中国その他アジア諸国の需要への依存
FY2016に初出。28回の記載のうち11回が「再掲」。直近の記載はFY2024。
ENEOSホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。10社中3社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに6社。
- FY2024アジア石化需要の回復有価証券報告書
「他方、アジアの石油化学製品需要は、中国を中心に堅調に伸長した結果、前連結会計年度を上回る水準で推移しました。」
中国を中心とするアジアの石油化学製品需要は、前年度の懸念局面から前年度超の水準へ変化した。ただし、需要依存構造自体は維持されている。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)においては、各国の金融引き締めに伴う景気減速懸念や中国の景気回復遅れ等を受け、世界経済の回復ペースは鈍化しています。」
中国の景気回復の遅れと各国の金融引き締めを背景に、アジア需要に関係する世界経済の回復ペース鈍化が継続している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)においては、世界的な物価上昇を背景とした米欧の金融引き締めや、中国におけるゼロコロナ政策緩和後の景気回復の遅れ等を受け、世界経済の回復ペースは鈍化しています。」
中国のゼロコロナ政策緩和後も景気回復が遅れ、米欧の金融引き締め等とともに世界経済の回復ペース鈍化として記載された。中国その他アジア諸国の需要環境に関する懸念が継続している。 - FY2023中国ゼロコロナ撤廃後の需要持ち直し有価証券報告書
「中国のゼロコロナ政策撤廃や米国利上げペース緩和期待等により上昇に転じ、1月以降は概ね400セントを超える水準で推移しました。」
中国の政策撤廃により銅需要・価格環境に持ち直しがみられたが、中国その他アジア諸国の需要に依存する構造自体は継続している。 - FY2023-Q3中国ゼロコロナ緩和で下振れ懸念後退も回復鈍化有価証券報告書
「足元では中国のゼロコロナ政策緩和により、景気の下振れ懸念は後退しつつありますが、総じて同国における経済活動抑制の影響や世界的な物価上昇を背景とした米欧の金融引き締め等を受け、世界経済の回復ペースは鈍化しています。」
中国の政策緩和により下振れ懸念の後退が示された一方、中国の経済活動抑制や米欧の金融引き締めを背景に世界経済の回復ペース鈍化が続いている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)においては、中国における経済活動抑制の影響や世界的な物価上昇を背景とした米欧の金融引き締め等を受け、世界経済の回復ペースは鈍化しています。」
中国における経済活動抑制に加え、世界的な物価上昇と米欧の金融引き締めにより世界経済の回復ペースが鈍化した。石油化学製品では中国のロックダウンの影響によりパラキシレン、ベンゼンの市況も悪化した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年6月30日)においては、中国における経済活動抑制の影響、世界的な物価上昇を背景とした米欧の金融引き締め等を受け、世界経済の回復ペースは鈍化しています。」
中国の経済活動抑制に加え、世界的な物価上昇と米欧の金融引き締めにより、アジア需要に関係する世界経済の回復ペースが鈍化した。 - FY2022再掲有価証券報告書
「石油化学製品の販売はアジア諸国での需要に大きく依存しており、これらの地域における需要の変動が当社グループの製品需要に大きな影響を与えます。」
アジア、とりわけ中国等の需要変動への依存が、需要リスクとして継続して示されている。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「その後は中国における経済状況の懸念等により一時反落したものの、堅調に推移しました。」
中国の銅需要拡大期待を背景に銅価格が上昇した後、中国の経済状況への懸念で一時反落した。中国その他アジア諸国の需要環境に左右される構造が引き続き示されている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「その後は中国による国家備蓄放出等の価格抑制策に加え、中国における経済状況の懸念等により、反落しました。」
中国の銅需要拡大期待で銅価格が5月に486セントの過去最高値を更新した後、中国の国家備蓄放出や経済状況への懸念により反落し、中国需要に関係する市況リスクが再び強まった。 - FY2022-Q1中国銅需要拡大期待と銅価上昇有価証券報告書
「各国経済対策による景気回復や中国の銅需要への拡大期待等から、5月には10年ぶりに過去最高値を更新(486セント)しました。」
中国の銅需要拡大期待が銅価格上昇の要因として示され、アジア需要への依存に関する環境は前年度の需要悪化局面から一部持ち直した。 - FY2021再掲有価証券報告書
「石油化学製品の販売はアジア諸国での需要に大きく依存しており、これらの地域における需要の変動が当社グループの製品需要に大きな影響を与えます。」
中国その他アジア諸国の需要への依存が、需要変動リスクの中でも明示されている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「その後、中国で銅地金需要回復の傾向が見られ、また、新型コロナウイルス感染症の影響によって南米の銅鉱山の供給懸念が強まったことから銅価格は上昇しました。」
中国の銅地金需要回復の傾向が続き、銅価格上昇の要因として記載されている。中国その他アジア諸国の需要環境への依存構造自体に変更はない。 - FY2021-Q1中国銅需要回復の兆し有価証券報告書
「その後、中国で銅地金需要回復の傾向が見られ、また、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって南米の銅鉱山の供給懸念が強まったことから銅価格は上昇に転じました。」
