4月26日付で浙江省杭州市高級人民法院に控訴し、現在係争中であります。」
半導体ウエーハ工場建設関連訴訟で差戻し審の支払判決が新たに言い渡され、双方が控訴して係争が継続している。建設関連訴訟リスクが判決・控訴段階へ進んだ。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「上記の再提訴に係る訴訟のうち、①土木工事契約に基づく代金等支払請求の訴訟について、2022年12月29日に、CCMCは、中建一局に対し、工事代金等1億58百万元(約32億37百万円)と遅延損害金の支払を命じる判決が言い渡されました。2023年1月3日付で中建一局は、当該判決を不服として、浙江省杭州市高級人民法院に控訴し、現在係争中であります。また、②電気設備工事契約に基づく代金等支払請求の訴訟について、2022年12月26日に、CCMCは、中建一局に対し、工事代金等39百万元(約8億3百万円)と遅延損害金の支払を、一方、中建一局は、CCMCに対し、工期の遅延賠償金1百万元(約39百万円)の支払を命じる判決が言い渡されました。2023年1月7日付で中建一局は、当該判決を不服として、浙江省杭州市高級人民法院に控訴し、現在係争中であります。」
CCMCの半導体ウエーハ工場建設関連訴訟で、土木工事について1億58百万元、電気設備工事について39百万元の支払判決が言い渡され、いずれも控訴により係争が継続している。CCMC側の69百万元の違約金請求は棄却され、CCMCが控訴しており、訴訟リスクが判決・控訴段階へ具体化した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「上記の再提訴に係る訴訟は、いずれも現在係争中です。」
CCMCのクリーンルーム工事、追加・変更工事等をめぐる訴訟は、差戻し・再提訴後も係争が継続している。 - FY2023-Q1訴訟の差戻し・係争継続有価証券報告書
「CCMCは、当該判決を不服として、2021年12月10日に浙江省高級人民法院において控訴を受理されておりましたが、2022年5月24日(判決書到達日は2022年5月27日)に、審理不十分との理由から、原判決を取り消し原審である浙江省杭州市中級人民法院に差し戻すとの判決が下され、現在係争中であります。」
クリーンルーム設置工事訴訟では、控訴審が原判決を取り消して原審へ差し戻したが、係争は継続している。追加・変更工事訴訟等も含め、半導体ウエーハ工場建設をめぐる訴訟は未終結である。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当社の持分法適用関連会社である杭州中欣晶圓半導体股份有限公司(以下「CCMC」という。)は、亜翔系統集成科技(蘇州)股份有限公司(以下「亜翔」という。)より、2019年6月6日付(訴状送達日は2019年6月27日)で、クリーンルーム設置工事代金等総額1億28百万元(約22億21百万円)についての支払を求める訴訟を浙江省杭州市中級人民法院に提起されておりましたが、2021年11月12日(判決書到達日は2021年11月25日)に浙江省杭州市中級人民法院において、CCMCは、亜翔に対し、工事代金等総額1億9百万元(約18億98百万円)と遅延損害金の支払を命じる判決が言い渡されました。CCMCは、当該判決を不服として、2021年12月10日に浙江省高級人民法院に控訴を提起しております。」
CCMCのクリーンルーム工事訴訟で約18億98百万円の支払判決が言い渡され、CCMCが控訴した。追加・変更工事訴訟も請求額合計約65億80百万円で係争中であり、建設関連訴訟リスクが一段と具体化している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社の持分法適用関連会社であるFTHWは、亜翔系統集成科技(蘇州)股份有限公司(以下「亜翔」という。)より、2019年6月6日付(訴状送達日は2019年6月27日)で、クリーンルーム設置工事代金等総額1億28百万元(約20億38百万円)についての支払を求める訴訟を浙江省杭州市中級人民法院に提起されました。これに対し、FTHWは、亜翔に対して、2019年6月13日付で、クリーンルーム設置工事契約履行違反による違約金69百万元(約10億95百万円)の損害賠償請求を浙江省杭州市中級人民法院に提起し、現在係争中であります。」
半導体ウエーハ工場建設をめぐり、クリーンルーム工事代金請求とFTHW側の違約金請求が係争中であることを追加的に開示している。既存の基礎工事・追加工事訴訟と合わせ、建設関連訴訟の範囲が広がっている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「中国建築第八工程局有限公司より、2019年4月10日付(訴状送達日は2019年5月28日)で、建物基礎工事代金等総額48百万元(約7億45百万円)についての支払を求める訴訟を浙江省杭州市蕭山区人民法院に提起されておりましたが、2020年8月17日に工事代金等総額34百万元(約5億20百万円)と遅延損害金の支払を命じる判決が言い渡されました。」
FTHWの半導体ウエーハ工場建設をめぐり、建物基礎工事代金等の支払を命じる判決が言い渡され、会社は控訴した。加えて、クリーンルーム工事や追加・変更工事をめぐる訴訟・反訴も係争中であり、建設関連訴訟リスクが拡大している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「これに対し、FTHWは、中建一局に対して、2020年4月16日付で、工場建設工事遅延に伴う工事請負契約に基づく違約金、未完成工事の他業者への工事代金等として1億88百万元(約28億87百万円)の損害賠償請求を浙江省杭州市中級人民法院に提起し、現在係争中であります。」
既存の半導体ウエーハ工場建設工事代金請求訴訟について、FTHW側も1億88百万元の損害賠償請求を提起した。複数の建設関連訴訟が係争中であり、訴訟に伴う債務を合理的に見積もって固定負債の「その他」に計上している。 - FY2020-Q3初出有価証券報告書
「杭州中欣晶圓半導体股份有限公司(以下、「FTHW」という。)は、中建一局集団建設発展有限公司(以下、「原告」という。)から2019年11月6日付(訴状到達日は2019年12月19日)で、半導体ウエーハ工場建設工事の追加・変更工事代金等総額386百万元(約6,022百万円)についての支払いを求める訴訟を浙江省杭州市中級人民法院に提起されました。」
FTHWが半導体ウエーハ工場建設工事の追加・変更工事代金等について、総額386百万元(約6,022百万円)の支払い請求訴訟を提起された。FTHWの土地使用権等には仮差押えが行われたが、会社は事業運営への支障はないとしている。