製造装置の価格競争と素材・購入品価格上昇
FY2016に初出。19回の記載のうち17回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
芝浦メカトロニクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。21社中15社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに3社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「セグメント利益は、売上高の減少や原材料の高騰が主な要因となり、64百万円(前年同期比95.7%減)となりました。」
原材料高騰が流通機器システム部門の利益減少要因として実績に現れ、価格・購入品コスト上昇リスクが顕在化している。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「半導体前工程ではマスク向け装置、シリコンウェーハ向け装置が増加したものの、前年同期に想定以上に好調であった中国市場向けロジック/ファウンドリ向け装置が減少したほか、一部顧客の投資時期の変更の影響を受け半導体前工程全体では前年同期に比べ減少しました。」
顧客の投資時期の変更が、中国市場向けロジック/ファウンドリ装置など半導体前工程の受注減少として実績に現れている。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「なお、受注高は、半導体分野の後工程では先端パッケージ向け装置が堅調に推移しましたが、前工程ではウェーハ向け装置を中心に一部顧客の設備投資計画の見直しがあり、高水準であった前年同期に比べ減少しました。」
顧客の設備投資計画見直しがウェーハ向け装置の受注減少として実績に現れた。全体の受注高も46,586百万円、前年同期比20.9%減となった。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「なお、受注高は、半導体分野は全体として堅調に推移したものの、顧客の設備投資時期の見直しなどにより、高水準であった前年同期に比べ減少しました。一方FPD分野は低調に推移しました。この結果、当第2四半期連結累計期間における受注高は33,258百万円(前年同期比29.9%減)となりました。」
顧客の設備投資時期の見直しが受注減少として実績に現れ、全体の受注高は前年同期比29.9%減となった。FPD分野の低調さも継続している。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「FPD前工程では顧客の設備投資の影響を受け低調に推移しました。この結果、部門全体では前年同期に比べ受注高が減少し、11,521百万円(前年同期比47.2%減)となりました。」
顧客の設備投資の影響がFPD前工程の低調さと受注高の前年同期比47.2%減として実績に現れている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「一方でFPD分野は顧客の設備投資計画の見直しがあり、低調に推移しました。」
顧客の設備投資計画の見直しが、FPD分野の受注低調として引き続き実績に現れている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「FPD後工程では、大型パネル向け装置は堅調であったものの、一部顧客の投資計画後ろ倒しの影響により前年同期に比べ減少しました。」
一部顧客の設備投資計画の後ろ倒しが、FPD後工程の売上減少として引き続き実績に現れている。一方、半導体分野や大型パネル向けの一部需要は堅調とされている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「FPD後工程では、大型パネル向け装置は堅調であったものの、一部顧客の投資計画後ろ倒しの影響により前年同期に比べ減少しました。」
顧客の設備投資計画の後ろ倒しが、FPD後工程の売上減少として引き続き実績に現れている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「FPD(Flat Panel Display)業界については、顧客の投資計画の見直しの傾向が継続しました。」
顧客の設備投資計画の見直しが継続し、FPD前工程の受注減少や、FPD後工程の大型パネル向け装置の売上低調として実績に現れている。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「FPD後工程では、顧客投資計画の後ろ倒しがあり、大型パネル向け、中小型パネル向けとも低調に推移し、前年同期に比べ売上高が減少しました。」
顧客の設備投資計画の後ろ倒しがFPD後工程の売上高減少として実際に現れている。半導体後工程や真空応用装置でも売上減少が記載されている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「FPD後工程では、顧客投資計画の後ろ倒しがあり、大型パネル向け、中小型パネル向けとも低調に推移し、前年同期に比べ売上高が減少しました。」
顧客の設備投資計画の後ろ倒しがFPD後工程の売上高減少として実際に現れている。半導体後工程や真空応用装置でも売上減少が記載されている。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループの事業環境は、FPD(Flat Panel Display)業界については、大型パネル向け設備、中小型パネル向け設備ともに中国を中心に設備投資が継続しましたが、一部で納期延期や投資決定の遅れなどが見られました。半導体業界については、ロジック/ファウンドリ向け設備投資や中国での設備投資は堅調に推移しましたが、一部で投資決定の遅れやメモリ向け設備投資の回復の遅れなどが見られました。また、OSAT(後工程受託メーカー)での設備投資は抑制傾向が継続しました。」
FPDで納期延期・投資決定の遅れ、半導体で投資決定やメモリ投資回復の遅れ、OSATで投資抑制が実際の事業環境として記載されている。顧客設備投資の変動・抑制が継続して受注や売上に影響している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「真空応用装置では、車載関連・電子部品関連向け成膜装置を中心とした顧客設備投資計画の変更などにより受注高が減少しましたが、売上高は微増となりました。」
顧客設備投資計画の変更が、真空応用装置の受注高減少として引き続き実績に現れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「真空応用装置では、顧客設備投資計画の変更などにより、受注が減少しました。」
顧客の設備投資計画の変更が、真空応用装置の受注減少として引き続き実績に現れている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社の主要顧客であるエレクトロニクス業界は、各製品の価格競争も激しく製造装置への投資コストも抑制される傾向にあります。さらに、素材や購入品の価格高騰による製品の原価上昇という結果をもたらす可能性があります。」
顧客業界の価格競争、設備投資抑制、素材・購入品価格上昇による原価上昇を引き続きリスクとしている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「半導体前工程は、受注はファウンドリー向けが顧客の設備投資計画の変更などにより減少しましたが、中国メーカー向けが増加し、堅調に推移しました。売上は、ファウンドリー向けの受注減少の影響により、減少しました。」
顧客の設備投資計画の変更がファウンドリー向け受注の減少と売上減少として実際に現れている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「当社グループでは、FPD(Flat Panel Display)製造装置は、顧客投資が液晶からOLEDへ変化することによる投資計画変更の影響や、円高の影響などにより受注は減少しましたが、売上は中小型パネル向けを中心に増加しました。半導体製造装置は、受注は前年同期並みとなりましたが、売上は主にボンディング装置の需要停滞などもあり減少しました。」
顧客の投資計画変更、円高、ボンディング装置の需要停滞により、FPDおよび半導体製造装置の受注・売上への影響が実際に発生している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「FPD(Flat Panel Display)製造装置は、顧客の投資時期ズレ等の影響もあり受注は減少しましたが、売上は前年同期並みとなりました。半導体製造装置は、顧客の投資時期のズレやモバイル機器用製造装置の需要減などもあり受注は減少しましたが、前工程装置の売上が伸びたため、売上は増加しました。」
顧客の設備投資時期のずれやモバイル機器向け需要減少により、FPD・半導体製造装置の受注減少が実際に発生した。既存リスクのうち顧客の設備投資抑制・変動の側面が業績に現れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの主要顧客であるエレクトロニクス業界は、各製品の価格競争も激しく製造装置への投資コストも抑制される傾向にあります。さらに、素材や購入品の価格高騰による製品の原価上昇という結果をもたらす可能性があります。」
顧客業界の価格競争と設備投資抑制、素材・購入品価格上昇による原価上昇を挙げている。