M&A・事業投資の回収遅延と業績貢献不足
FY2016に初出。7回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2024。
ユー・エム・シー・エレクトロニクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。83社中28社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに88社。
- FY2024再掲有価証券報告書
「また投資に対する回収、さらには利益の実現までにある一定の期間が必要であるとともに、投資の増加が収益を上回る可能性があります。」
M&A等の投資について、回収・利益実現の遅延や投資負担が収益を上回る可能性を引き続き記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「これらのアクションに応じて多額の資金需要が発生する可能性があるほか、のれんの償却やその事業の発展の鈍化、またその投資が必ずしも見込みどおりに当社グループの業績に寄与せず、業績貢献までに時間を要する可能性があります。」
M&A等の事業投資について、資金需要、業績貢献の遅延、投資回収の不確実性を引き続きリスクとしている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「市況の変化等に伴う収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(90百万円)として特別損失に計上しました。」
市況変化等により投資額の回収が見込めなくなったとの説明と減損損失の計上が、当第3四半期にも確認されている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「市況の変化等に伴う収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(3,568,860千円)として特別損失に計上しました。」
投資額の回収・業績貢献不足のリスクが、事業用資産の35億6,886万円の減損損失として通期で実現している。親会社単体でも関係会社株式評価損70億1,144万円を計上している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「市況の変化等に伴う収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(516,506千円)として特別損失に計上しました。」
市況変化等により投資回収が見込めなくなったとの説明と減損損失の計上が、当第3四半期にも確認されている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「市況の変化等に伴う収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(541,906千円)として特別損失に計上しました。」
市況変化等により投資額の回収が見込めなくなったとして、UMC Electronics(Dongguan)の資産について5億4,190万6千円の減損損失を計上している。投資回収・業績貢献不足のリスクが実際の損失として現れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「また投資に対する回収、さらには利益の実現までにある一定の期間が必要であるとともに、投資の増加が収益を上回る可能性があります。」
買収等に伴う資金需要、のれん、投資回収・利益実現の遅延、海外投資固有の障害をリスクとしている。