棚卸資産増加による営業キャッシュ・フロー圧迫
FY2018に初出。22回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載はFY2026。
丸一鋼管がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。139社中38社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに33社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「主な支出は法人税等の支払額216億5百万円、投資有価証券売却及び評価損益(△は益)55億4千7百万円であります。」
営業活動によるキャッシュ・フローは204億1,000万円へ減少し、棚卸資産の増減は41億9,000万円の支出となった。前年度に改善していた在庫による運転資金負担が再び発生している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「主な支出内容は、棚卸資産の増減額30億6千8百万円、法人税等の支払額137億4千9百万円などによるものであります。」
棚卸資産の増減が30億6,800万円の営業キャッシュ・フロー支出となり、FY2025通期に弱まっていた在庫による運転資金負担が上期に再び発生した。 - FY2025対処有価証券報告書
「原材料及び貯蔵品が28億3千9百万円減少しました。」
原材料及び貯蔵品は前年度末比28億3,900万円、製品は1億2,100万円減少し、棚卸資産の増減額は48億9,300万円の営業キャッシュ・フロー収入となった。前年度まで拡大していた在庫・運転資金負担は通期で弱まった。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「主な支出内容は、棚卸資産の増減額58億1千万円、法人税等の支払額39億6千万円などによるものであります。」
棚卸資産の増減が58億1,000万円の営業キャッシュ・フロー支出となった。原材料及び貯蔵品は前年度末比58億6,000万円、製品は23億7,500万円増加しており、FY2024通期に弱まっていた棚卸資産による運転資金負担が再び拡大している。 - FY2024対処有価証券報告書
「主な収入は、税金等調整前当期純利益383億5千8百万円、減価償却費65億6千3百万円、棚卸資産の増減額60億8千9百万円であります。」
棚卸資産の増減は60億8,900万円の営業キャッシュ・フロー収入となり、原材料及び貯蔵品も前年度末比22億5,100万円減少した。棚卸資産による運転資金圧迫は当期に弱まった。 - FY2024-Q3製品・原材料の増加が継続有価証券報告書
「製品 20,771 22,553 原材料及び貯蔵品 39,789 39,939」
前年度末比で製品が17億8,200万円、原材料及び貯蔵品が1億5,000万円増加しており、棚卸資産と運転資金負担の増加が続いている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「主な増減要因は、現金及び預金が45億6千3百万円・原材料及び貯蔵品が10億5千万円減少する一方、受取手形及び売掛金が42億2千2百万円増加・有価証券が長期からの振替も含め36億7百万円増加しました。」
原材料及び貯蔵品は前年度末比10億5,000万円減少し、製品も8億円弱減少した。前期まで拡大していた棚卸資産による運転資金負担は当四半期に弱まっている。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「主な増減要因は、原材料価格の高騰や円安の進行による海外子会社在庫の円換算差額もあり、原材料及び貯蔵品が107億9千2百万円、製品が31億9千万円増加し、売上の伸長および期末日が休日で売掛金の回収が翌月になったことから受取手形及び売掛金が67億4千万円増加しました。」
原材料及び貯蔵品107億9,200万円、製品31億9,000万円の増加が続き、原材料高・円安を背景とする棚卸資産と運転資金負担の拡大を再確認している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「主な増減要因は、原材料価格の高騰や円安の進行による海外子会社在庫の円換算差額もあり、原材料及び貯蔵品が129億1千4百万円、製品が27億7千8百万円増加したことによります。」
原材料及び貯蔵品が129億1,400万円、製品が27億7,800万円増加し、棚卸資産の増加による運転資金負担が再び拡大した。営業活動によるキャッシュ・フローでも棚卸資産の増減額が104億3,100万円の支出となっている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「主な増減要因は、原材料価格の高騰や円安の進行による海外子会社在庫の円換算差額もあり、原材料及び貯蔵品が52億8千9百万円、製品が16億5千3百万円増加した一方で、現金及び預金が運転資金負担の増加に加え、自己株式の取得等により35億7千3百万円減少したことによります。」
原材料及び貯蔵品が52億8,900万円、製品が16億5,300万円増加し、原材料価格高騰と在庫増加による運転資金負担が再び拡大した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「主な増減要因は、売上の伸長から受取手形及び売掛金が126億2千5百万円増加、原材料価格の高騰等により原材料及び貯蔵品が121億6千3百万円、製品が71億5千7百万円増加した一方で、現金及び預金が運転資金負担の増加に加え、自己株式の取得や新規連結子会社の持分取得等により165億9千3百万円減少したことによります。」
