取引先業界の悪化と最終製品需要の減少
FY2016に初出。37回の記載のうち17回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
ユー・エム・シー・エレクトロニクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。67社中36社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに14社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「中国市場においては、需要低迷影響を受けて車載機器、産業機器は低調、その一方でOA機器市場では回復傾向が見られました。」
中国市場の需要低迷が車載機器・産業機器の通期業績に影響し、OA機器でも一部製品の生産終息により減収となった。顧客業界・最終製品需要の悪化が続いている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「(OA機器) 複合機やレーザープリンタ向け製品の生産が好調に推移、しかしながら中国市場の一部顧客において生産調整が入り、売上高は 181億61百万円 (前年同期比 5.5%減 )となりました。」
前年度中間期にはOA機器市場の回復傾向が示されていたが、当中間期は中国市場の一部顧客で生産調整が入り、OA機器売上高が前年同期比5.5%減となった。 - FY2025中国需要低迷とOA市場回復の通期併存有価証券報告書
「中国市場においては、需要低迷影響を受けて車載機器、産業機器は低調、その一方でOA機器市場では回復傾向が見られました。」
中国市場の需要低迷が車載機器・産業機器に実際に影響する一方、OA機器市場では回復傾向が示され、顧客業界・最終製品需要の動きが分化している。 - FY2025-H1中国自動車需要低迷と半導体・OA市場回復の併存有価証券報告書
「中国市場の需要低迷影響を受けて自動車関連は低調、その一方で半導体関連の設備投資やOA機器市場では回復傾向が見られました。」
中国市場の需要低迷により自動車関連が低調となる一方、半導体関連の設備投資とOA機器市場には回復傾向が見られ、顧客業界・最終製品需要の動きが分野別に分化している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「在宅需要の増産の反動及び市場での在庫水準の高止まりによるOA機器分野の低迷に加え、中国市場における車載機器分野及び制御機器製品の減少により、売上高は1,312億89百万円(前年同期比18.8%減)となりました。」
OA機器の需要反動・在庫高止まり、中国市場の車載機器・制御機器の減少が、通期売上高の前年同期比18.8%減として実際の業績に現れている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「(車載機器)電動自動車市場の拡大による需要増の状況は継続しているものの、日本車の中国市場における需要低迷の影響があり、また一部顧客との取引について第1四半期連結会計期間より代理人取引として収益を純額で計上したことにより、売上高は582億46百万円(前年同期比9.9%減)となりました。 (産業機器)省エネルギー等の設備投資は継続しているものの、制御機器製品の中国市場における不調及び半導体設備投資需要の低迷による取扱高の減少により、売上高は191億49百万円(前年同期比18.2%減)となりました。 (OA機器)在宅需要による増産の反動に起因する複合機やレーザープリンタ向け製品の取扱高の減少及び市場での在庫水準の高止まりに伴う影響を受け、売上高は225億96百万円(前年同期比38.5%減)となりました。」
主要3分野がいずれも減収となり、車載では日本車の中国市場における需要低迷、産業機器では半導体設備投資需要の低迷が新たに具体化している。OA機器の減収率も前年同期比38.5%減となっている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「(産業機器)中国のロックダウン影響の解消により生産が正常化したことに加え、省エネルギー投資も継続しているものの、制御機器製品の中国市場における不調により、売上高は130億4百万円(前年同期比7.9%減)となりました。 (OA機器)在宅需要による増産の反動に起因する複合機やレーザープリンタ向け製品の取扱高の減少、及び市場での在庫水準の高止まりに伴う影響を受け、売上高は160億12百万円(前年同期比29.1%減)となりました。」
中国市場における制御機器製品の不調と、OA機器市場での在庫水準の高止まりが新たに明示され、産業機器は前年同期比7.9%減、OA機器は29.1%減となった。顧客業界・最終製品需要の悪化要因が具体化している。 - FY2024-Q1車載部品逼迫とOA需要反動の顕在化有価証券報告書
「電動自動車市場の拡大による需要増の状況は継続しているものの、車載向け電子部品の逼迫影響があり、また一部顧客との取引について当第1四半期連結会計期間より代理人取引として収益を純額で計上したことにより、売上高は170億15百万円(前年同期比19.8%減)となりました。 (OA機器)在宅需要による増産の反動により複合機やレーザープリンタ向け製品の取扱高が減少し、売上高は84億28百万円(前年同期比15.4%減)となりました。」
