世界的な半導体供給不安による事業環境リスク
FY2021に初出。10回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2026。
藤倉化成がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。31社中21社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに12社。
- FY2026対処有価証券報告書
「車載向け製品と電子機器向け製品の販売が堅調に推移いたしました。加えてパソコン向け製品も需要が回復し堅調に推移いたしました。」
半導体不足や顧客減産により過去に低調となった車載・パソコン向け需要について、当年度は車載・電子機器・パソコン向けが堅調に推移し、影響が緩和した。 - FY2025需要分野により明暗有価証券報告書
「車載用のシートベルト向け製品が第4四半期で下振れしたものの、PC向けやカーナビディスプレイ向け製品の販売が好調に推移いたしました。」
車載用の一部製品には下振れがあった一方、PC・カーナビディスプレイ向け製品は好調となり、電子材料セグメント全体では業績が回復した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「下期に入り、パソコン向け製品の需要が急激に悪化し低調に推移いたしました。また、車載向け製品も、顧客の減産の影響を受け低調に推移いたしました。」
半導体不足等を背景とする顧客減産に加え、パソコン向け需要の急激な悪化が生じ、電子材料事業の売上高は17.4%減、営業利益は72.7%減となった。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「導電性ペースト材(『ドータイト』)などを取扱う電子材料部門におきましては、パソコン・スマートフォン向け製品は、顧客の減産により需要が低調に推移いたしました。車載向け製品は、顧客の減産の影響を受け低調に推移しましたが、一部、海外での安全装置部品の需要が堅調に推移いたしました。」
半導体不足等を背景とする顧客減産が、パソコン・スマートフォン及び車載向け製品の需要低調として継続して現れた。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「パソコン向け製品の販売は需要の低下、車載向け製品の販売は顧客の減産により低調に推移いたしました。」
半導体不足等を背景とする顧客減産が車載向け製品の需要低調として現れ、パソコン向け需要の低下も加わった。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「自動車の減産により車載用途向け製品の需要が低調に推移いたしました。」
世界的な半導体不足等を背景とする自動車減産が、車載用途向け電子材料の需要低調として実際の事業に現れた。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「主力の自動車用コーティング材の販売は、昨年度のコロナ禍における状況に比べ好調に推移いたしましたが、自動車の半導体不足や部品調達難による減産に伴い当初予算に比べて低調に推移いたしました。」
半導体不足と部品調達難が自動車の減産を通じて自動車用コーティング材の販売を当初予算比で低調にする影響として、引き続き実際の事業に現れた。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「8月以降、半導体の供給不足やコロナ禍によるASEANサプライチェーン断絶の影響から自動車生産台数の減少に伴い、主力の自動車向け製品の需要は低調に推移いたしました。」
半導体の供給不足とASEANサプライチェーン断絶が自動車生産台数の減少及び自動車向け製品需要の低調として実際の事業に現れた。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、持ち直しの動きも見られましたが、新型コロナウイルス感染症や世界的な半導体の供給不安の影響により先行き不透明な状況で推移いたしました。」
世界的な半導体の供給不安が引き続き事業環境の不透明要因として記載されている。 - FY2021初出有価証券報告書
「米中の貿易摩擦、世界的な半導体の供給不安などもあり、先行き不透明な状況で推移するものと思われます。」
世界的な半導体の供給不安を、海外経済及び事業環境の先行き不透明要因として初めて明示している。