原材料・部品の供給中断と価格高騰
FY2016に初出。15回の記載のうち7回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2019-Q2。直近の記載はFY2024-Q3。
高松機械工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。55社中35社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに14社。
- FY2024-Q3対処有価証券報告書
「取引先である自動車メーカーの生産調整が継続しているものの、部品不足の影響が大きかった前年同期と比較して、需要は緩やかな回復傾向にあるため、売上高は堅調に推移し、営業損失は縮小しました。」
部品不足の影響が大きかった前年同期と比べて需要が緩やかに回復し、自動車部品加工事業の売上高・損益が改善した。供給制約リスクの影響は一部緩和された。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「生産面では、部品不足や材料費高騰の影響が継続したため、先行発注や代替品の調達、生産体制の見直しによる安定生産に努めました。」
部品不足・材料費高騰の影響が引き続き生産面に及んでおり、先行発注、代替品調達、生産体制見直しによる対応を継続。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「また、部品調達難や材料費高騰の影響が継続したため、先行発注や代替品の調達による安定生産や原価低減活動に努めました。なお、原材料価格等の高騰に対応するため、機械本体や各種オプション等の販売価格の改定を行っています。」
部品調達難と材料費高騰が引き続き生産・利益に影響し、先行発注、代替品調達、原価低減、販売価格改定で対応。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「受注が堅調に推移した一方で、部品調達難や原材料高騰の影響を受けたほか、あさひ工場の操業開始による減価償却費や諸経費の増加により、売上高、営業利益ともに減少しました。」
部品調達難と原材料高騰が、工作機械事業の売上高・営業利益の減少として実際に影響した。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「売上高では、長引く部品調達問題や、中国ロックダウンによる中国現地子会社の計画下振れ等が影響し、利益面では、原材料の高騰、営業活動の再開による販管費の増加、あさひ工場の操業開始による減価償却費や諸経費の増加が影響しました。」
部品調達問題、中国ロックダウン、原材料価格高騰が、工作機械事業の売上高・利益へ実際に影響した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当社グループの主力分野である工作機械業界は、2021年度の業界受注総額が1兆6,675億円(前年同期比68.7%増)となり、外需では2017年度を上回る過去最高受注額1兆1,012億円を記録するなど、好調な受注水準となる一方で、部品不足、原材料価格及び物流コストの高騰等による生産や出荷への影響が継続しました。」
部品不足、原材料価格高騰、物流コスト高騰が、従来の調達リスクとして実際に生産・出荷へ継続的な影響を及ぼした。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「材料費の高騰、部品不足及びコンテナ不足等による生産や出荷への影響が継続しました。」
従来の原材料価格高騰・部品供給リスクに加え、コンテナ不足を含む供給制約が生産・出荷への継続的な影響として顕在化。 - FY2021再掲有価証券報告書
「2社購買の推進や長納期品の先行発注など、サプライヤーとの連携強化のもと、適正な調達活動の実施と適正な在庫の維持管理に努めております。」
2社購買、先行発注、サプライヤー連携、在庫管理による調達リスク対応を継続。 - FY2020対処有価証券報告書
「当社グループは、2社購買の推進や長納期品の先行発注など、サプライヤーとの連携強化のもと、適正な調達活動の実施と適正な在庫の維持管理に努めております。」
供給中断・不足リスクに対し、2社購買、長納期品の先行発注、サプライヤー連携、在庫管理を対応策として明示した。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「生産面では、生産性の向上をはかりながらフル生産を続けてきましたが、需要増加によって主要部品の供給が安定せず、計画の一部において生産の進捗遅れが生じました。」
主要部品の供給不安が第3四半期累計でも生産計画の進捗遅れとして実際に発生しており、調達難リスクの顕在化が続いている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「生産面では、需要が高水準を維持している中、生産性の向上をはかりフル生産で対応してきましたが、需要増加によって主要部品の供給が安定せず、計画の一部において生産の進捗遅れが生じました。」
主要部品の供給不安が実際に生産の進捗遅れとして発生し、従来の調達難リスクが顕在化。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「一方で、要素部品の調達難の解消が進んでいないことが、依然としてリスク要因の一つとして存在しています。」
要素部品の調達難が依然として解消していないと説明。ただし、この四半期 filing で新たな悪化や数値的影響は示されていない。 - FY2018悪化有価証券報告書
「この見込金額は、10年ぶりに最高額を更新した平成29年暦年実績を上回る非常に高い水準であり、要素部品の調達難が納期や調達コストに影響を及ぼすことが懸念されております。」
需要拡大に伴う要素部品の調達難が、従来の供給中断・価格高騰リスクに加えて、納期や調達コストへの具体的な懸念として示された。 - FY2017再掲有価証券報告書
「原油価格の高騰や新興国の経済成長等を要因として原材料等の価格が予想以上に急騰した場合もしくは長期にわたって高騰が続いた場合には製造コストの増大により、当社グループの利益が減少する可能性があります。」
供給中断・不足に加え、原材料価格高騰による利益減少リスクを再確認。 - FY2016初出有価証券報告書
「取引先からの供給が中断した場合や製品需要の急増などによる供給不足が発生した場合には、取引先の変更や代替品への切り替えが困難となり、生産に著しい影響を受けることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。」
供給停止・不足と原材料価格上昇の双方を生産・利益へのリスクとして記載。