中国を含む海外生産・販売の不確定要素
FY2016に初出。24回の記載のうち14回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q2。直近の記載はFY2026。
ホシデンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。56社中27社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに31社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「ロシア・ウクライナ情勢の長期化・深刻化や中東情勢の悪化により、エネルギー価格や原材料価格の変動、為替相場の不安定化などが懸念されます。これらの社会的混乱は、今後その他の国でも起こる可能性があります。」
海外事業に関する地政学、エネルギー・原材料価格、為替の不確定要素を継続して記載している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間(2025年4月~2025年9月)の世界経済は、米国による追加関税措置や中東情勢の緊迫化、ウクライナ情勢の長期化などを背景に、不透明感が強い状況となりました。」
海外生産・販売環境について、米国の追加関税措置、中東情勢の緊迫化、ウクライナ情勢の長期化が新たな不確定要素として記載された。 - FY2024地政学リスクの直接影響はないがサプライチェーン波及を懸念有価証券報告書
「ロシア・ウクライナ情勢につきましては、現在当社グループに直接の影響はありませんが、サプライチェーンの混乱による顧客の工場稼働停止で、需要の減少が起きる可能性があります。」
ロシア・ウクライナ情勢による直接影響はないとしつつ、サプライチェーン混乱を通じた顧客工場停止・需要減少の可能性を記載している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「一方、ロシアウクライナ問題に引き続き、中東情勢の緊迫などの地政学リスクが、経済に不透明要素を与えております。なお、中東情勢につきましては、当社グループは輸送上の影響があるものの、現在その程度は軽微であります。」
従来のロシア・ウクライナ問題に加えて中東情勢の緊迫が新たな地政学リスクとして記載された。輸送上の影響は発生しているものの、現時点では軽微とされている。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「一方、ロシアウクライナ問題などの地政学リスクは継続しており、経済にも不透明要素を与えています。」
ロシア・ウクライナ問題などの地政学リスクが継続し、経済に不透明要素を与えていると記載している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「また、前年度末に起きました米国発金融不安につきましては落ち着きを見せているものの、ロシアウクライナ問題などの地政学リスクは継続しており、穀物など食品価格の高騰を含め世界経済の先行き不透明感は、一段と強まる可能性があります。」
米国発金融不安は落ち着きを見せる一方、ロシア・ウクライナ問題などの地政学リスクと食品価格高騰が継続し、世界経済の不透明感が一段と強まる可能性を記載している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「その対応の為、諸外国では金融引き締め政策を続けており、我が国との政策の違いにより、為替相場は第2四半期までは急激な円安が続いておりました。しかしながら、第3四半期では、米国の利上げ幅縮小見通しに加え、日銀の政策転換も相まって、円高方向に大きな揺り戻しが起きております。」
海外の金融引き締め、日米の政策差、急激な円安から円高方向への揺り戻しが記載され、海外生産・販売を取り巻く不確定要素が継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(2022年4月~2022年9月)の世界経済は、中国のゼロコロナ政策、ロシアのウクライナ侵攻等、不安定な世界情勢を背景にサプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰が続きました。」
中国のゼロコロナ政策、ロシアによるウクライナ侵攻、サプライチェーン混乱、原材料価格高騰が海外生産・販売を取り巻く不確定要素として継続・拡大している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「ロシアによるウクライナ侵攻問題は解決の目途が立っておらず、資源や食糧の高騰が続いており、中国のゼロコロナ政策によるロックダウンは経済の足かせとなっております。」
ロシアによるウクライナ侵攻、中国のゼロコロナ政策によるロックダウン、資源・食糧高騰が海外生産・販売を取り巻く不確定要素として新たに記載されている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「このような状況の下で、当社グループでは、移動体通信関連向け、自動車関連向けの売上は増加したものの、アミューズメント関連向けでは、新型コロナウイルス感染症による海外政府のロックダウン政策により、当社海外主力工場が一時的に稼働停止となったことにより売上が減少し、全体では減少いたしました。」
海外政府のロックダウン政策により海外主力工場の一時稼働停止が発生し、海外生産・販売を取り巻く不確定要素が操業停止と売上減少として実際に表れている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「このような状況の下で、当社グループでは、移動体通信関連向け、自動車関連向け、健康機器関連向けの売上は増加したものの、アミューズメント関連向けでは、新型コロナウイルス感染症による海外政府のロックダウン政策により、当社海外主力工場が一時的に稼働停止となったことで売上が大きく減少し、全体では減少いたしました。」
海外政府のロックダウン政策により海外主力工場が一時的に稼働停止となり、海外生産・販売を取り巻く不確定要素が実際の操業停止と売上減少として発生した。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2021年4月~2021年6月)の世界経済は、米国では、個人消費や雇用環境の改善、欧州では新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んだことによる行動制限緩和などにより、景気はプラス成長が見込まれます。一方、中国では経済成長は減速気味となっており、日本経済につきましては、度重なる緊急事態宣言による景気の下押し影響があり、経済成長はほとんど見込めない状況となっております。」
