電子材料・産業用構造材料の需要低迷
FY2017-Q1に初出。33回の記載のうち11回が「対処」で、最初の「対処」はFY2018-Q1。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。8社中1社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに4社。
- FY2026全体回復と中国子会社の需要減少リスクが併存有価証券報告書
「中国経済の停滞に伴い中国市場での電子材料の需要が減少し、収益性が低下したことにより減損の兆候があると判断いたしましたが、減損損失の認識の判定において、当該資産グループから得られる使用価値がその帳簿価額を上回っていたことから、減損損失を認識しておりません。」
電子材料全体ではスマートフォン・半導体需要の増加が記載される一方、中国市場の需要減少が松揚電子材料(昆山)の収益性低下・減損兆候として具体化している。ただし、当期は減損損失を認識していない。 - 2026-04-30実績引用決算
「主力事業分野である電子材料において、スマートフォン、及び半導体(PC、AIサーバー向けなど)の需要が増加したことに加え、産業用構造材料においても航空機用ハニカムパネル、及び水処理用FRP製圧力容器の売上高が好調に推移したことから、売上高は564億74百万円(前期比13.4%増)となりました。」
電子材料および産業用構造材料の需要回復・増加が通期業績に反映された実績を記載している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「ディスプレイ材料が軟調だったものの、産業用構造材料におけるハニカムパネルが回復してきたことに加え、主力事業分野である電子材料において、スマートフォン、及び半導体の需要が増加したことから、売上高は265億37百万円(前年同中間期比5.4%増)となりました。」
従来需要低迷が課題となっていた電子材料・産業用構造材料では、スマートフォン・半導体需要の増加やハニカムパネルの回復を記載している。一方、ディスプレイ材料は軟調であり、分野別の差は残っている。 - FY2025対処有価証券報告書
「主力事業分野である電子材料において、スマートフォン、及び半導体の需要が回復してきたことに加え、ディスプレイ材料が好調に推移したことから、売上高は498億15百万円(前年同期比18.3%増)となりました。」
電子材料のスマートフォン・半導体需要の回復とディスプレイ材料の好調により、従来の電子材料・産業用構造材料等の需要低迷による影響が弱まったことを通期業績で確認している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「主力事業分野である電子材料の他、産業用構造材料、ディスプレイ材料の各セグメントが好調に推移したことから、売上高は251億72百万円(前年同中間期比26.5%増)となりました。」
従来の電子材料・産業用構造材料の需要低迷に対し、両分野を含む主要セグメントが好調と記載され、グループ売上高も前年同中間期比26.5%増となっている。 - FY2024-Q3電子材料の減収・利益ほぼ消失と産業用構造材料の増収・減益が併存有価証券報告書
「産業用構造材料の売上高が増加したものの、主力事業分野である電子材料において、中国市場での需要減少が影響したことから、売上高は308億59百万円(前年同四半期比8.0%減)となりました。」
中国市場の需要減少を受けた電子材料の減収と、産業用構造材料の増収が併存している。電子材料のセグメント利益は前年同期比99.4%減の7百万円まで減少し、産業用構造材料も売上高は増加したが利益は13.7%減少した。 - FY2024-Q2電子材料大幅減収と産業用構造材料増収の併存有価証券報告書
「産業用構造材料の売上高が増加したものの、主力事業分野である電子材料において、中国市場での需要減少が大きく影響し、売上高が減少したことから、売上高は198億95百万円(前年同四半期比13.5%減)となりました。」
電子材料の中国市場需要減少による減収と、産業用構造材料の増収が併存している。 - FY2024-Q1電子材料減収と産業用構造材料増収の併存有価証券報告書
「産業用構造材料の売上高が増加したものの、当社グループの主力事業分野である電子材料において、中国市場での需要減少が大きく影響し、売上高が減少したことから、売上高は94億94百万円(前年同四半期比16.1%減)となりました。」
中国市場での需要減少により電子材料が減収となる一方、産業用構造材料は売上高が増加しており、分野別の業績差が継続している。 - FY2023-Q3電子材料減収と産業用構造材料・ディスプレイ材料増収の併存有価証券報告書
「当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の当第3四半期連結累計期間の業績は、電子材料の売上高は減少したものの、産業用構造材料及びディスプレイ材料の売上が増加したことから、売上高335億43百万円(前年同四半期比2.7%増)となりました。」
