新型コロナウイルス感染症による経済・事業活動への影響
FY2020に初出。6回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q2。直近の記載はFY2023-Q1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の再拡大の懸念、ウクライナ侵攻の長期化、部品供給制約の継続、急激な円安などの為替変動リスク等、引き続き厳しい状況が見込まれます。」
感染症の再拡大懸念と部品供給制約の継続を、事業活動・需要回復を下押しするリスクとして引き続き明示している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「アジア事業につきましては、変異株の流行とワクチン接種の遅れで新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響とインフレ懸念から、価格上昇への抵抗が強まりつつあります。」
アジアでは変異株の流行とワクチン接種の遅れに加え、感染症の経済影響、インフレ懸念、価格上昇への抵抗が新たに強まっていると記載している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「但し、新型コロナウイルス感染が再拡大しており、対策としての行動制限が需要悪化を再び引き起こす懸念も依然としてあり、気が抜けません。」
ロックダウン後にKUMA社の需要は回復したものの、感染再拡大と行動制限による需要悪化の再発懸念を明示しており、感染症リスクが継続・拡大している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「海外でも、経済活動の抑制が段階的に緩和されるなど、持ち直しの動きも見られるものの、欧州を始め感染症拡大の第二波の懸念もあります。これら感染症の収束が見通せない中で、経済活動の再開と感染予防の両立を進めるものの、引き続き先行き不透明な厳しい状況が見込まれております。」
経済活動の持ち直しを認めつつ、欧州を始めとする感染症第二波への懸念と収束見通しの不透明さを新たに強調している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「インドのマルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッド(KUMA社)では、新型コロナウィルスの感染症拡大からロックダウンによる操業停止が続き、鋼管の販売数量が前年同期比8割減など大幅に減少し営業赤字となりました。」
新型コロナウイルス感染症の影響が、KUMA社のロックダウン、販売数量の前年同期比8割減、営業赤字として具体的に発生した。 - FY2020初出有価証券報告書
「今後の見通しにつきましては、新型コロナウィルス感染症の影響により厳しい状況が続くと見込まれます。感染症が日本を含む全世界経済へ悪影響と下振れリスクをもたらし、先行き不透明感が一段と高まっております。足元の状況は前年度比約15%程度の数量減となっており、このトレンドは2020年度を通じて続くと想定し、販売数量見込みは、上期前年同期比△15.0%、下期前年同期比△6.9%、通期前年度比△11.0%としております。」
新型コロナウイルス感染症を、全世界経済への悪影響、国内外の操業・販売数量減少、先行き不透明感の高まりをもたらす新たなリスクとして明示している。