国際物流停滞による製品供給制約・品薄と物流費増加
FY2021-Q3に初出。11回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q1。直近の記載は2026-05-14。
やまびこがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。108社中62社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに46社。
- 2026-05-14悪化決算
「米国・イスラエルとイラン間の紛争に伴う原油価格の高騰や物流の混乱により、世界経済の先行きには不透明感が強まっています。」
国際物流について、紛争に伴う物流混乱が新たな懸念として示された。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「継続的に取り組んできた原価低減や国内外での価格改定効果に加え、前年同期と比べて海上運賃が下落したこと、為替が円安に推移したことなどから、営業利益は前年同期比1.5%増の61億円、経常利益は14.9%増の67億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は44.5%増の55億円となりました。」
前年同期と比べて海上運賃が下落し、利益押上げ要因となった。国際物流停滞に伴う物流費負担は引き続き緩和方向にある。 - FY2023対処有価証券報告書
「前期に実施した国内外での価格改定効果や海上運賃が大幅に低下したこと、為替が円安に推移したことなどが収益改善に寄与し」
海上運賃が大幅に低下し収益改善要因となった。前年度に積み上がった在庫の減少や販売進捗とも併せ、物流停滞・物流費負担の影響は一部緩和された。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「前年と比較して物流コストが大幅に低下したことなどが利益を押し上げ」
国際物流停滞に伴う物流コスト負担について、前年と比較して物流コストが大幅に低下し、利益押上げ要因となった。発電機の部品調達遅延も解消され始めている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「農業用管理機械事業は、国内で昨年の政府による経営継続補助金需要の反動に加え、中国都市封鎖の影響により一部仕入商品の調達が滞ったことなどから販売が減少しました。」
国際物流・供給制約について、中国都市封鎖等を背景とする一部仕入商品の調達停滞が販売減少要因として実際に現れた。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「前期に積み上がった北米子会社の製品および生産用部材の在庫の販売が今期順調に進捗し収益化が進んだ」
前年度に積み上がった北米子会社の製品・生産用部材在庫について、販売と収益化が順調に進み、在庫滞留による影響が一部緩和された。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「グローバルサプライチェーン全体の調整が追い付かず、製品や生産用部材の在庫が大幅に増加しました。」
物流停滞・供給不安に対して生産計画や資材調達の調整を進めたものの、サプライチェーン全体の調整遅れにより在庫が大幅に増加し、未実現利益の増加を通じて営業利益を圧迫した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「物流コスト上昇や原材料の価格高騰および供給不安の継続に加え、急激な円安ドル高の進行など、依然として先行き不透明な状況が続いています。」
国際物流の混乱・物流コスト上昇、原材料価格高騰・供給不安が継続し、価格転嫁の遅れや一部仕入商品の供給不足を伴う供給制約が続いている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「一方で、継続する国際物流の混乱に加え、ウクライナ情勢や中国都市封鎖などによる原材料の価格高騰、供給不安など、依然として先行き不透明な状況が続いています。」
国際物流の混乱が続くなか、中国都市封鎖による仕入商品の調達停滞が実際に発生し、供給制約要因が拡大した。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「当社グループを取り巻く市場環境は、新型コロナウイルスは各国でワクチン接種が普及したことで正常化に向かいつつあるものの、継続する国際物流の混乱や足元のウクライナ情勢などによる原材料の供給不安、価格高騰など依然として不透明な状況が続いています。」
国際物流の混乱が継続し、ウクライナ情勢等による原材料供給不安・価格高騰も加わった。国内農業用管理機械では一部商品で供給不足が前年に引き続き発生しており、供給制約が実際の事業に表れている。 - FY2021-Q3初出有価証券報告書
「国際物流の停滞や原材料価格の高騰など、先行き不透明な状況が続いています。海外小型屋外作業機械事業は、主力の北米や欧州では物流の停滞により品薄状態が続いているものの」
国際物流の停滞が経営環境上のリスクとして初めて明示され、北米・欧州の小型屋外作業機械では品薄状態が実際に続いていると記載された。物流費用の増加や積送品増加による未実現利益の増加も営業利益を圧迫している。