客先在庫調整による精密部品の生産・受注減少
FY2020-Q1に初出。14回の記載のうち6回が「対処」で、最初の「対処」はFY2022-Q1。直近の記載はFY2026。
日本発條がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。16社中9社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに2社。
- FY2026需要増・関税と固定費による減益有価証券報告書
「精密部品事業は、データセンター向け高容量HDDの需要の増加によりHDD用機構部品の売上数量が増加し、またインドの子会社を連結範囲に加えたことで、売上高は105,612百万円(前期比3.5%増)となりました。一方、固定費の増加や関税影響等により、営業利益は3,651百万円(前期比14.9%減)となりました。」
高容量HDD需要とインド子会社の連結で増収となった一方、固定費増加と関税影響により減益となっている。 - 2026-05-11悪化決算
「一方、固定費の増加や関税影響等により、営業利益は3,651百万円(前期比14.9%減)となりました。」
精密部品事業では売上数量が増加した一方、固定費の増加や関税影響により営業利益が減少している。 - FY2026-H1需要増と関税・固定費による利益減有価証券報告書
「精密部品事業は、データセンター向け高容量HDDの需要の増加によりHDD用機構部品の売上数量が増加し、またインドの子会社を連結範囲に加えたことで、売上高は50,812百万円(前年同期比2.0%増)となりました。一方、米国追加関税の先行負担の影響や固定費の増加等により、営業利益は1,312百万円(前年同期比23.2%減)となりました。」
高容量HDD需要とインド子会社の連結により売上高・数量は増加した一方、米国追加関税の先行負担と固定費増により営業利益は減少している。 - FY2025対処有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、BEV(Battery Electric Vehicle)の需要が踊り場を迎える一方、HEV(Hybrid Electric Vehicle)が好調となり当社製品の需要が増加しました。情報通信関連事業においては、データセンター向け高容量HDDの需要回復によりHDD用機構部品の数量が増加しました。」
BEV需要の踊り場に対してHEV需要が好調となり、高容量HDD需要も回復した結果、精密部品事業は売上高前期比7.9%増、営業利益前期比549.4%増となった。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、BEV(Battery Electric Vehicle)の需要が踊り場を迎える一方、HEV(Hybrid Electric Vehicle)が好調となり当社製品の需要が増加しました。情報通信関連事業においては、データセンター向け高容量HDDの需要回復によりHDD用機構部品の数量が増加したため、売上高は49,830百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は1,709百万円(前年同期は営業損失703百万円)となりました。」
自動車関連ではHEV需要、情報通信関連では高容量HDD需要の回復により製品数量が増加し、精密部品事業は営業損失から営業利益へ転じている。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、半導体等の部品供給不足の影響により落ち込んでいた生産が回復したものの、動力光熱費等の固定費増の影響を大きく受けました。また、情報通信関連事業においては、HDDメーカーの生産調整により数量が減少しました。この結果、売上高は、117,181百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益は3,087百万円(前年同期比77.1%減)となりました。」
半導体等の部品供給不足から自動車関連の生産が回復し、精密部品事業の売上高減少幅は前四半期の11.0%減から5.1%減、営業利益減少幅は93.4%減から77.1%減へ縮小した。一方、固定費増とHDDメーカーの生産調整による数量減少は継続している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、半導体供給不足等による自動車メーカーの生産調整からの持ち直しの動きはみられるものの、動力光熱費等の固定費増の影響を大きく受けました。また、情報通信関連事業においては、HDDメーカーの生産調整により数量が減少しました。この結果、売上高は74,791百万円(前年同期比11.0%減)、営業利益は644百万円(前年同期比93.4%減)となりました。」
自動車関連では生産調整からの持ち直しがみられる一方、固定費増とHDDメーカーの生産調整が重なり、精密部品事業の減収幅と営業利益の減少幅が拡大している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、半導体供給不足等による自動車メーカーの生産調整からの持ち直しの動きはみられるものの、動力光熱費等の固定費増の影響を大きく受けました。また、情報通信関連事業においては、HDDメーカーの生産調整により数量が減少しました。 売上高は37,225百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は482百万円(前年同期比88.5%減)となりました。」
自動車関連では生産調整からの持ち直しがみられる一方、固定費増とHDDメーカーの生産調整が重なり、精密部品事業は減収、営業利益は前年同期比88.5%減となっている。 - FY2023半導体・HDD生産調整による数量減へ有価証券報告書
「売上高については、自動車関連事業において、半導体供給不足等による自動車メーカーの生産調整の影響、情報通信関連事業においては、HDDメーカーの生産調整の影響等により数量が減少し、減収となりました。」
従来の客先在庫調整による数量減から、半導体不足による自動車メーカーの生産調整とHDDメーカーの生産調整による数量減へ、主な要因の説明が変化している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「自動車関連事業においては、半導体供給不足等による影響はあるものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響から持ち直したことや、HDD関連部品が引き続き堅調に推移したことにより増収となりました。」
客先在庫調整等による前期の数量減からは回復し、自動車生産の持ち直しとHDD関連部品の堅調さを背景に精密部品事業の増収・増益が続いている。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、懸架ばね事業、シート事業と同じく半導体供給不足等による影響、および原材料価格や物流コストの高騰を受けたものの、情報通信関連事業においては、HDD用サスペンションの需要が引き続き好調に推移しており、売上高は119,187百万円(前年同期は95,896百万円)、営業利益は14,488百万円(前年同期比244.2%増)となりました。」
前期に記載された客先在庫調整等による精密部品の数量減に対し、HDD用サスペンション需要の好調により増収・増益が継続している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「情報通信関連事業においては、HDD用サスペンションの需要が引き続き好調に推移しており、売上高は77,358百万円(前年同期は56,984百万円)、営業利益は8,679百万円(前年同期は営業損失297百万円)となりました。」
精密部品事業ではHDD用サスペンション需要が引き続き好調で、売上高が増加し、営業利益も前年同期の営業損失から黒字に転じている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「精密部品事業は、自動車関連事業においては、懸架ばね事業、シート事業と同様、自動車生産台数の増加により、また情報通信関連事業においては、HDD用サスペンションの需要増等により堅調に推移し、売上高は36,870百万円(前年同期は25,447百万円)、営業利益は3,302百万円(前年同期は営業損失2,175百万円)となりました。」
前期に客先在庫調整等による数量減が記載されていた精密部品事業について、自動車生産台数とHDD用サスペンション需要の増加により増収となり、営業利益も黒字に転じている。 - FY2020-Q1初出有価証券報告書
「精密部品事業は客先在庫調整等による数量減により、売上高は34,182百万円(前年同期比13.7%減)、営業利益は940百万円(前年同期比73.8%減)となりました。」
客先在庫調整等による数量減が精密部品事業の売上高・営業利益の減少として実際に発生している。生産高、受注高、受注残高も前年同期比で減少している。