主要需要産業の操業度・設備投資と競争激化による収益変動
FY2017に初出。19回の記載のうち9回が「再掲」。直近の記載は2026-05-14。
栗田工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。53社中28社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに13社。
- FY2026-H1再掲有価証券報告書
「精密洗浄は一部顧客の工場稼働率低下の影響があり減少しましたが、超純水供給事業を含む継続契約型サービスとメンテナンスは増加しました。 水処理薬品は、一部の国・地域の市場環境に弱さがあったことに加え、円高に伴う円換算額の目減りを吸収できず減収となりました。」
一部顧客の工場稼働率低下や一部国・地域の市場環境の弱さが精密洗浄・水処理薬品の減少要因となる一方、継続契約型サービス等は増加しており、需要産業の稼働度による収益変動を継続して記載している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「ペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.(電子市場)の有形固定資産(建物使用権資産含む)の減損損失は、一部の主要顧客の半導体工場の稼働率低迷や工場建設計画の変更、遅延の影響により建設中のアイルランドと米国アリゾナ州の精密洗浄工場の使用価値が著しく低下したため認識しております。」
主要顧客の半導体工場稼働率低迷に加え、工場建設計画の変更・遅延が精密洗浄事業の資産価値低下と減損につながった。 - FY2025-H1後退有価証券報告書
「国内では、製造業の生産活動は、一部自動車メーカーの生産停止解除や半導体などの電子部品の在庫調整の伸展から持ち直しの動きがみられ、設備投資は、高水準の企業収益を背景に底堅い動きが続きました。」
前期に記載された半導体関連需要の低迷や自動車メーカーの生産停止に対し、生産停止解除や電子部品の在庫調整の進展による顧客生産活動の持ち直しを記載している。ただし、欧州・中国や一部アジアには弱さが残っている。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当社グループを取り巻く市場環境は、国内においては、新型コロナウイルス感染症の5類移行による社会活動の正常化を背景とした個人消費の増加や原材料等の供給制約の解消により製造業の生産活動は、持ち直しに向かっていたものの、半導体関連需要の低迷や一部自動車メーカーの生産停止の影響などにより、年度後半にかけて回復の動きが鈍化しました。」
供給制約の解消や社会活動の正常化による回復要因がある一方、半導体関連需要の低迷に加え、一部自動車メーカーの生産停止が顧客の生産活動の回復鈍化要因として具体化した。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「前年同期に好調であったメンテナンスは横ばいとなり、水処理薬品は、主に中国での顧客工場稼働率低下の影響を受け、減少しました。」
中国の顧客工場稼働率低下が水処理薬品事業の減少要因となる状態を継続して記載している。 - FY2024-Q2中国顧客工場の稼働率低下影響の追加有価証券報告書
「継続契約型サービスやエンジニアリング洗浄の伸長がありましたが、前年同期に好調であったメンテナンスが需要一巡により減少したことに加え、主に中国での顧客工場稼働率低下の影響を受け薬品事業で減少しました。」
半導体市況悪化による国内・米国の顧客工場稼働率低下に加え、中国の顧客工場稼働率低下が薬品事業の減少要因として記載された。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「前連結会計年度に開始した超純水供給契約案件の売上貢献により、継続契約型サービスが増加した一方で、半導体市況悪化による国内および米国の顧客工場の稼働率低下の影響を受けた精密洗浄とメンテナンスで減少しました。」
半導体市況の悪化により国内・米国の顧客工場稼働率が低下し、精密洗浄・メンテナンスの受注に実際の減少影響が生じた。 - FY2023-Q2一部顧客工場稼働への供給制約影響有価証券報告書
「国内では、半導体不足などの原材料の供給制約により一部顧客の工場稼働に影響があったことから、受注高・売上高は、ともに前年同期と比べ横ばいとなりました。」
前四半期までの工場稼働率回復・堅調推移の記載に対し、半導体不足などの供給制約が一部顧客工場の稼働に影響したと記載している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「同分野向けのメンテナンス・サービスの受注高・売上高は、顧客の工場稼働率が堅調に推移したことを背景とした、増設および消耗品交換などの修繕案件の受注・売上計上により、ともに増加しました。」
顧客工場の稼働率が堅調に推移し、増設・消耗品交換などの修繕需要が受注高・売上高の増加につながっている。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「国内では、受注高・売上高は、製造業の生産活動回復の動きを受け、顧客の工場稼働率が上昇し、増加しました。」
製造業の生産活動回復を背景に顧客工場の稼働率が上昇し、水処理薬品事業の受注高・売上高が増加した状態を継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「国内では、受注高は、前年同期の機器類のスポット案件がなくなった影響もあり、微増にとどまりましたが、売上高につきましては、製造業の生産活動回復の動きを受け、顧客の工場稼働率が上昇し、増加しました。」
製造業の生産活動回復を受けて顧客工場の稼働率が上昇し、水処理薬品事業の売上高が増加したと記載している。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「国内では、製造業の生産活動回復の動きを受け、顧客の工場稼働率が上昇した一方、前年同期にみられた顧客の在庫積み増しの動きがなくなったことから、受注高・売上高は、ともに微増となりました。」
前期に顧客工場稼働率低下として現れていた需要環境について、製造業の生産活動回復を受けて工場稼働率が上昇したと記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「国内では、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞の影響を受け、電子産業などの一部顧客を除き、顧客の工場稼働率が低下したことにより、ともに減少しました。」
需要先の工場稼働率低下が水処理薬品事業の受注高・売上高の減少として引き続き現れている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「受注高・売上高につきましては、国内では、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞の影響を受け電子産業などの一部顧客を除き、顧客の工場稼働率が低下したことにより、受注高・売上高は、ともに減少しました。」
新型コロナウイルス感染拡大に伴う顧客工場の稼働率低下と、受注高・売上高の減少を引き続き記載している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「受注高・売上高につきましては、国内では、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞の影響を受け電子産業などの一部顧客を除き、顧客の工場稼働率が低下したことにより、受注高・売上高は、ともに減少しました。」
新型コロナウイルス感染拡大に伴う顧客工場稼働率の低下が、受注高・売上高の減少として引き続き現れている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「受注高・売上高につきましては、国内では、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞の影響を受け電子産業などの一部顧客を除き、顧客の工場稼働率が低下したことにより、受注高・売上高は、ともに減少しました。」
需要先の工場稼働率低下が新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞の実際の影響として現れ、受注高・売上高の減少につながったと記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「水処理薬品事業は主な需要先である鉄鋼、石油精製・石油化学、紙・パルプ産業等の工場操業度により需要が変動し、経営成績に影響を与える可能性があります。また、水処理装置事業は主な需要先である電子産業分野・一般産業分野の設備投資の動向により需要が変動し、経営成績に影響を与える可能性があります。なお、当社グループの事業分野における競合相手との競争激化による商品やサービスの価格下落等により、当社グループの収益性が低下する可能性があります。」
需要先の工場操業度・設備投資と競争激化による価格下落を、事業別の収益変動リスクとして明示している。