ASEAN販売計画未達によるタイ工場の赤字・減損
FY2020に初出。10回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q2。直近の記載は2026-09-11。
日工がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。9社中4社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに4社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「当社の連結子会社であるNikko Asia(Thailand) Co.,Ltd.の清算に伴う事務費用見込額を計上したものであります。」
ASEAN販売計画・タイ事業に関するリスクが、Nikko Asia(Thailand)の清算決定と関係会社整理損402百万円の計上として顕在化している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当初想定していた収益が見込めなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
ASEAN販売・タイ事業に関する収益計画未達のリスクが、Nikko Asia及びNikko Nilkhosolに関する合計104百万円の減損損失として実際に発生した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「タイにおいて、新型コロナウイルス感染症拡大による労働力不足と洪水の影響によりタイ製造現法の工場の建設・稼働に遅れが発生しています。現時点において当社グループの連結財務諸表に与える影響は軽微であると考えていますが、今後の推移を注視してまいります。」
タイ製造現法に関する投資実行上のリスクについて、従来の工場建設遅延から建設・稼働の遅延へと記載範囲が広がっている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「タイにおいて、新型コロナウイルス感染症拡大による労働力不足と洪水影響によりタイ製造現法の工場建設に遅れが発生しています。現時点において当社グループの連結財務諸表に与える影響は軽微であると考えていますが、今後の推移を注視してまいります。」
10億円超のタイ工場投資に関して、新型コロナウイルス感染症拡大による労働力不足と洪水により工場建設の遅延が発生しており、投資計画の実行上のリスクが具体化している。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社の成長戦略として、2020年度、タイに製造現法を設立し、10億円を超える工場への投資を決めましたが、タイ及びASEAN諸国で毎年、安定的に当社のアスファルトプラントが販売できることがこの投資の前提となっております。しかしながら計画に反して当社のプラントがタイを始めとするASEAN諸国の顧客の支持を十分に得られず、計画台数を販売できなかった場合には工場が赤字となり、工場の減損リスクが生じます。」
10億円超のタイ工場投資について、ASEANでの販売計画未達が赤字・減損につながる投資リスクを初めて具体化している。