医療費抑制政策と透析市場の構造的な厳しさ
FY2016-Q2に初出。30回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-08-14。
日機装がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに1社。
- 2026-08-14その他決算
「国内市場は弱含みで推移しましたが、欧州を中心とする海外市場が牽引し、増収となりました。」
国内市場の弱含みと、欧州を中心とする海外市場の牽引が併存している。 - FY2026-H1国内弱含み・海外拡大と中国競争激化有価証券報告書
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、国内医療機関による設備投資意欲は抑制的に推移した一方、欧州では需要が堅調に推移し、アジアでは患者数の増加や医療水準の向上を背景として市場は拡大基調です。中国では成長期待がある一方、現地メーカーの台頭により競争環境は変化しています。」
国内の設備投資意欲が抑制的である一方、欧州需要は堅調、アジア市場は拡大基調となった。中国では成長期待が残るものの、現地メーカーの台頭による競争環境の変化が新たに明示された。 - 2026-05-15悪化決算
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、国内医療機関による設備投資意欲が低下しています。」
国内の設備投資抑制に加え、中国では現地メーカーの台頭により競争環境が変化していると記載している。 - FY2025-H1国内市場縮小・競争激化と海外回復の併存有価証券報告書
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、日本国内は医療機関の設備投資意欲が低下しており、市場の縮小を背景に競争が激化しています。一方、海外市場においては、中国での需要回復が進んでいるほか、欧州市場は堅調に推移し、アジア地域でも患者数の増加や医療水準の向上により需要が伸び、市場が拡大しています。」
国内では医療機関の投資意欲低下、市場縮小、競争激化が明示された一方、中国の需要回復、欧州の堅調さ、アジア市場の拡大が記載され、地域別の差がより明確になっている。 - FY2024国内弱含み・海外回復有価証券報告書
「国内では医療機関の投資意欲が弱含みで、市場競争が激化していますが、海外では欧州やタイをはじめとするアジア市場の需要が好調に推移し、また中国市場は2023年末の一時的な需要減少から徐々に回復基調にあるとみています。」
国内の投資意欲低下・競争激化と、欧州・アジアの好調、中国市場の回復が併存する地域別の状況を記載している。 - FY2024-H1再掲有価証券報告書
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、国内需要はほぼ例年並みとなり、海外はタイ等のアジア、欧州市場の引き合いが好調に推移した一方、中国市場は一時的に需要が減少しました。」
国内需要はほぼ例年並み、タイ等のアジア・欧州は好調である一方、中国市場は一時的に需要が減少しており、地域別に状況が分かれる構図を継続している。 - FY2024-Q1中国一時減・国内横ばい・アジア欧州好調有価証券報告書
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、国内需要はほぼ例年並みとなり、海外はタイ等のアジア、欧州市場の引き合いが好調に推移した一方、中国市場は一時的に需要が減少しました。」
国内需要はほぼ例年並み、タイ等のアジア・欧州は引き合いが好調である一方、中国市場は一時的に需要が減少した。透析市場の地域別状況が分かれている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場は、国内需要は堅調に推移、海外は市場拡大の著しい中国が引き続き好調に推移しました。」
国内透析需要の堅調さと中国市場の好調が継続していると記載している。医療費抑制や患者数増加率鈍化による構造的な厳しさは残るが、足元の市場状況は安定している。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「メディカル事業の主要市場である血液透析市場は、国内需要は堅調に推移、海外は市場拡大の著しい中国が引き続き好調に推移しました。」
国内透析需要が堅調で、中国市場も好調に推移しており、医療費抑制や患者数増加率鈍化による透析市場の厳しさは事業実績上、一部緩和されている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「血液透析事業は、国内市場では、血液透析装置の買い替え需要は旺盛で受注は堅調に推移していますが、国内市場全体で半導体等の部品不足による納期調整が継続していることから、装置販売は減少しました。」
買い替え需要と受注が堅調である一方、部品不足による納期調整が継続し、国内透析装置販売の減少として影響が実際に表れている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「血液透析事業は、国内市場では、昨年拡大した個人用血液透析装置需要が一巡するなか、半導体等の部品不足による納期調整で装置販売は減少しました。」
個人用装置の特需一巡と部品不足による納期調整が、国内向け血液透析装置販売の減少として実際に表れている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「メディカル事業は、個人用血液透析装置の前年からの特需が一巡したことや原材料・部品不足による納期調整の影響を受けて国内向け血液透析装置販売は減少しました。」
個人用透析装置の特需一巡と原材料・部品不足による納期調整が、国内向け装置販売の減少として実際に表れている。 - FY2021対処有価証券報告書
「国内の血液透析患者数は中長期的には減少に転ずると予想されます。国内血液透析市場が減退する速度が当社グループの想定以上に早い場合には、新たな事業展開の準備が整わない結果、国内血液透析事業の経営成績等が悪化する可能性があります。」
中長期的な患者数減少リスクを継続して認識する一方、当年度は高機能透析装置への評価や個室透析需要により国内装置販売が好調と記載している。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「国内の血液透析装置の需要が引き続き活発に推移し」
国内透析市場の構造的な厳しさが残る中、血液透析装置の需要は引き続き活発に推移している。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「国内血液透析市場においては、2019年から販売している主力の高機能血液透析装置の評価が高く、また感染症対策として病室や個室での透析治療の需要が急速に高まったこともあって装置販売が好調に推移しました。」
