サプライヤーの供給不足・費用増加による調達リスク
FY2017に初出。8回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q3。直近の記載はFY2026。
ハーモニック・ドライブ・システムズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。51社中33社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに24社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「また、2026年2月以降の中東情勢の緊迫化及びホルムズ海峡における通航制限により、原油をはじめとするエネルギー価格が高騰しており、原材料価格や物流コストの上昇を通じて当社グループの調達コストが増加する可能性があります。」
従来の供給不足・価格上昇リスクに加え、中東情勢とホルムズ海峡の通航制限によるエネルギー価格、物流コスト、調達リードタイムへの影響を具体化した。 - FY2024対処有価証券報告書
「高い生産能力の維持とサプライチェーン体制の強化による安定した部材調達、ITの積極投資による生産性向上と業務効率の改善をさらに推し進め」
調達リスクに対し、生産能力維持、サプライチェーン体制強化、IT投資による生産性向上を継続・強化する対応を示している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「原材料価格の高騰や半導体不足」
原材料価格の高騰と半導体不足が当四半期の外部環境として実際に記載され、供給・調達面のリスク要因が続いている。 - FY2022対処有価証券報告書
「生産面では当社製品の需要拡大に確実に応えるべく、自動化を中軸とした生産能力の増強、サプライチェーン体制強化、到達方針見直しによる安定した部材調達、また生産管理のデジタル化などの生産改革を確実に実施し、品質の向上、コスト低減、リードタイム短縮に取り組んでまいります。」
供給不足・部材調達リスクに対し、サプライチェーン体制強化、調達方針の見直し、生産管理のデジタル化を含む対応策を具体化している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループは、幅広いサプライヤーから原材料、部品及び生産設備を購入しておりますが、サプライヤーの供給不足、費用増加またはその他の理由により当社グループの利用量が制限される可能性があります。原材料、部品及び生産設備の価格上昇または利用制限があった場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。」
原材料・部品・生産設備の供給不足、費用増加、価格上昇、利用制限のリスクを引き続き記載している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループは、幅広いサプライヤーから原材料、部品及び生産設備を購入しておりますが、サプライヤーの供給不足、費用増加またはその他の理由により当社グループの利用量が制限される可能性があります。」
原材料・部品・生産設備について、サプライヤーの供給不足、費用増加、価格上昇、利用制限のリスクを引き続き記載している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループは、幅広いサプライヤーから原材料、部品及び生産設備を購入しておりますが、サプライヤーの供給不足、費用増加またはその他の理由により当社グループの利用量が制限される可能性があります。原材料、部品及び生産設備の価格上昇または利用制限があった場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。」
従来の原材料・部品に加えて生産設備も調達リスクの対象として明示され、価格上昇・利用制限の対象範囲が広がった。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループは、幅広いサプライヤーから原材料や部品を購入しておりますが、サプライヤーの供給不足、費用増加またはその他の理由により当社グループの利用量が制限される可能性があります。原材料や部品の価格上昇または利用制限があった場合、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。」
幅広いサプライヤーからの調達について、供給不足、費用増加、価格上昇、利用制限が業績に影響するリスクを初めて明示している。