国内外の経済環境の不透明感
FY2016-Q2に初出。38回の記載のうち22回が「再掲」。直近の記載はFY2026-H1。
新報国マテリアルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より6年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。176社中131社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに66社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間会計期間における経済情勢は、米国関税政策の継続や中東地域における緊張状態の長期化懸念など、複雑な地政学リスクを背景に先行き不透明な状況が続いております。」
米国関税政策の継続に加え、中東地域の緊張状態が長期化する懸念を新たに具体化し、地政学リスクが複雑化したとの説明へ変化している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当事業年度における経済情勢は、米国による大規模関税の実施と、地政学的リスクの高まりにより、依然として世界経済への影響が懸念される不透明な状況が続いております。」
従来の関税交渉や国際情勢への懸念が、米国による大規模関税の実施と地政学的リスクの高まりとして具体化された。半導体設備投資の下期減速にもつながったと説明している。 - 2026-03-05悪化株主総会
「当事業年度における経済情勢は、米国による大規模関税の実施と、地政学的リスクの高まりにより、依然として世界経済への影響が懸念される不透明な状況が続いております。」
米国の大規模関税と地政学的リスクを明示し、不透明な経済環境への懸念を再確認している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間会計期間における経済情勢は、米国と主要国の関税交渉は一層厳しさを増し、世界経済への影響が懸念される状況が続いております。また、当社が関わる半導体製造装置関連においては設備投資が後ろ倒しの傾向が見られるなど先行き不透明な状況になっておりますが、中長期的には投資は増加すると見込まれていることから、当社は引き続き競争力の向上、新たなマーケットの開拓に努め事業の安定化を図ってまいります。」
従来の半導体市場回復遅れや国際情勢への懸念に加え、米国と主要国の関税交渉の厳しさと半導体製造装置の設備投資後ろ倒しが具体化し、先行き不透明感が強まっている。一方、中長期的な投資増加の見込みも併記されている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当事業年度における経済情勢は、緩やかな回復基調にある一方、不安定な国際情勢や資源・エネルギー価格の高騰による物価上昇などにより、依然として先行き不安定な状況が続いております。」
緩やかな回復基調に触れつつも、不安定な国際情勢、資源・エネルギー価格高騰、物価上昇による先行き不安定との認識を再確認している。 - FY2024-H1再掲有価証券報告書
「当中間会計期間において、社会経済活動の正常化が進む一方で円安などによる物価上昇など経済情勢は不透明な状況が続いております。」
社会経済活動の正常化が進む一方、円安・物価上昇を背景とする経済情勢の不透明感が続くとの認識を再確認している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期累計期間において、社会経済活動の正常化が進む一方で円安などによる物価上昇など経済情勢は不透明な状況が続いております。」
社会経済活動の正常化が進む一方、円安や物価上昇を背景とする経済情勢の不透明感が続いていると説明している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症対策の緩和により経済活動が正常化し始めた一方で、原材料の高騰や急速な円安などによる物価の上昇など、経済情勢は先行き不透明な状況が続いております。」
新型コロナウイルス感染症対策の緩和と経済活動の正常化に触れつつ、原材料高騰、円安、物価上昇による先行き不透明感が続くとの認識を再確認している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、経済活動が正常化し始めた一方で、原材料の高騰や急速な円安などによる物価の上昇など、先行き不透明な状況が続いております。」
新型コロナウイルス感染症の5類移行と経済活動の正常化に触れつつ、原材料高騰、急速な円安、物価上昇による先行き不透明感が続くとの認識を再確認している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症への警戒が和らぎ始めた一方で、原材料やエネルギー価格の高騰など、先行き不透明な状況が続いております。」
新型コロナウイルス感染症への警戒が和らぎ始めた一方、原材料・エネルギー価格の高騰を背景に先行き不透明な状況が続くとの認識を示している。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症は、感染力の強い変異株による感染が再拡大をみせるなど未だ収束が見通せない状況です。また、半導体不足に代表される世界規模でのサプライチェーンの混乱、そしてロシアのウクライナ侵攻による経済制裁の影響もあり、工業用資源から日用品に至るまであらゆる物の価格が高騰しており、更には急速な円安進行がみられるなど、経済の不安定要素が広がっています。」
変異株による感染再拡大、サプライチェーン混乱、経済制裁、物価高騰および円安進行による経済の不安定要素が、前四半期から継続している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症は、感染力の強い変異株による感染が再拡大をみせるなど未だ収束が見通せない状況です。また、半導体不足に代表される世界規模でのサプライチェーンの混乱、そしてロシアのウクライナ侵攻による経済制裁の影響もあり、工業用資源から日用品に至るまであらゆる物の価格が高騰しており、更には急速な円安進行がみられるなど、経済の不安定要素が広がっています。」