電子材料の売上高が減少する一方、産業用構造材料・ディスプレイ材料の売上が増加し、グループ全体では増収となっている。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「電子材料の売上が堅調に推移し、産業用構造材料及びディスプレイ材料の売上が増加したことから、売上高229億94百万円(前年同四半期比5.7%増)となりました。」
電子材料の売上が堅調に推移し、産業用構造材料およびディスプレイ材料も増収となっており、従来の需要低迷による売上面の影響は弱まっている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「電子材料分野では、フレキシブルプリント配線板材料(受注高14.5%増、生産高5.5%減、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)の販売が堅調に推移したこと等により、売上高は77億65百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。/産業用構造材料では、水処理用FRP製圧力容器の販売が増加したこと等により、売上高は17億48百万円(前年同四半期比7.4%増)となりました。」
電子材料と産業用構造材料の売上高はいずれも前年同期比で増加し、需要低迷による売上面の影響は弱まっている。一方、両分野のセグメント利益は減少している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「電子材料では、サプライチェーンの供給制約の影響により、主力の多機能携帯端末向けフレキシブルプリント配線板材料の販売が減少したことから、売上高は297億68百万円、セグメント利益は売上高の減少により29億7百万円(前年同期比2.5%減)となりました。/産業用構造材料では、航空機業界の低迷により航空機用材料の販売が減少したこと等により、売上高は70億53百万円、セグメント利益は売上高の減少により8億72百万円(前年同期比7.1%減)となりました。」
電子材料では供給制約、産業用構造材料では航空機業界低迷により、両分野で売上・利益面の悪化が通期で発生している。 - FY2022-Q3電子材料・産業用構造材料で売上減少、利益増加有価証券報告書
「電子材料分野では、主力のフレキシブルプリント配線板材料(受注高6.7%減、生産高1.9%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)で部品供給不足の影響により販売が減少したことから、売上高は228億31百万円(前年同四半期比3.9%減)となりました。セグメント利益は、販売の増加により23億73百万円(前年同四半期比8.0%増)となりました。/産業用構造材料分野では、航空機用材料の販売が減少したことから、売上高は52億10百万円(前年同四半期比19.2%減)となりました。セグメント利益は、品種構成の変化により6億59百万円(前年同四半期比3.1%増)となりました。」
電子材料は部品供給不足により売上高が減少した一方、セグメント利益は増加した。産業用構造材料も航空機用材料の販売減少により減収となったが、品種構成の変化により利益は増加している。 - FY2022-Q2電子材料改善・産業用構造材料悪化の継続有価証券報告書
「産業用構造材料の売上は減少しましたが、電子材料の売上が堅調であったことから」
電子材料の売上が堅調に推移する一方、産業用構造材料の売上が減少する分野別の差が継続している。 - FY2022-Q1電子材料改善・産業用構造材料悪化の併存継続有価証券報告書
「電子材料分野では、フレキシブルプリント配線板材料(受注高0.9%増、生産高11.5%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)の販売が堅調に推移したこと等により、売上高は76億64百万円(前年同四半期比11.2%増)となりました。セグメント利益は、9億59百万円(前年同四半期比24.8%増)となりました。/産業用構造材料では、航空機用材料が減少したこと等により、売上高は16億27百万円(前年同四半期比27.0%減)となりました。セグメント利益は、1億73百万円(前年同四半期比24.7%減)となりました。」
電子材料は売上高・セグメント利益とも増加した一方、産業用構造材料は航空機用材料の減少により売上高・セグメント利益とも減少しており、分野別の影響差が継続している。 - FY2021電子材料の改善と産業用構造材料の悪化が併存有価証券報告書
「電子材料では、主力の多機能携帯端末向けフレキシブルプリント配線板材料…の販売が堅調に推移したことにより、売上高は316億50百万円(前年同期比6.3%増)…産業用構造材料では、航空機用材料の売上が大きく減少しましたが車載向け材料の販売が始まったことから、売上高は88億42百万円(前年同期比1.5%減)」
電子材料は増収となった一方、産業用構造材料は航空機用材料の販売減少により減収となり、需要影響が分野別に分かれている。 - FY2021-Q2感染症影響の分野別顕在化有価証券報告書