電動自動車市場の需要増が続く一方、車載向け電子部品の逼迫が車載機器売上高の減少要因として現れている。また、OA機器では在宅需要による増産の反動で取扱高が減少している。 - FY2023車載・半導体・設備投資需要の増加基調有価証券報告書
「激しい競争は継続しているものの、車載機器、半導体、設備投資関連の需要の増加基調に加え、電子部品性能の高度化や搭載員数増による電子部品市場の拡大が見込まれております。」
顧客業界・最終製品需要について、競争継続を前提としつつ、車載機器、半導体、設備投資関連および電子部品市場の需要拡大を見込む説明が加わっている。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)日系既存顧客からの受注減少により、売上高は1億92百万円(前年同期比74.5%減)となりました。」
日系既存顧客からの受注減少が続き、コンシューマー製品の売上高は前年同期比74.5%減となった。前四半期の前年同期比67.7%減から減収率が拡大している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)日系既存顧客からの受注減少により、売上高は2億4百万円(前年同期比67.7%減)となりました。」
日系既存顧客からの受注減少が、コンシューマー製品の売上高前年同期比67.7%減として引き続き実績に現れている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「中国の一部地域での新型コロナウイルス感染症再拡大を受けたサプライチェーンの停滞に加え、世界的な情勢不安による半導体をはじめとする部品逼迫に伴う自動車メーカーの減産があったものの」
中国の感染再拡大と部品逼迫に伴う自動車メーカーの減産が、顧客の最終製品生産への実際の影響として当四半期にも記載されている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「日系既存顧客からの受注減少により、売上高は8億48百万円となりました。光ピックアップ関連製品の生産終了により、当連結会計年度の売上高はございません。」
日系既存顧客からの受注減少がコンシューマー製品の通期売上高8億48百万円として現れ、情報通信機器では光ピックアップ関連製品の生産終了により売上高がゼロとなった。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「半導体不足の影響による自動車メーカーの減産、一部地域における新型コロナウイルス感染症再拡大の影響による回復の遅れはあるものの、電動自動車向けの電動コンプレッサー向け部品、パワーコントロールユニット、DC-DCコンバーター等の製品が伸長し、売上高は612億4百万円となりました。」
半導体不足による自動車メーカーの減産と感染症再拡大による回復遅延が、車載顧客の最終製品・生産状況への影響として具体化している。一方、電動車向け製品の伸長も記載されている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「(産業機器)部品供給の逼迫等による市場全体の停滞及び一部のFA機器の取り扱い終了により、売上高は101億23百万円となりました。 (OA機器)複合機向けの製品において、ベトナムにおける主要顧客工場の新型コロナウイルス感染症による操業停止の影響があったものの、中国における主要顧客の取扱高が伸長したことにより、売上高は143億5百万円となりました。 (コンシューマー製品)一部の日系既存顧客の生産終了により、売上高は6億32百万円となりました。」
部品供給逼迫による産業機器市場の停滞、FA機器の取扱い終了、ベトナムの主要顧客工場の操業停止、日系既存顧客の生産終了が各製品分野の売上に実際に影響している。 - FY2022-Q1分野別の需要・生産影響の更新有価証券報告書
「(OA機器)複合機向けの製品において、ベトナムにおける主要顧客工場の新型コロナウィルス感染症による操業停止の影響があったものの、中国における主要顧客の取扱高が伸長したことにより、売上高は59億33百万円となりました。 (情報通信機器)光ピックアップ関連製品の生産終了により、当第1四半期連結累計期間の売上高はございません。」
ベトナムの主要顧客工場の操業停止がOA機器事業に影響した一方、中国の主要顧客の取扱高は伸長した。また、光ピックアップ関連製品の生産終了により情報通信機器の売上高がなくなっており、顧客業界・最終製品需要の影響が分野別に現れている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「サーバ、ストレージ、ネットワーク機器、新製品の取り扱い等が寄与したものの、中国市場向けFA機器の減少等により、売上高は317億84百万円(前連結会計年度比8.3%減)となりました。」