変異株による感染再拡大、サプライチェーン混乱、経済制裁、広範な物価高騰に加え、急速な円安進行が新たに具体化され、経済環境の不安定要素が拡大している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期累計期間において、新型コロナウイルス感染症は、ワクチン接種の進展等により感染者数は減少傾向にありますが、変異株による再拡大の懸念もあり収束が見通せない状況です。また、半導体不足に代表される世界規模でのサプライチェーンの混乱、そしてロシアのウクライナ侵攻による経済制裁の影響もあり、工業用資源から日用品に至るまであらゆる物の価格が高騰するなど、世界経済の不安定要素が広がっています。」
ワクチン接種による感染者数減少に触れつつも、変異株による再拡大、サプライチェーン混乱、ロシアのウクライナ侵攻に伴う経済制裁、広範な物価高騰など、世界経済の不安定要素を新たに具体化している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当事業年度において、新型コロナウイルスは、デルタ株から感染力が強いオミクロン株へと変化を遂げており、依然として収束が見えない不透明な状況が続いております。」
前四半期までのワクチン普及による景気持ち直しへの期待から、感染力の強いオミクロン株への変化と収束見通しの不透明さを強調する表現へ変化している。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響はワクチン接種の普及などにより景気の持ち直しが期待されるものの、先行き不透明な状況が続いております。」
ワクチン接種の普及などによる景気持ち直しへの期待が示され、前四半期の感染拡大継続への言及から表現はやや緩和された。一方、先行き不透明感は継続している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響はワクチン接種への期待が高まる一方で依然として収まらず、先行き不透明な状況が続いております。」
ワクチン接種への期待に言及しつつも、新型コロナウイルス感染症が収まらず、先行き不透明な状況が続いているとの認識を再確認している。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により依然として厳しい状況にあり、先行き不透明な状況が続いております。」
新型コロナウイルス感染症の拡大による厳しい経済状況と先行き不透明感が続いていると説明しており、前年度末から認識に実質的な変化はない。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当事業年度において、新型コロナウイルスが瞬く間に世界に拡がり大きな混乱を引き起こしました。わが国においては、一時は緊急事態宣言が全面解除され経済活動が再開し始めたものの、感染拡大に歯止めがかからず、依然として厳しい状況が続いております。」
新型コロナウイルスの感染拡大と国内経済の厳しい状況が続いていると説明しており、前四半期からの経済環境認識を通期で再確認している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期累計期間において、新型コロナウイルスが瞬く間に世界に拡がり大混乱を起こしました。わが国においては緊急事態宣言が全面解除され経済活動が再開し始めたものの、依然として収束の見通しが立っておらず、予断を許さない状況が続いております。」
緊急事態宣言解除後に経済活動が再開し始めた一方、感染症の収束見通しが立たない状態が続いていると説明しており、経済環境の不透明感が深まっている。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間において、新型コロナウイルスが瞬く間に世界に拡がり大混乱を起こしております。わが国においては緊急事態宣言が全面解除され経済活動が再開し始めたものの、感染者数は再び増加傾向にあり依然として予断を許さない状況が続いております。」
新型コロナウイルスによる世界的な混乱が続く一方、国内では経済活動が再開し始めたものの感染者数が再増加し、予断を許さない状況との説明を継続している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期において、新型コロナウイルスが瞬く間に世界に拡がり大混乱を起こしております。わが国においても感染者は依然として増加しており、いつ終息するかまったく目途が立っておらず、不安は日に日に強まるばかりです。この混乱の中で世界経済は需要減退など混迷の一途を辿り、わが国経済もリーマンショックを上回る痛手を被るとも言われております。」
従来の米中貿易摩擦等による不透明感から、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大、需要減退、終息時期の不明確さによる経済環境の混乱へと懸念が大きく深刻化している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当事業年度におけるわが国の経済は、米中貿易摩擦などの影響を受け、生産や輸出の減速の動きが見え、先行き不透明な状況になっております。」
米中貿易摩擦による生産・輸出の減速と先行き不透明感を通期でも再確認している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦などの影響を受け、生産や輸出の減速の動きが見え、先行き不透明な状況になっております。」
米中貿易摩擦等による生産・輸出の減速と先行き不透明感を、前四半期に続いて記載している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の影響を受け、生産や輸出の減速の動きが見え、先行き不透明な状況になっております。」
米中貿易摩擦による生産・輸出の減速と先行き不透明感を、前四半期に続いて記載している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の影響を受け生産や輸出の減速の動きが見え、先行き不透明な状況になっております。」
