サプライチェーン影響・部品不足による生産下振れ
FY2022-Q2に初出。13回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022。直近の記載は2026-07-28。
大同特殊鋼がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。34社中11社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに11社。
- 2026-07-28悪化決算
「これらの影響が、国際的なサプライチェーンの分断リスクを高める可能性があります。」
米国の関税政策、中国の輸出規制などを背景に、国際的なサプライチェーン分断リスクを明示している。 - FY2026再定義有価証券報告書
「半導体製造装置関連では、在庫調整が継続しておりましたが、2026年1月以降、AI用途の需要拡大を受けて、一部ユーザーでは在庫積み増しの動きが顕著になっており、今後、受注が増加していくことが期待されます。」
供給制約・在庫調整による下押しが続く一方、AI用途の需要拡大を受けた在庫積み増しが一部ユーザーで顕著となり、サプライチェーン影響の表れ方が変化した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「さらには、米国におけるトランプ政権の関税政策を含む諸政策の影響、中国国内経済の減速の一方で進展する輸出拡大策や現地生産へのシフト、…国際貿易の不安定化など、世界経済へ様々な影響があると考えられ、不確実性が高止まりしている状況にあります。」
サプライチェーン・貿易環境について、米国関税政策、中国の輸出拡大・現地生産シフト、国際貿易の不安定化が不確実性要因として追加的に示されている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「国際貿易の不安定化など国際的なサプライチェーンの分断リスクが増大しております。」
サプライチェーンリスクについて、米国の関税政策、中国の対抗措置、国際貿易の不安定化を背景に、分断リスクが増大したと記載している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「国内自動車サプライチェーンの混乱等によって、構造用鋼を中心に需要が減っていることに加え、産業機械関連の需要は、ステンレス鋼などにおいて、サプライチェーン内在庫調整等の影響で回復が遅れております。」
サプライチェーンの混乱・在庫調整による自動車・産業機械関連需要の下押しを再確認している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「自動車関連の受注は、半導体を中心とした部品の供給不足が緩和されたことなどにより、構造用鋼を中心に前年同期比で増加したものの、産業機械関連の需要は弱含んで推移しました。ステンレス鋼などにおいては、サプライチェーンにおける在庫調整が継続しており、前年同期比で減少しました。」
部品供給不足の緩和により自動車関連受注の一部は増加した一方、産業機械関連の弱含みとステンレス鋼等の在庫調整は継続している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「自動車関連の受注は、半導体を中心とした部品の供給不足が緩和されてきたことなどにより、構造用鋼を中心に前年同期比で増加したものの、産業機械関連の需要は弱含んで推移しました。ステンレス鋼などにおいては、サプライチェーンにおける在庫調整が継続しており、前年同期比で減少しました。」
部品供給不足の緩和により自動車関連受注の一部は増加した一方、サプライチェーンの在庫調整はステンレス鋼等で継続している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「特殊鋼の主要需要先である自動車関連の受注は、半導体を中心とした部品の供給不足が緩和されてきたことなどにより、構造用鋼を中心に前年同期比で増加したものの、ステンレス鋼などにおいては、サプライチェーンにおける在庫調整が継続しており、前年同期比で減少しました。」
半導体を中心とする部品供給不足は緩和され、自動車関連受注の一部は増加したと記載している。一方、ステンレス鋼等ではサプライチェーンの在庫調整が継続している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「このような状況の中、特殊鋼の主要需要先である自動車関連の受注は、半導体などを中心とした部品の供給不足に加え、中国におけるロックダウンの影響により、前年同期比で減少しました。同様に産業機械の受注も、供給制約の影響を受け減少基調となりました。」
半導体を中心とする部品供給不足、中国ロックダウン、供給制約による自動車・産業機械向け受注の減少が継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「特殊鋼の主要需要先である自動車関連の受注は、半導体や部品の供給不足に加え、中国におけるロックダウンの影響により、前年同期比で減少しました。同様に産業機械の受注も、供給制約の影響を受け減少基調となりました。」
半導体・部品の供給不足、中国ロックダウンおよび供給制約により、自動車関連受注の減少と産業機械受注の減少基調が実際に発生している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「足元では部品不足や新型コロナウイルス感染症の再拡大による生産調整により、回復のペースが鈍化しています。」
第3四半期に回復基調・増加基調とされていた自動車関連需要について、部品不足と感染再拡大による生産調整で回復ペースが鈍化したと記載している。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「主要需要先である自動車関連の受注は、部品不足による生産調整で回復のペースが鈍化していましたが、足元では今後の生産挽回に備えた在庫補填の動きにより増加基調となりました。」
部品不足による生産調整で鈍化していた自動車関連受注が、在庫補填の動きにより増加基調となり、サプライチェーン影響による下押しが弱まる局面を記載している。 - FY2022-Q2初出有価証券報告書
「サプライチェーンを通じた影響による下振れリスクや新型コロナウイルス感染症の動向など、先行きについては注視する必要があります。主要需要先である自動車関連の受注は、グローバルでの堅調な自動車需要を背景に回復していますが、足元では部品不足による生産調整で回復のペースが鈍化しています。」
サプライチェーンを通じた業績下振れリスクを明示し、自動車関連では部品不足による生産調整が実際に発生して回復ペースを鈍化させていると記載している。