原材料及び貯蔵品が121億6,300万円、製品が71億5,700万円増加し、棚卸資産の増加が再び拡大した。運転資金負担等により現金及び預金も165億9,300万円減少している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「流動資産は、142億1千5百万円増加し1,834億7千1百万円となりました。売上の伸長から受取手形及び売掛金が44億3千5百万円増加、原材料価格の高騰等により製品が37億8千9百万円、原材料及び貯蔵品が68億3千4百万円増加したことによります。」
原材料価格の高騰等により製品と原材料及び貯蔵品が合計106億2,300万円増加し、棚卸資産の増減額は98億8,800万円の営業キャッシュ・フロー支出となった。棚卸資産による資金負担が再び拡大している。 - FY2022-Q1原材料高騰で棚卸資産が増加有価証券報告書
「原材料価格の高騰等により、製品が17億7千1百万円、原材料及び貯蔵品が37億7千5百万円増加したことによります。」
原材料価格の高騰等により、製品と原材料及び貯蔵品が合計55億4,600万円増加した。棚卸資産の増加による資金負担リスクが再び数値化されている。 - FY2021買収連結で棚卸資産は増加する一方、営業CFは確保有価証券報告書
「一方、丸一ステンレス鋼管㈱の新規連結等から受取手形及び売掛金が38億7百万円、原材料及び貯蔵品が51億1千万円増加したことによります。」
新規連結等により原材料及び貯蔵品が51億1,000万円増加した一方、棚卸資産の増減額は42億7,100万円の収入となり、営業活動によるキャッシュ・フロー243億5,500万円を確保した。 - FY2020対処有価証券報告書
「また、北米においては在庫の圧縮が急務であったことから、鋭意削減をすすめた結果、製品が16億2千4百万円、原材料及び貯蔵品が37億5千6百万円減少しました。」
北米で在庫圧縮を進め、製品と原材料及び貯蔵品が前年度末から減少した。棚卸資産増加による営業キャッシュ・フローへの圧迫は、営業活動によるキャッシュ・フローが297億3,900万円に改善する形で弱まった。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「主な増減要因は、譲渡性預金が満期になったことなどにより現金及び預金が130億2千8百万円増加し、有価証券が96億3千万円減少したこと、北米において在庫の圧縮をすすめたことから製品が10億6千9百万円、原材料及び貯蔵品が20億9百万円減少したことによります。」
北米で在庫圧縮を進めた結果、製品と原材料及び貯蔵品が前年度末から減少し、棚卸資産増加による資金負担は弱まっている。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「受取手形及び売掛金が19億8千万円、原材料及び貯蔵品が9億9千4百万円減少したことによります。」
原材料及び貯蔵品が前年度末から9億9,400万円減少し、前期に課題となっていた棚卸資産の増加圧力は当第2四半期にも弱まっている。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「主な増減要因は、譲渡性預金が満期になったことなどにより有価証券が10億5千2百万円、製品が4億5百万円、原材料及び貯蔵品が5億7千4百万円減少したことによります。」
製品と原材料及び貯蔵品が前年度末から減少しており、前期に課題となっていた棚卸資産の増加圧力は当第1四半期には弱まっている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「たな卸資産(製品、原材料及び貯蔵品)は、仕入価格上昇の単価要因に加え、数量ベースでも増加しており課題と認識しております。」
製品が23億32百万円、原材料及び貯蔵品が33億77百万円増加し、棚卸資産の増加による営業活動上の支出は59億58百万円となった。支出増が3期続いていることを課題としている。 - FY2019-Q3製品・原材料の増加が継続有価証券報告書
「現金及び預金が15億5千9百万円減少する一方、売上増から受取手形及び売掛金が22億2百万円、投資有価証券からの振替などにより有価証券が17億4千1百万円、仕入価格上昇などから製品が21億3千万円および原材料及び貯蔵品が30億2千2百万円増加しました。」
仕入価格上昇などを背景に、製品が21億3,000万円、原材料及び貯蔵品が30億2,200万円増加した。棚卸資産の増加が続いている。 - FY2019-Q2原材料増加継続も営業キャッシュ・フローは改善有価証券報告書
「現金及び預金が10億2千1百万円、投資有価証券からの振替などから有価証券が17億3千2百万円、仕入価格上昇などから原材料及び貯蔵品が15億1千5百万円増加しました。」
仕入価格上昇を背景に原材料及び貯蔵品が15億1,500万円増加した一方、棚卸資産による営業活動上の支出は20億8,700万円となり、前年同期の44億7,700万円から縮小して営業キャッシュ・フローは改善した。 - FY2018初出有価証券報告書
「たな卸資産(製品、原材料及び貯蔵品)の対前年度増加率が売上の伸長率を上回っており、この増加が課題となりました。」
棚卸資産の増加率が売上高の伸長率を上回り、棚卸資産の支出増によって営業活動によるキャッシュ・フローの収入が前年度比で減少したことを課題として初めて明示している。