半導体市場における激しい競争
FY2016に初出。7回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2016。直近の記載はFY2024。
ルネサスエレクトロニクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。7社中2社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- FY2024悪化有価証券報告書
「また、熾烈な市場競争により、当社グループ製品の販売価格が急激な下方圧力に晒され、それを価格交渉や原価低減などの様々な収益性改善のための施策では補いきれずに、売上総利益率の悪化に見舞われる可能性があります。」
従来のシェア低下リスクに加え、販売価格への下方圧力、価格交渉・原価低減で補えない場合の粗利益率悪化、低収益製品の生産中止・減少の遅れによる収益性低下を具体的に追加している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループでは、競争力の維持強化に向けて、先端技術の設計、開発のプラットフォーム化、原価低減の推進、第三者との戦略的提携やさらなる企業買収の可能性の検討などの様々な施策に取り組んでおりますが、これらの施策を適時適切に行えなかった場合、製品のマーケットシェアが低下し、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」
競争激化に対し、先端技術、開発プラットフォーム、原価低減、提携・買収を用いる対応を継続している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「そして、最近では、当下期において、買収価額が1兆円を超える大型のM&Aが多数公表されるなど、こうした動きが加速しており、半導体業界各社の事業規模の差が顕著になっております。」
半導体業界の買収・統合による競争激化について、買収価額1兆円超の大型案件が多数公表され、業界各社の規模差が顕著になったと記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループでは、競争力の維持強化に向けて、先端技術の設計、開発のプラットフォーム化、原価低減の推進、第三者との戦略的提携やさらなる企業買収の可能性の検討などの様々な施策に取り組んでおります。」
競争激化に対し、先端技術、開発プラットフォーム、原価低減、提携・買収を用いる対応を継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「半導体市場は熾烈な競合状態にあり、当社グループは、製品の性能、構成、価格、品質などの様々な面で、国内外の多くの同業他社との激しい競争にさらされております。」
同業他社との競争、買収・統合・提携による競争激化、価格下落のリスクを継続して記載している。 - FY2016悪化有価証券報告書
「とりわけ、近年において、同業他社間による買収、統合、業務提携等が行われており、今後もその可能性がありますが、その結果、当社を取り巻く競争環境はさらに激化する可能性があります。」
同業他社間の買収・統合・提携を背景に、競争環境がさらに激化する可能性を明示している。 - FY2016初出有価証券報告書
「半導体市場は熾烈な競合状態にあり、当社グループは、製品の性能、構成、価格、品質などの様々な面で、国内外の多くの同業他社との激しい競争にさらされております。」
先端技術の設計、開発のプラットフォーム化、原価低減に取り組んでいるが、対応できない場合はシェアや粗利益率が低下する可能性を記載している。