従来からの米中貿易摩擦への懸念が、生産・輸出の減速として顕在化し、先行き不透明との説明が強まっている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当事業年度におけるわが国の経済は、米国の保護主義的な通商政策による米中貿易摩擦の影響など、先行きが懸念される状況もありますが、企業収益や雇用情勢の改善により、回復基調が継続しています。」
米国の保護主義的通商政策と米中貿易摩擦への懸念を示しつつ、企業収益・雇用情勢の改善による回復基調の継続を再確認している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、米国の保護主義的な通商政策による米中貿易摩擦の影響など、先行き不透明な状況もありますが、企業収益や雇用情勢の改善により回復基調が継続しています。」
従来の米国の政策動向への懸念が、米国の保護主義的通商政策による米中貿易摩擦の影響という具体的な懸念として示され、先行き不透明感が継続している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、米国の政策動向などの懸念材料から先行き不透明な状況もありますが、企業収益や雇用情勢の改善により回復基調が継続しています。」
米国の政策動向による先行き不透明感を示しつつ、企業収益・雇用情勢の改善による回復基調の継続を再確認している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、米国の政策動向などの懸念材料から先行き不透明な状況もありますが、企業収益や雇用情勢の改善により回復基調が継続しています。」
米国の政策動向を懸念材料として先行き不透明感を示しつつ、企業収益・雇用情勢の改善による回復基調の継続を説明している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当事業年度におけるわが国の経済は、国内においては、公共投資、民間設備投資の増加と個人消費の緩やかな回復、海外においては、米国、ヨーロッパの先進国をはじめ中国、アジア経済の堅調により、順調な回復を示しました。」
国内外の経済環境について、前四半期までの回復基調を通期でも再確認している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における我が国経済は、国内においては、公共投資、民間設備投資の増加と個人消費の緩やかな回復、海外においては、米国、ヨーロッパの先進国をはじめ中国、アジア経済の堅調により、順調な回復基調にあります。」
国内の公共投資・設備投資・個人消費および海外経済が堅調で、前四半期から続く回復基調を再確認している。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期累計期間における我が国経済は、国内においては、公共投資、民間設備投資の増加と個人消費の緩やかな回復、海外においては、米国、ヨーロッパの先進国をはじめ中国、アジア経済の堅調により、内外需とも底堅く推移し、回復基調が続いています。」
前回までの不透明・不安定との説明から、国内外の需要が底堅く推移し、回復基調が続いているとの説明へ変化している。 - FY2017-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期累計期間におけるわが国経済は政府、日銀の成長軌道に乗せるためのあらゆる施策が徐々に効果を上げつつあり、公共投資の増加、民間設備投資も底堅く、消費もわずかながら回復の兆しが見え始め内需は明るさが戻りつつあります。また、輸出も保護主義の台頭など懸念はあるものの米国、ヨーロッパの先進国経済が堅調であること、中国、アジア経済が持ち直していることなどを背景に底堅く推移しており、わが国経済は総じて緩やかな回復基調にあり、デフレ脱却の半歩を踏み出したと考えられます。」
前年度までの不透明・不安定との表現から、国内消費や輸出に回復の兆しがあり、国内外経済が緩やかな回復基調にあるとの説明へ変化した。一方、保護主義への懸念は残している。 - FY2016再掲有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、成長軌道に乗せるため、物価上昇率2%を目指した日銀のゼロ金利政策の導入、政府の一億総活躍社会、働き方改革、賃上げの呼びかけ、補正予算等、政府、日銀一体となって政策を総動員していますが、依然として消費の回復は遅れています。一方海外に目を転じれば、中国経済の先行き不透明、英国のEU離脱、アメリカにおいては、トランプ大統領の出現によるTPP離脱の可能性に象徴される保護貿易の台頭など、極めて不安定な状況にあります。」
国内消費の回復遅れと、中国経済、英国のEU離脱、米国の保護貿易台頭など、内外経済の不透明・不安定な環境を引き続き説明している。 - FY2016-Q3悪化有価証券報告書
「一方海外に目を転じれば、石炭価格は高騰していますが、原油等その他の資源価格の回復遅れ、アメリカでは大統領選の行方が混沌としており経済への影響が危惧され、中国はゾンビ企業の整理の遅れやバブル崩壊の危機は払拭されず、欧州は英国のEU離脱の影響が不透明な状況にあるなど、我が国経済が成長軌道に乗るには、内外とも極めて厳しい状況にあると言わざるを得ません。」
前回の資源価格・海外経済・英国のEU離脱に加え、米国大統領選、中国のゾンビ企業・バブル崩壊懸念などを具体化し、内外の環境を「極めて厳しい」と表現している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「また、世界経済は依然として原油価格をはじめとした資源価格の下落、中国や新興国経済の減速、アメリカ経済の先行き懸念、イギリスのEU離脱による金融不安等、不透明感が増している状況であり、我が国経済がデフレ脱却できるかどうかの正念場を迎えています。」
資源価格、海外経済、金融不安および国内消費の回復遅れを外部環境上の不透明要因として説明している。