「当社グループの新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響は、電子材料分野においては軽微にとどまりましたが、産業用構造材料、電気絶縁材料、ディスプレイ材料の各分野においては大きく影響を受けました。」
従来の需要低迷リスクに関連して、感染症の影響が電子材料では軽微である一方、産業用構造材料、電気絶縁材料、ディスプレイ材料では大きく顕在化したと記載している。 - FY2021-Q1対処有価証券報告書
「電子材料分野では、フレキシブルプリント配線板材料(受注高0.7%増、生産高8.2%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)の販売が増加したこと等により、売上高は68億90百万円(前年同四半期比5.2%増)となりました。/産業用構造材料では、航空機用材料や車載用材料の販売が増加したこと等により、売上高は22億31百万円(前年同四半期比2.6%増)となりました。」
電子材料および産業用構造材料で販売・売上高が前年同期比で増加し、従来の需要低迷リスクは売上面では弱まっている。一方、産業用構造材料の利益は開発経費増加により減少している。 - FY2020対処有価証券報告書
「電子材料では、主力の多機能携帯端末向けフレキシブルプリント配線板材料…の販売が堅調に推移したことにより、売上高は297億65百万円(前年同期比3.5%増)…産業用構造材料では、航空機用内装材料の売上が増加したことなどにより、売上高は89億74百万円(前年同期比6.9%増)」
電子材料と産業用構造材料の売上高はいずれも前年同期比で増加し、従来の需要低迷による売上面の影響は弱まっている。一方、電子材料の利益は減少している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「電子材料分野では、主力のフレキシブルプリント配線板材料(受注高3.8%増、生産高4.7%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)が堅調に推移しましたが、株式会社サトーセンのリジッドプリント配線板の販売が減少したこと等により、売上高は224億77百万円(前年同四半期比0.7%減)となりました。/産業用構造材料分野では、航空機用材料の販売が堅調に推移しましたが、水処理用圧力容器の販売が減少したこと等により、売上高は64億57百万円(前年同四半期比2.7%増)にとどまりました。」
電子材料ではリジッドプリント配線板、産業用構造材料では水処理用圧力容器の販売減少が生じ、両分野で需要・販売面の悪化が再び明示されている。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「電子材料分野では、主力のフレキシブルプリント配線板材料(受注高4.3%増、生産高7.0%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)を中心に、売上高は144億53百万円(前年同四半期比1.7%減)、セグメント利益は11億10百万円(前年同四半期比19.9%減)となりました。/産業用構造材料分野では、FW成形品、航空機用ハニカムパネル及びプリプレグを中心に、売上高は43億34百万円(前年同四半期比1.8%増)、セグメント利益は6億21百万円(前年同四半期比16.2%減)となりました。」
電子材料と産業用構造材料では受注・売上の一部に増加がある一方、両分野でセグメント利益が減少しており、需要・業績への影響が継続している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「電子材料分野では、主力のフレキシブルプリント配線板材料(受注高5.1%増、生産高12.6%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)を中心に、売上高は65億50百万円(前年同四半期比4.5%減)、セグメント利益は4億48百万円(前年同四半期比30.1%減)となりました。/産業用構造材料では、FW成形品、航空機用ハニカムパネル及びプリプレグを中心に、売上高は21億74百万円(前年同四半期比0.1%増)、セグメント利益は2億84百万円(前年同四半期比28.4%減)となりました。」
電子材料は売上高・セグメント利益が減少し、産業用構造材料も売上高はほぼ横ばいの一方でセグメント利益が減少している。受注高・生産高が増加した電子材料でも利益減少が生じており、需要低迷による業績影響が再び表れている。 - FY2019対処有価証券報告書
「電子材料では、主力の多機能携帯端末向けフレキシブルプリント配線板材料を中心に、売上を伸ばしました。/産業用構造材料では、FW成形品、航空機用ハニカムパネル及びプリプレグ、水処理用圧力容器などを中心に、売上を伸ばしました。」