中国市場向けFA機器の減少が産業機器売上高の前期比8.3%減として実績に現れている一方、車載分野では自動車生産調整の影響下でも増収となった。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「(OA機器)複合機の需要減少により、売上高は128億60百万円(前年同期比10.4%減)となりました。」
複合機需要の減少が売上高の前年同期比10.4%減として現れている。車載以外にも顧客業界・最終製品需要の低迷が広がっている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「重要保安部品の電動車向けパワーコントロール製品は増加したものの、自動車生産台数の大幅な減少や生産調整の影響を受け、売上高は137億43百万円(前年同期比19.4%減)となりました。」
自動車生産台数の大幅な減少・生産調整が車載機器売上高の前年同期比19.4%減として実績に現れている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社が属するエレクトロニクス業界においては、車載機器の電子化の傾向は継続しているものの、新型コロナウイルスの影響を受けた世界的な工場の稼働停止など、大きく影響が及び始めました。産業機器関連市場においては、工作機械受注の落ち込みが続きました。」
新型コロナウイルスによる世界的な工場停止と工作機械受注の落ち込みが、顧客業界・最終製品需要の悪化要因として新たに明示されている。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「CASE(Connected、Autonomous、Shared & Services、Electric)への対応に伴い車載機器の電子化の傾向は継続しているものの、最大市場である中国のみならず、インドなどの新興国においても自動車販売台数の低迷が続き、全体としては厳しい状況となりました。 (OA機器)プリンター市場の需要減少により、売上高は211億94百万円(前年同期比6.5%減)となりました。」
自動車販売台数の低迷が中国からインドなどの新興国にも広がり、OA機器ではプリンター需要減少が売上減少として現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「CASE(Connected、Autonomous、Shared & Services、Electric)への対応に伴い車載機器の電子化の傾向は継続したものの、自動車販売台数は最大市場である中国のみならず、インドなどの新興国においても販売低迷等により前年同期より減少しました。」
中国に加えインドなど新興国でも自動車販売台数が前年同期より減少したと説明しており、顧客の最終製品需要の低迷が実際の市場環境として広がっている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「CASE(Connected、Autonomous、Shared & Services、Electric)への対応に伴い車載機器の電子化の傾向は継続したものの、自動車販売台数は最大市場である中国での販売低迷等により前年同期より減少しました。また、米国がハイテク製品分野で輸出規制を発令したことにより、通信機器や半導体などの産業において先行きに不透明感が生じました。」
中国での自動車販売台数減少や米国のハイテク製品輸出規制が実際の市場環境として現れており、顧客業界・最終製品需要の変動リスクが顕在化している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「(OA機器)プリンター市場の好調により、売上高は226億75百万円(前年同期比14.1%増)となりました。 (コンシューマー製品)主要顧客の一部製品の終息により、売上高は30億12百万円(前年同期比46.9%減)となりました。 (情報通信機器)比較的安定的な生産が見込まれる光ピックアップが主な製品となり、売上高は34億64百万円(前年同期比1.3%減)となりました。 (その他)アミューズメント機器の減少により、売上高は18億89百万円(前年同期比30.8%減)となりました。」
顧客製品の終息やアミューズメント機器の減少による減収が続く一方、プリンター市場の好調によるOA機器の増収もあり、顧客業界・最終製品需要の影響が分野別に分かれている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要顧客の一部製品の終息により、売上高は18億79百万円(前年同期比53.4%減)となりました。 (情報通信機器)比較的安定的な生産が見込まれる光ピックアップが主な製品となり、売上高は22億73百万円(前年同期比4.5%減)となりました。 (その他)アミューズメント機器の減少により、売上高は16億39百万円(前年同期比11.6%減)となりました。」
主要顧客製品の終息、情報通信機器の製品構成変化、アミューズメント機器の減少が、各分野の売上減少として実際に現れている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要顧客の一部製品の終息により、売上高は8億25百万円(前年同期比55.6%減)となりました。 (情報通信機器)スマートフォン案件が終息し、光ピックアップが主な製品となり、売上高は11億16百万円(前年同期比7.6%減)となりました。 (その他)アミューズメント機器の取扱が主な内訳になりますが、顧客の生産調整の影響により、売上高は7億11百万円(前年同期比34.9%減)となりました。」
