研究開発先行による資金繰りリスク
FY2023に初出。9回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2024-Q3。直近の記載はFY2027-H1。
ティムスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2026年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。18社中8社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに5社。
- FY2027-H1再掲有価証券報告書
「当中間会計期間において営業活動に使用した資金は、339,104千円(前年同期は476,386千円の支出)となりました。これは主に、税引前中間純損失の計上によるものです。」
研究開発先行による営業活動の資金流出が続き、当中間会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは339,104千円の支出となった。一方、前年同期の476,386千円の支出からは縮小している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間会計期間において営業活動に使用した資金は、476,386千円(前年同期は409,597千円の支出)となりました。これは主に、税引前中間純損失の計上によるものです。」
営業活動による資金流出は前年同期の409,597千円から476,386千円へ拡大した。一方、新株予約権の行使による財務収入により、現金及び現金同等物は3,084,596千円となった。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローは、主に、CORXELからの受取配当金があった一方で、TMS-008の開発をはじめとする研究開発投資を積極的に行ったことで、税引前当期純損失を659,598千円計上したこと等により493,756千円の支出となりました。」
研究開発投資を続ける中で営業活動によるキャッシュ・フローは493,756千円の支出となり、現金及び現金同等物も523,679千円減少した。資金流出は続いているが、前事業年度より営業キャッシュ・フローの支出額は縮小した。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「これは主に、営業費用等の支出により、現金及び預金が437,851千円減少したことによるものであります。」
営業費用等の支出により現金及び預金が437,851千円減少し、営業活動によるキャッシュ・フローも409,597千円の支出となった。 - FY2025-Q1顕在化有価証券報告書
「これは主に、営業費用等の支出により、現金及び預金が190,597千円減少したことによるものであります。」
営業費用等の支出により現金及び預金が190,597千円減少し、研究開発先行による資金流出が当四半期にも発生した。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「これは主に、営業費用の支出により、現金及び預金が522,134千円減少したことによるものであります。」
研究開発費等の支出により現金及び預金が522,134千円減少し、営業収益がない中で営業損失を計上した。研究開発先行による資金流出が当該期間にも実際に生じている。 - FY2023初出有価証券報告書
「当社は、研究開発型企業として多額の研究開発資金を必要とし、また研究開発費用の負担により長期にわたって先行投資の期間が続きます。この先行投資期間においては、継続的に営業損失を計上し、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなる傾向があります。」
研究開発先行により営業損失・営業キャッシュ・フローのマイナスが続き、安定収益確保前の資金調達に失敗すると事業継続に懸念が生じる可能性を示している。