電子材料、産業用構造材料の双方で売上を伸ばしたと記載しており、従来の需要低迷による影響は引き続き弱まっている。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「電子材料分野では、主力のフレキシブルプリント配線板材料(受注高7.0%増、生産高1.3%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)を中心に、売上高は226億32百万円(前年同四半期比13.8%増)、セグメント利益は22億40百万円(前年同四半期比4.0%減)となりました。/産業用構造材料分野では、FW成形品、航空機用ハニカムパネル及びプリプレグを中心に、売上高は62億91百万円(前年同四半期比18.1%増)、セグメント利益は10億40百万円(前年同四半期比29.3%増)となりました。」
電子材料と産業用構造材料の売上高はいずれも前年同期比で増加し、産業用構造材料は利益も増加している。電子材料は売上増加に対して利益が4.0%減少しており、改善は分野により異なる。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料の需要が堅調であったことと産業用構造材料の収益改善努力などにより、前年同期に比べ売上・営業利益ともに増加しました。」
電子材料需要の堅調さと産業用構造材料の収益改善努力により、前年同期比の増収・増益が継続している。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「電子材料分野では、主力のフレキシブルプリント配線板材料(受注高12.9%増、生産高8.9%増、前年同四半期比較、提出会社単体ベース)を中心に、売上高は68億60百万円(前年同四半期比16.2%増)、セグメント利益は6億44百万円(前年同四半期比8.7%増)となりました。/産業用構造材料では、FW成形品、航空機用ハニカムパネル及びプリプレグを中心に、売上高は21億72百万円(前年同四半期比31.5%増)、セグメント利益は3億97百万円(前年同四半期比57.5%増)となりました。」
従来の電子材料・産業用構造材料の需要低迷に対し、両分野で売上高とセグメント利益が前年同期比で増加し、需要低迷による業績影響がさらに弱まったことを記載している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料の需要が堅調であったことと産業用構造材料の収益改善努力などにより、前年同期に比べ売上・営業利益ともに増加しました。」
電子材料需要の堅調化と産業用構造材料の収益改善努力により、増収・増益が第3四半期累計でも継続している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料の需要が堅調であったことと産業用構造材料の収益改善努力などにより、前年同期に比べ売上・営業利益ともに増加しました。」
電子材料需要の堅調化と産業用構造材料の収益改善努力により、前年同期比の増収・増益が続いている。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料の需要が堅調であったことと産業用構造材料の収益改善努力により、前年同期に比べ売上・営業利益ともに増加しました。」
従来の電子材料・産業用構造材料の需要低迷に対し、電子材料需要の堅調化と産業用構造材料の収益改善が記載され、前年同期比で売上・営業利益が増加している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料分野と産業用構造材料分野の売上が前年より減少しました。」
電子材料および産業用構造材料の需要低迷が通期でも売上減少として継続している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料及び産業用構造材料の需要が低調であったことから、前年同期に比べ売上・営業利益ともに減少しました。」
電子材料および産業用構造材料の需要低迷が第3四半期累計でも継続している。電子材料は受注高22.5%減、生産高21.9%減、売上高14.9%減、セグメント利益39.5%減、産業用構造材料は売上高6.4%減、セグメント利益48.5%減となっている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料の需要と産業用構造材料の需要が低調であったことから、前年同期に比べ売上・営業利益ともに減少しました。」
需要低迷が第2四半期累計でも継続している。電子材料は受注高・生産高がともに前年同期比26.7%減、売上高17.0%減、セグメント利益46.0%減となり、産業用構造材料もセグメント利益が63.2%減となっている。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「多機能携帯端末を主用途とした電子材料の需要と産業用構造材料の需要が低調であったことから、前年同期に比べ売上・営業利益ともに減少しました。」
需要低迷が当四半期の減収・減益として発生している。電子材料では受注高が前年同四半期比27.1%減、生産高が26.0%減となっている。