中国で銅地金需要回復の傾向がみられ、需要依存に関する環境は一部持ち直した一方、新型コロナウイルスによる世界需要悪化と南米供給懸念も併記されている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国では堅調に推移したものの、中国が米中貿易摩擦の影響で減速し、欧州も力強さを欠いたことから、総じて成長が鈍化し、さらに、当連結会計年度末にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大により急激に悪化しました。」
中国経済の減速に加えて、新型コロナウイルス感染拡大により世界経済が急激に悪化し、アジア需要に関わる外部環境が一段と厳しくなった。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「銅の国際価格(LME〔ロンドン金属取引所〕価格)は、米中貿易協議の動向や中国景気の減速懸念から低調に推移しました。」
米中貿易協議や中国景気の減速懸念が、銅価格の低調な推移として引き続き事業環境に影響している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)においては、米国と中国との貿易摩擦激化による景気減速の顕在化や英国のEU離脱を巡る混乱の影響は見られるものの、米国や欧州での雇用情勢と所得環境の安定による堅調な個人消費等に支えられ、世界経済は底堅く推移しました。」
米中貿易摩擦による景気減速の顕在化が引き続き記載され、中国その他アジア諸国の需要環境に関係する懸念が継続している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「米国と中国との貿易摩擦激化による景気減速の顕在化や英国のEU離脱問題長期化による混乱の影響等により、企業活動に弱さは見られるものの」
米中貿易摩擦による景気減速が「顕在化」とされ、中国その他アジア諸国の需要環境に関係する懸念が継続・具体化している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米中貿易摩擦等の影響により中国において減速し、欧州も下振れしたものの、好調な米国経済に下支えされ、引き続き緩やかに成長しました。」
中国経済の減速が年度実績として明記され、米中貿易摩擦等によるアジア需要環境への懸念が具体化している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間(2018年4月1日~2018年12月31日)においては、米国と中国との貿易摩擦拡大による景気減速の懸念等が顕在化していく中で、減税や雇用環境の改善等を背景にした好調な米国経済により、世界経済は全体として緩やかな回復を維持しました。」
米中貿易摩擦による景気減速懸念が「顕在化していく」と記載され、アジア需要に関係する外部環境への懸念が強まった。銅価格も期末に271セントまで下落した。 - FY2019-Q1貿易摩擦による景気減速懸念とアジア経済の堅調推移有価証券報告書
「米国と中国との貿易摩擦拡大等による景気減速の懸念はあるものの、米国及びEUのほか、アジアにおいても雇用情勢と所得環境が安定したことから、世界経済は全体として堅調に推移しました。」
中国を含むアジア需要への依存に関係する外部環境として、米中貿易摩擦による景気減速懸念が示された一方、アジア経済は堅調に推移した。 - FY2018中国経済の堅調さと需要増期待有価証券報告書
「世界最大の銅消費国である中国の経済が堅調に推移したことに加えて、今後の電気自動車(EV)の普及による需要増が期待されたことなどから上昇し」
中国経済の堅調さを背景に銅需要の増加が期待される状況となったが、製品販売が中国その他アジア諸国の需要に依存する構造は維持されている。 - FY2018-Q3中国経済持ち直し・需要増期待有価証券報告書
「銅の国際価格(LME〔ロンドン金属取引所〕価格)は、期初の1ポンド当たり264セントから、一時、248セントまで下落しましたが、中国経済が堅調を維持していることから需要増が期待され、期末は325セント、期平均では前年同期比61セント高の285セントとなりました。」
中国経済に持ち直しがみられ、銅需要の増加が期待される状況となった一方、販売が中国その他アジア諸国の需要に依存する構造自体は維持されている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループの製造する石油化学製品、電気銅、電材加工製品等の販売は中国その他アジア諸国での需要に大きく依存しており」
中国その他アジア諸国への需要依存が、年次報告書でもリスクとして継続して開示されている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日)においては、中国をはじめとするアジア経済が減速しましたが」
中国を含むアジア経済の減速が引き続き事業環境として記載されている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「アジアの石油・石油化学製品の需要は、引き続き、伸長することが見込まれるものの」
アジア需要の伸長見込みは維持されている一方、中国を含むアジア経済の減速や競争激化も併せて示されている。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間においては、中国をはじめとするアジア経済が減速しました。」
中国を含むアジア経済の減速が引き続き事業環境として示されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの製造する電気銅、石油化学製品、電材加工製品等の販売は中国その他アジア諸国での需要に大きく依存しており、また、当社グループは、これらの地域での更なる事業拡大を期待しています。」
中国経済の減速が説明される一方、アジアでの需要拡大を成長機会としても位置付けている。