海外事業展開に伴う政治・経済・規制等のリスク
FY2018-Q3に初出。5回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載はFY2026。
ハーモニック・ドライブ・システムズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。73社中36社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに30社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「なお、米国においては、2025年以降、追加関税措置が相次いで発動と停止を繰り返しており、通商政策の先行きは極めて不透明な状況にあります。」
海外事業リスクについて、米国の追加関税措置の発動・停止と、直接的な関税費用および顧客需要を通じた受注・売上への影響を新たに具体化した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当社グループが事業を行っている国もしくは地域と日本との間の、またはかかる国もしくは地域間の政治的、経済的関係の悪化・各国の政府による投資制限及びその他の規制の実施または増加・労働紛争、争議行為、ゼネストまたは労働環境におけるその他の障害」
海外事業リスクの列挙に、国・地域間の政治経済関係の悪化、政府による投資制限、労働紛争等が明示され、リスク範囲が広がった。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループは、グローバルに事業を展開しているため、次のような海外事業展開に関するリスクがあります。・各国の政治情勢及び経済状況の変化及び社会的混乱・海外市場の関連産業における景気の減速または後退・各国の予期しない法律や規制の変更(移転価格問題、当社の在外子会社及び関連会社による送金その他の支払いにかかる源泉徴収その他の税金の賦課または増税等)・各国における許認可の取得及び維持の困難性及び不確実性・取引制限または関税の変更・テロ、戦争、自然災害、悪天候、感染症その他の制御不能な要因」
海外事業に伴う政治・経済・規制・税務・許認可・災害・感染症等の多面的なリスクを引き続き記載している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「また、海外における事業の展開に際しては、投下資本の回収が当初の計画どおりに進まない場合があり、収益の増加よりも早く費用の増加が生じることがあります。これにより、当社グループの業績及び財政状態に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。」
従来の海外政治・経済・規制・災害・人件費・現地管理リスクに加え、許認可、源泉徴収等の税金、政府の投資制限、労働紛争、インフラ、知的財産権保護などを追加し、投下資本の回収遅延や費用先行による重大な影響を明示している。 - FY2018-Q3初出有価証券報告書
「当社グループは、グローバルに事業を展開しているため、次のような海外事業展開に関するリスクがあります。・各国の政治情勢及び経済状況の変化及び社会的混乱・海外市場の関連産業における景気の減速または後退・各国の予期しない法律や規制の変更・取引制限または関税の変更・テロ、戦争、自然災害、悪天候、感染症その他の制御不能な要因・人件費の著しい増加及び賃金上昇・文化の違いやその他の要因による現地の人材及び事業の管理の困難性」
グローバル展開に伴う各国の政治・経済情勢、法規制・関税、災害・感染症、人件費、現地管理などの多面的な海外事業リスクを初めてまとめて記載している。