国内労働人口減少と技能継承のリスク
FY2019に初出。10回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2024。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。108社中34社が悪化側に。
- FY2024再掲有価証券報告書
「・サプライヤに対する人権その他ESG項目の監視強化 ・代替調達先確保 ・サプライチェーンBCMの協力体制構築 ・人権デューディリジェンス対応の強化」
サプライチェーンについて、代替調達先、人権デューディリジェンス、サプライチェーンBCM及び法令遵守体制の強化を継続している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「「建築・産業」や「エネルギー」、「インフラ」で順調に受注を伸ばしてきたことや、「精密・電子」においては部材不足の解消などから生産状況が改善し、前期末から高水準で推移していた受注残高の消化が進んだことで売上収益が増加しました。」
部材不足の解消により精密・電子事業の生産状況が改善し、受注残高の消化が進んで売上収益の増加に寄与した。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「前年に中国でのロックダウン影響を受けた「建築・産業」や「エネルギー」での需要回復が寄与したほか、「精密・電子」において部材不足の解消など生産状況の改善により、前期末からの受注残の消化が進んだことで売上収益が増加しました。」
部材不足の解消などにより精密・電子事業の生産状況が改善し、受注残の消化が進んで売上収益の増加に寄与した。 - FY2022引き上げ有価証券報告書
「サプライヤが人権抑圧などのESG/SDGs問題を起こすリスク ・サプライヤの後継者問題による廃業等の事業継続リスク」
サプライチェーンリスクの対象を、供給制約だけでなく、サプライヤーの人権・ESG問題や後継者問題による廃業まで拡張して整理した。 - FY2022-Q3供給制約の一部改善有価証券報告書
「各事業において第2四半期に上海におけるロックダウンの影響を受けた現地の海外子会社では工場稼働停止や物流停滞による製品の出荷遅れなどが生じていましたが、第3四半期に入り改善傾向にあります。」
上海のロックダウンに伴う工場停止・物流停滞・出荷遅れは第3四半期に改善傾向となったが、部材不足やサプライチェーン上の制約は継続している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「売上収益は、中国の一部地域でロックダウンによる工場停止や出荷延期などの影響が継続したほか、精密・電子事業において部材調達難による製品の一部出荷遅れなど下押し要因は生じたものの、高い受注水準などから全事業で前年同期を上回りました。」
部材需給の逼迫及び中国での感染再拡大に伴うロックダウンにより、一部事業活動への影響が実際に生じ、出荷延期や部材調達難による出荷遅れが発生した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「売上収益は、部材需給の逼迫や中国での感染再拡大によるロックダウンなど一部事業活動への影響があるものの、海外を中心に主要市場での需要拡大によって増収となりました。」
部材需給の逼迫及び中国での感染再拡大に伴うロックダウンにより、一部事業活動への影響が実際に生じている。 - FY2020対処有価証券報告書
「・グローバルでの人材確保・サプライチェーン最適化 ・属人化しない組織的な形式知化の推進」
労働人口減少に伴う後継人材不足、サプライチェーン、技術・ノウハウ継承リスクに対し、グローバルな人材・調達、組織的な形式知化を対策として明示した。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「国内工場の状況については、海外からの部品供給の停滞による影響は一部あるものの、全ての工場で稼働を継続しています。 今後の市場環境は、中国では事業活動が回復する一方、欧米や東南アジアなどでは引き続き制限されることが予想されます。また、サプライチェーンや流通の混乱、人の移動制限による原価上昇や納期遅延が発生する可能性があります。」
海外からの部品供給停滞が国内工場に一部影響していると記載し、感染症拡大に伴うサプライチェーン・流通混乱、原価上昇、納期遅延の可能性を追加的に示した。 - FY2019初出有価証券報告書
「・製造業全般の後継人材の不足・サプライチェーンリスク ・当社内において技術やノウハウが継受されずに不具合を発生させるリスク」
長期的な変動リスクとして、国内労働人口の減少に伴う後継人材不足、サプライチェーン上の問題、技術・ノウハウ継承不足による不具合発生を初めて整理して開示した。