2期連続営業損失による財務制限条項抵触と継続企業リスク
FY2022に初出。5回の記載のうち2回が「対処」で、最初の「対処」はFY2024-Q1。直近の記載はFY2025。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。13社中4社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに14社。
- FY2025対処有価証券報告書
「なお、当連結会計年度に営業損失を計上しておりますが、前連結会計年度において営業利益を計上していることから、当連結会計年度末において、当該条項を遵守しております。」
当期は営業損失となったものの、前期が営業利益であったため、財務制限条項を遵守していると記載している。前年度までの抵触状態から、当期末の条項遵守へ変化した。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「前連結会計年度の末日後において、当該抵触を理由とする期限の利益喪失請求を行わないことについて該当する全ての金融機関より承諾を得ており、当第3四半期連結会計期間末から今後1年間の資金繰りには問題なく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。」
財務制限条項への抵触は継続しているが、全金融機関の承諾を得ており、今後1年間の資金繰りに問題はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性はないとの判断を再確認している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「前連結会計年度の末日後において、当該抵触を理由とする期限の利益喪失請求を行わないことについて該当する全ての金融機関より承諾を得ており、当第1四半期連結会計期間末から今後1年間の資金繰りには問題なく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。」
財務制限条項への抵触は継続しているが、全金融機関から期限の利益喪失請求を行わない承諾を得ており、今後1年間の資金繰りに問題はなく、重要な不確実性はないと会社が判断している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当連結会計年度において、多額の減損損失を計上した結果、3期連続での営業損失となり、当連結会計年度末において、複数の金融機関と締結している一部のシンジケートローン契約等に付されている「2期連続して営業損失を計上しないことを確約する」とする財務制限条項に抵触しました。」
営業損失は2期連続から3期連続となり、財務制限条項への抵触が継続・深刻化した。一方、全金融機関から期限の利益喪失請求を行わない承諾を得ている。 - FY2022初出有価証券報告書
「当連結会計年度末において、複数の金融機関と締結している一部のシンジケートローン契約等に付されている財務制限条項に抵触しましたが、本書提出日現在において、当該抵触を理由とする期限の利益喪失請求を行わないことについて全ての当該金融機関より承諾を得ており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。」
2期連続の営業損失によりシンジケートローン等の財務制限条項への抵触が実際に発生した。一方、全金融機関から期限の利益喪失請求を行わない承諾を得ており、会社は継続企業の前提に関する重要な不確実性はないと判断している。