欧州中央銀行の金融緩和縮小による景気下振れリスク
FY2017-Q2に初出。11回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017。直近の記載はFY2023。
大日光・エンジニアリングがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。57社中40社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに37社。
- FY2023悪化有価証券報告書
「一方、経営環境は、中国の景気停滞が長期化する兆しであること、ウクライナ・パレスチナ情勢等の地政学リスクが長期化していることに伴いあらゆるコストが増加していること等、世界経済全体の不確実性は引き続き高い状況が見込まれます。」
欧州を含む世界経済のリスクについて、ウクライナ情勢に加えてパレスチナ情勢等の地政学リスク長期化とコスト増加が示された。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「産業機器用は、一部製品の製造が中国より日本に移管となったこと、およびロシア・ウクライナ戦争の影響により欧州向け輸出が減少したこと等により、主に無錫子会社が減収となりました。」
欧州経済をめぐる不安定要因について、ロシア・ウクライナ戦争の影響による欧州向け輸出減少が無錫子会社の減収として現れた。 - FY2022悪化有価証券報告書
「欧米におけるインフレ抑制のための金融引き締め、ウクライナ情勢長期化によるロシア制裁継続等、世界経済全体が停滞感を強め、不確実性が高まる」
欧州を含む欧米の金融引き締め、インフレ、ウクライナ情勢・制裁継続が世界経済の停滞感と不確実性の要因として示された。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「欧州経済は、景気回復が続くものの、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け回復のペースは鈍化しました。」
欧州では景気回復が続く一方、新型コロナウイルスの感染再拡大により回復ペースが鈍化した。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「欧州の経済は、ECBが9月の理事会でマイナス金利の深堀や資産買入の再開を含む追加緩和策を決定する等、海外景気の減速に伴う製造業の低迷が続きました。」
欧州経済について、海外景気の減速に伴う製造業の低迷が継続し、ECBがマイナス金利の深掘りや資産買入再開を含む追加緩和策を決定した。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「欧州の経済は海外景気の減速に伴う輸出不振等により減速しました。」
欧州経済について、従来の回復ペース鈍化から、海外景気の減速と輸出不振による経済減速へと記載が進んだ。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「欧州でも、米国との間で続いている貿易摩擦が輸入関税引き上げという形で継続しており、さらにEU盟主であるドイツの政治的混乱、英国のEU離脱が具体的な段階に入ってきていることも含めて、不安定要素が顕現してきております。」
欧州景気のリスク要因について、金融緩和縮小やユーロ高に加え、米国との貿易摩擦、輸入関税引き上げ、ドイツの政治的混乱、英国のEU離脱の具体化が不安定要素として明示された。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「欧州では、ユーロ高による輸出の押し下げや寒波の影響などを受けて、景気回復のペースに鈍化が見られました。」
欧州景気の下振れリスクについて、ユーロ高や寒波の影響により景気回復ペースの鈍化が実際に見られたとされた。 - FY2017悪化有価証券報告書
「欧州では、緩やかな景気回復が続きましたが、欧州中銀が金融緩和縮小を決定したことによる影響が懸念され始めました。」
前四半期の金融緩和縮小の検討段階から、欧州中銀が金融緩和縮小を決定した段階となり、その影響が懸念され始めた。 - FY2017-Q3欧州景気リスクの要因がユーロ高へ移行有価証券報告書
「欧州でも緩やかな景気回復傾向が続いたものの、今春以降のユーロ高による景気下押しリスクが高まりつつあります。」
欧州の景気下振れリスクについて、前四半期の金融緩和縮小検討から、今春以降のユーロ高が新たな要因として示された。 - FY2017-Q2初出有価証券報告書
「欧州では、緩やかな景気回復が続きましたが、欧州中央銀行による金融緩和縮小が検討され始めたことから、景気下振れリスクも高まっております。」
欧州の緩やかな景気回復が続く一方、欧州中央銀行による金融緩和縮小の検討開始を背景に、景気下振れリスクが高まったと初めて明示した。