国内透析市場の構造的な厳しさが残る中、高機能装置への評価と病室・個室透析需要を背景に装置販売が好調となった。 - FY2021-Q1対処有価証券報告書
「国内血液透析市場においては、2019年から販売している主力の高機能血液透析装置の評価が高く、また感染症対策として病室や個室での透析治療の需要が急速に高まったこともあって装置販売が好調に推移しました。」
厳しい国内透析市場において、高機能装置への評価と病室・個室透析需要を背景に装置販売が好調となり、市場環境の悪影響は一部緩和している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「特に国内血液透析事業は、医療機関の設備投資抑制による買い替えサイクルの長期化・買い替えの延期などにより、装置販売は前年同期比で減少しました。」
医療機関の設備投資抑制に加え、買い替えサイクルの長期化・延期が装置販売の減少として通期で表れている。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「特に国内血液透析事業は、医療機関の設備投資抑制による買い替えサイクルの長期化などにより、装置販売は前年同期比で減少しました。」
医療機関の設備投資抑制に加え、買い替えサイクルの長期化が装置販売の減少として表れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「国内血液透析事業は、医療機関への訪問自粛など営業活動の制約を受けたことにより、装置販売は前年同期比で減少しましたが、昨年から販売を開始した国内の新型装置の引合いは伸長しています。」
国内透析市場の厳しさに加え、感染症拡大に伴う営業活動制約が装置販売の減少として実際に表れている。一方、新型装置の引き合いは伸長している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「国内の血液透析事業においては、透析患者数の伸びの鈍化など市場環境は引き続き厳しい状況にあります。競争の激化による単価下落に加え、新型血液透析装置の上市を見据えた購入先送りなどの影響もあり、当第2四半期の装置販売額は当初想定に比し低調な結果となりました。」
国内透析市場の厳しさに加え、競争激化による単価下落、新型装置を見据えた購入先送りが明示され、装置販売が当初想定を下回った。物流費などの経費増加も医療部門の減益要因となっている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「国内血液透析事業の市場環境は厳しさを増していますが、海外での装置販売が伸長し、売上収益・セグメント利益は微増となりました。」
国内血液透析事業の市場環境が従来の厳しい状態からさらに厳しさを増していると記載している。一方、海外装置販売の伸長により、医療部門全体では売上収益・セグメント利益が微増となった。 - FY2018悪化有価証券報告書
「メディカル事業において、主力である国内血液透析事業では、医療経済環境の変化に加え、競争環境が更に激しくなることが見込まれます。」
国内透析市場の成長鈍化に加え、競争環境がさらに激しくなる見通しを示している。一方、装置需要と消耗品販売の回復も記載している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「国内の血液透析市場においては、透析患者数の伸びの鈍化や競争環境の過熱を受け、市場環境は依然厳しい状況にありますが、低迷した前年と比較すると、血液透析装置需要は当第2四半期以降回復してきており、買い替え需要で販売伸長した一昨年を上回る水準で推移しています。」
患者数の伸びの鈍化と競争環境の過熱により市場の厳しさは継続している一方、透析装置需要は前年から回復している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「国内市場においては、透析患者数の伸びの鈍化や競合他社との価格競争が激化しており、市場環境は引き続き厳しい状況にあると見ています。」
国内透析市場では患者数の伸びの鈍化に加え、競合他社との価格競争が激化していると記載している。一方、透析装置需要の持ち直しや消耗品販売の伸長も示している。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「国内の血液透析市場では、医療経済環境が厳しさを増す中で透析装置販売は依然として低調ですが、血液回路など消耗品販売が増加し、国内市場の売上収益を下支えしています。」
国内透析市場では医療経済環境の厳しさが増し、透析装置販売の低調が継続している。一方、消耗品販売の増加が国内売上を下支えしている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「国内の血液透析市場では、医療経済環境の変化を受けて、透析装置やダイアライザーの販売が低調に推移していますが、海外市場では、透析医療が発展途上である中国での市場拡大や欧州での販売が伸長し、血液透析関連事業全体では売上高は増加、利益は前期並みとなりました。」
国内透析市場の販売低調は継続しているが、中国・欧州の海外販売伸長により、血液透析関連事業全体の売上高は増加し利益は前期並みとなっている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「主力の血液透析関連事業においては、国内市場に向けた透析装置やダイアライザーの販売が低調となったものの、欧州や中国等の海外市場の販売が伸長し、売上高は増加、利益は前年同期並みとなりました。」
- FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「国内の血液透析市場では、都市部を中心に透析装置の販売が低調で国内事業が伸び悩みました。」
医療費抑制や患者数増加率鈍化を背景とする国内透析市場の厳しさが、都市部を中心とした装置販売低調と国内事業の伸び悩みとして表れている。 - FY2016-Q3再掲有価証券報告書
「メディカル事業においては、国内の血液透析市場は、政府による医療費の抑制施策の推進や透析患者数の増加率の鈍化など、転換期を迎えており、中長期的には厳しい事業環境が続くものと見込まれています。」
医療費抑制政策と透析患者数増加率の鈍化による国内透析市場の厳しい見通しを継続している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「国内の血液透析市場は、政府による医療費の抑制施策の推進や透析患者数の増加率の鈍化など、転換期を迎えており、中長期的には厳しい事業環境が続くものと見込まれています。」
医療費抑制と患者数増加率の鈍化により、国内透析市場が中長期的に厳しくなる見通しを示している。