米国・欧州の回復要因がある一方、中国の成長減速、日本の緊急事態宣言による下押し、感染再拡大やロックダウンが海外生産・販売環境の不確定要素として継続している。 - FY2021-Q3地域別回復差と感染再拡大懸念有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間(2020年4月~2020年12月)は、世界各地域における新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、急激な経済の減速が鮮明となりました。第2四半期以降は感染拡大が落ち着きを見せはじめたこともあり、回復途上にありました。しかしながら、年末にかけて世界各地域で感染症が再拡大しはじめたことにより、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いております。地域別では、中国はいち早く感染拡大を抑制し、経済も堅調に回復していますが、欧米、日本では未だ低迷が続き低調に推移しました。」
中国経済は回復している一方、欧米・日本の低迷、年末にかけた感染症再拡大、世界経済の先行き不透明感が併存している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「欧米では感染再拡大の兆しがあり、経済への影響が懸念されます。」
欧米での新型コロナウイルス感染再拡大の兆しと経済影響への懸念が記載され、海外生産・販売を取り巻く不確定要素が継続している。中国では感染収束と経済成長が見込まれるとの記載もある。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2020年4月~2020年6月)の世界経済は、新型コロナウイルス感染症が企業業績、個人消費、雇用環境に大きな悪影響を与え、経済活動は停滞いたしました。中国では1月~3月に比べ回復が見られるものの、欧米ではまだ底を打ったとは言い難い状況にあります。また、このような状況の中、米中の対立は深くなりつつあり、世界経済には不透明感が漂っております。」
新型コロナウイルス感染症による世界経済の停滞、欧米経済の未回復、米中対立の深まりが記載され、海外生産・販売を取り巻く不確定要素が強まっている。 - FY2020対処有価証券報告書
「また、近年中国の生産拠点への依存度が高く、上記リスクが発生した場合の経営への影響が大きかったことから、主に東南アジアでの生産能力増強に力を入れ、リスク軽減に努めております。」
中国生産拠点への依存による海外事業リスクに対し、東南アジアでの生産能力増強をリスク軽減策として明示している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「また、米中貿易摩擦は一旦落ち着いたものの、イランとの地政学リスクが大きくなり、不透明感も漂っております。欧州においては、英国の「合意なき離脱」が一旦回避されたものの、景気の回復は緩やかなものとなっております。中国では米中貿易摩擦の影響を受け、個人消費が減速し、自動車販売は前年割れとなっております。さらには香港での人権問題もあり、先行きの不透明感が大きくなっております。」
イランの地政学リスク、欧州景気の緩やかな回復、中国の個人消費減速・自動車販売前年割れ、香港の人権問題など、海外生産・販売を取り巻く不確定要素が継続・拡大している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(2019年4月~2019年9月)の世界経済は、米国では良好な雇用環境を背景に個人消費は堅調に推移しておりますが、製造業を中心に景況感は低下しております。欧州でも、製造業を中心に景気の減速傾向が継続しており、着地点の見通せないブレグジットが不透明感を増しております。また、中国では、内需の回復が遅れているうえ、米中貿易摩擦の影響により、輸出入とも低調に推移し、景気は減速傾向になっております。」
欧州の製造業減速とブレグジット、中国の内需回復の遅れ・米中貿易摩擦による輸出入低調が記載され、海外事業環境の不確定要素が強まっている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2019年4月~2019年6月)の世界経済は、米国では、雇用環境の改善や個人消費の増加を背景に、景気は緩やかな回復が継続しております。欧州では、製造業を中心に景気は減速傾向であり、ハードブレグジットの気配が更に不透明感を増しております。中国では、内需が弱まっているうえ製造業は中国離れの傾向があり、成長は減速しております。日本経済につきましては、雇用環境は良好で、個人消費は持ち直しているものの、中国向けをはじめとして輸出が減少し、米中貿易摩擦の影響もあって先行きは不透明です。」
欧州の製造業減速とハードブレグジット、中国の内需弱含み・製造業の中国離れ、日本の輸出減少と米中貿易摩擦が記載され、海外事業環境の不確定要素が強まっている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「欧州においては、製造業を中心に景気は減速傾向となっており、混迷を続けるブレグジットがさらに影を落としております。中国では、米中貿易摩擦の影響から投資の抑制が行われ、景気は減速傾向にあります。」
欧州の製造業減速・ブレグジット、中国の米中貿易摩擦による投資抑制が記載され、海外事業環境の不確定要素が強まった。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間(平成30年4月~平成30年12月)の世界経済は、米国では雇用環境の改善や個人消費の増加を背景に景気は緩やかな回復を継続しておりますが、欧州においては、製造業を中心に景気の減速傾向がみられます。中国では米中貿易摩擦の影響を受け、個人消費の減速、投資の抑制がみられ、景気は減速傾向です。」
欧州では製造業を中心とする景気減速、中国では米中貿易摩擦を背景とする個人消費・投資の減速が記載され、海外事業環境の不確定要素が強まっている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「欧州においても緩やかな景気回復が続いておりますが、ブレグジットの交渉難航が懸念事項とされています。また、中国でも安定的な景気拡大が継続しておりますが、米国との貿易摩擦の影響が懸念されます。」
海外経済について、ブレグジット交渉の難航と米中貿易摩擦という新たな不確定要素が懸念事項として記載されている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
中国を含む海外生産・販売の不確定要素について、重要な変更がないとの説明がなされている。 - FY2016初出有価証券報告書
「特に近年は中国の生産拠点への依存度を高めつつあり、中国をはじめとする、これらの地域における海外事業は、さまざまな不確定要素による影響を受けやすく、特に以下に掲げるいくつかのリスクが内在しております。」
中国の生産拠点への依存度上昇を明示し、政治・経済、法規制、人材、増税、災害等のリスクを列挙している。