顧客製品の終息、スマートフォン案件の終息、アミューズメント機器顧客の生産調整が、各分野の売上減少として実際に現れている。 - FY2018-Q3分野別に影響が分化有価証券報告書
「(OA機器)プリンター市場の回復に加えて、主要OA機器メーカー各社における当社のインハウスシェア上昇により、売上高は198億64百万円と前年同期に比べて40億69百万円の増加(25.8%増)となりました。 (コンシューマー製品)主要顧客である日系ブランドメーカーの市場における競争激化の影響を受け、売上高は56億76百万円と前年同期に比べて9億91百万円の減少(14.9%減)となりました。 (情報通信機器)スマートフォン案件の終息により、売上高は35億10百万円と前年同期に比べて20億62百万円の減少(37.0%減)となりました。」
OA機器ではプリンター市場の回復とインハウスシェア上昇により増収となった一方、コンシューマー製品では競争激化、情報通信機器ではスマートフォン案件終息による減収が続いており、顧客市場の影響が分野別に分かれている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要顧客である日系ブランドメーカーの市場における競争激化の影響を受け、売上高は40億37百万円と前年同期に比べて2億26百万円の減少(5.3%減)となりました。 (情報通信機器)スマートフォン案件の終息により、売上高は23億79百万円と前年同期に比べて14億95百万円の減少(38.6%減)となりました。」
日系ブランドメーカー市場の競争激化とスマートフォン案件の終息が、コンシューマー製品および情報通信機器の売上減少として当四半期にも実際に現れている。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要日系顧客の市場における低迷の影響を受け、売上高は18億59百万円と前年同期に比べて2億88百万円の減少(13.4%減)となりました。 (情報通信機器)記録再生用ドライブ向け製品の市場縮小を受け、売上高は12億8百万円と前年同期に比べて9億56百万円の減少(44.2%減)となりました。」
主要日系顧客市場の低迷と記録再生用ドライブ市場の縮小が、コンシューマー製品および情報通信機器の売上減少として当四半期にも現れている。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要日系顧客の市場における低迷の影響を受け、売上高は83億64百万円(前連結会計年度比33.4%減)となりました。 (OA機器)新興国市場の景気減速の影響により、売上高は214億90百万円(前連結会計年度比11.3%減)となりました。 (情報通信機器)記録再生用ドライブ向け製品の市場縮小を受け、売上高は68億94百万円(前連結会計年度比25.0%減)となりました。」
顧客市場の低迷、新興国景気の減速、記録再生用ドライブ市場の縮小が、複数製品分野の売上減少として通期業績に現れている。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要日系顧客の市場における低迷の影響を受け、売上高は66億68百万円と前年同期に比べて33億7千万円の減少(33.6%減)となりました。 (OA機器)OA機器市場の停滞により、売上高は157億95百万円と前年同期と比べ38億71百万円の減少(19.7%減)となりました。 (情報通信機器)記録再生用ドライブ向け製品の市場縮小を受け、売上高は55億72百万円と前年同期に比べて14億33百万円の減少(20.5%減)となりました。」
顧客市場の低迷、OA機器市場の停滞、記録再生用ドライブ市場の縮小が、複数製品分野の売上減少として引き続き実際に現れている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「(コンシューマー製品)主要日系顧客の市場における低迷の影響を受け、売上高は43億7百万円となりました。」
主要日系顧客の市場低迷がコンシューマー製品の売上高に引き続き実際の影響を及ぼしている。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「中華系顧客からの取扱高が伸長したものの、主要日系顧客の低迷の影響を受け、売上高は21億76百万円となりました。」
主要日系顧客の低迷、OA機器市場の停滞、海外大手メーカーの販売不振など、顧客業界・最終製品需要の悪化が実際の売上に影響した。 - FY2016初出有価証券報告書
「一般景気動向及び個人消費動向等により当社グループの取引先企業の属する業界の状況が悪化した場合や最終製品の販売状況が芳しくない場合等には、当社グループの受注状況に影響を及ぼす可能性があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
EMSの受注が顧客の業界動向や最終製品販売に連動するリスク。