原材料価格高騰・調達難・サプライチェーン混乱
FY2016に初出。14回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載は2026-05-15。
井関農機がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。108社中62社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに46社。
- 2026-05-15悪化決算説明資料
「※中東情勢による影響については、樹脂、オイル等のコスト増、また物流コストの上昇などが考えられ、 その一部については期中の価格転嫁を実施予定 また、塗装に係るシンナーの供給制約はあるが、調達先の多様化を進め操業継続を図っている」
中東情勢に伴う樹脂・オイル・物流コストの上昇可能性と、塗装用シンナーの供給制約が示された。一方、価格転嫁と調達先の多様化による対応も併記されている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「農機製品は価格改定実施に伴う4月以降の反動減や、一部生産遅延により減少となりました。」
サプライチェーン・供給制約に関連する生産遅延が実際に発生し、農機製品の減少要因として記載された。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「各地域で価格改定を実施しましたが、原材料価格高騰影響の全てをカバーするには至らず収益を圧迫、加えて販管費も増加しました。」
原材料価格高騰と供給制約が価格改定で吸収しきれず、営業利益の減少と収益圧迫として年間実績に現れた。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「農機製品はサプライチェーン混乱に伴う生産遅延や米価低迷・資材価格高騰による購買意欲減退に加え、前期にあった経営継続補助金の反動もあり減少しました。各地域で価格改定を実施しましたが、原材料価格高騰影響の全てをカバーするには至らず収益を圧迫、加えて販管費も増加しました。」
原材料価格高騰とサプライチェーン混乱が、国内の生産遅延、購買意欲減退、全社的な収益圧迫として実際に影響した。価格改定では高騰影響を全て吸収できなかった。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「営業利益は、原材料価格高騰影響などにより売上総利益は減少、加えて物流関連など販管費の増加もあり、前年同期比2,154百万円減少の2,567百万円(前年同期比45.6%減少)となりました。」
原材料価格高騰が売上総利益の減少として実際に利益へ影響し、物流関連費用の増加も加わった。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「なお、国内外ともに、原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱による供給制約に加えて、ロシアのウクライナ侵攻と各国政府のロシアに対する経済制裁の影響もあり、これまでにも増して先行き不透明な状況が続いております。」
原材料価格の高騰とサプライチェーンの混乱による供給制約が現下の事業環境として継続し、ロシアのウクライナ侵攻・経済制裁の影響も加わった。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、生産品の出荷・運搬に際し、輸送用コンテナやトラックの不足等から出荷が停滞するリスクがあります。」
従来の原材料価格高騰、供給逼迫、サプライチェーン停滞に加え、輸送用コンテナ・トラック不足による出荷停滞リスクが明示された。複数の取引先や輸送手段の確保による対応も示されている。 - FY2020再掲有価証券報告書
「このようなリスクを回避するため、各種原材料や部品等を複数の取引先からの調達を図っていますが、調達に関するリスクを完全に払拭できるものではなく、リスクが顕在化した場合や、サプライチェーンの停滞に起因する生産減等が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
複数調達による対応を示しつつ、調達難・サプライチェーン停滞のリスクと、仕入エンジン入荷遅れに伴う影響が継続している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「営業利益は、販管費の削減があったものの減収による粗利益減少に加え仕入エンジンの入荷遅れに伴う部品在庫の評価損の計上等により、前年同期比1,363百万円減少の3,162百万円(前年同期比30.1%減少)となりました。」
仕入エンジンの入荷遅れと、それに伴う部品在庫評価損の計上が引き続き実績として記載されている。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「営業利益は、販管費の削減があったものの減収による粗利益減少に加え仕入エンジンの入荷遅れに伴う部品在庫の評価損の計上等により、前年同期比367百万円減少の1,270百万円(前年同期比22.4%減少)となりました。」
仕入エンジンの入荷遅れと、それに伴う部品在庫評価損の計上が引き続き実績として記載されている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「仕入エンジンの入荷遅れに伴う部品在庫の評価損の計上等により、1,105百万円の損失(前年同四半期は営業損失744百万円)となりました。」
従来は供給逼迫やサプライチェーン停滞の可能性として記載されていたリスクについて、仕入エンジンの入荷遅れと、それに伴う部品在庫評価損が実際に発生した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「これらの価格が予想を大きく上回る急激な高騰や供給逼迫の長期化により、当社グループの業績が悪化する可能性があります。また、サプライチェーンの停滞に起因する生産減等が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
原材料価格高騰、供給逼迫、サプライチェーン停滞のリスクを同じ枠組みで継続記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「これらの価格が予想を大きく上回る急激な高騰や供給逼迫の長期化により、当社グループの業績が悪化する可能性があります。また、サプライチェーンの停滞に起因する生産減等が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
原材料価格高騰、供給逼迫、サプライチェーン停滞のリスクを同じ枠組みで継続記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「これらの価格が予想を大きく上回る急激な高騰や供給逼迫の長期化により、当社グループの業績が悪化する可能性があります。また、サプライチェーンの停滞に起因する生産減等が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
原材料価格、供給逼迫、サプライチェーン停滞を業績・財政状態への新たなリスクとして整理している。