医療保険制度改革・医療費抑制政策の影響
FY2016に初出。30回の記載のうち29回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
小野薬品工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。65社中20社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに17社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「糖尿病、慢性心不全および慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」は、2025年12月に後発品が参入した影響により、前連結会計年度比14億円(1.5%)減収の882億円となりました。」
後発品の参入がフォシーガの減収として実績化し、医療制度・後発品関連リスクの影響が新たな主要製品にも及んだ。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、薬価引き下げの影響等により、前連結会計年度比で252億円(17.3%)減少の1,203億円となりました。」
薬価引下げの影響が、オプジーボ製品売上の前年同期比252億円、17.3%減少として通期実績に現れた。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、薬価引き下げの影響により、前年同期比124億円(16.5%)減少の626億円となりました。」
薬価引下げの影響が、オプジーボ製品売上の前年同期比124億円、16.5%減少として当中間連結会計期間にも実績化した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「日本国内における公定薬価の引下げ、後発医薬品の使用促進などの医療制度改革の影響や海外における様々な医療費抑制策の影響などにより、販売価格が下落し販売数量の伸長等でカバーできず、売上収益が減少した場合には、当社グループの経営成績および財政状態は影響を受ける可能性があります。」
薬価引下げ・後発品使用促進等の医療費抑制政策が、引き続き主要リスクとして明記され、長期収載品の減収にも現れている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、薬価改定の影響などにより、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は23億円(前年同期比5.9%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は12億円(同35.3%減)となりました。」
薬価改定の影響が、オパルモン錠およびオノンカプセルの第2四半期累計の減収として具体化している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、薬価改定の影響などにより、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は11億円(前年同期比6.5%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は7億円(同36.3%減)となりました。」
薬価改定等の医療費抑制政策の影響が、2023年3月期第1四半期におけるオパルモン錠とオノンカプセルの減収として具体化している。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策等の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は47億円(前連結会計年度比13.4%減)、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は29億円(同56.6%減)となりました。」
後発品使用促進策等による長期収載品の減収が、2022年3月期の通期実績として継続している。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は37億円(前年同期比14.2%減)、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は23億円(同61.0%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、オパルモン錠およびリバスタッチパッチの第3四半期累計の減収として引き続き具体化している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は24億円(前年同期比16.8%減)、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は16億円(同61.7%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、オパルモン錠およびリバスタッチパッチの上期減収として具体化している。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は12億円(前年同期比17.5%減)、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は8億円(同60.7%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、オパルモン錠およびリバスタッチパッチの前年同期比減収として第1四半期にも具体化している。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は66億円(前連結会計年度比22.5%減)、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は55億円(同34.5%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は29億円(同39.9%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、長期収載品3製品の通期減収として引き続き具体化した。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は29億円(前年同期比35.4%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は15億円(同41.3%減)、抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐治療剤「イメンドカプセル」は15億円(同67.8%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、長期収載品3製品の大幅な前年同期比減収として第2四半期累計にも現れている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は15億円(前年同期比36.8%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は8億円(同42.5%減)、抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐治療剤「イメンドカプセル」は8億円(同64.1%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、長期収載品3製品の前年同期比減収として当第1四半期にも具体化している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は83億円(前連結会計年度比19.5%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は47億円(同35.4%減)となりました。」
後発品使用促進策による長期収載品の減収が通期実績として継続している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は67億円(前第3四半期連結累計期間比19.0%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は39億円(同36.7%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、オパルモン錠とリカルボン錠の前年同期比減収として第3四半期累計の実績に現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は45億円(前第2四半期連結累計期間比19.2%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は26億円(同41.1%減)となりました。」
後発品使用促進策の影響が、オパルモン錠およびリカルボン錠の前年同期比減収として当第2四半期累計期間にも具体化している。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、腎細胞がんでの使用が拡大した一方で、昨年11月の薬価見直しの影響や競合他社製品との競争激化により、前第1四半期連結会計期間比5億円(2.0%)減少の223億円となりました。」
薬価見直しの影響が、オプジーボ製品売上の前年同期比2.0%減少として当四半期にも具体化している。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、薬価改定および後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は104億円(前連結会計年度比27.9%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は73億円(同32.8%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策の影響が、2019年3月期の長期収載品2製品の大幅な前年同期比減収として通期実績に現れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、薬価改定および後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は83億円(前第3四半期連結累計期間比28.7%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は61億円(同28.3%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策の影響が、オパルモン錠とリカルボン錠の前年同期比減収として引き続き実績に現れている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、薬価改定および後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は55億円(前第2四半期連結累計期間比26.8%減)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は44億円(同19.0%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策の影響が、長期収載品2製品の前年同期比減収として当第2四半期累計期間にも現れている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「長期収載品は、薬価改定および後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は29億円(前第1四半期連結累計期間比23.1%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は11億円(同14.6%減)、「オノンドライシロップ」は7億円(同14.3%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策の影響が、長期収載品3製品の前年同期比減収として今四半期にも具体化している。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、前連結会計年度に効能追加された腎細胞がん、頭頸部がん、2017年9月に効能追加された胃がん等への使用が拡大しているものの、2017年2月より薬価が50%引き下げられた影響などにより、前連結会計年度比138億円(13.3%)減少の901億円となりました。」
薬価50%引下げの影響が、オプジーボ製品売上の通期減少として具体化している。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、前年度に効能追加された腎細胞がん、頭頸部がん、2017年9月に効能追加された胃がん等のがん腫への使用が拡大しているものの、2017年2月より薬価が50%引き下げられた影響などにより、前年同期比136億円(16.5%)減少の690億円となりました。」
2017年2月の薬価50%引下げの影響が、オプジーボ製品売上の前年同期比16.5%減少として第3四半期累計にも現れている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、昨年度に効能追加された腎細胞がん、頭頸部がん等のがん腫への使用が拡大しているものの、2017年2月より薬価が50%引き下げられた影響などにより、前第2四半期連結累計期間比127億円(23.8%)減少の406億円となりました。」
2017年2月の薬価50%引下げの影響が、オプジーボ製品売上の前年同期比23.8%減少として当四半期にも具体化している。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、昨年度に効能追加された腎細胞がん、頭頸部がん等のがん腫への使用が拡大しているものの、2017年2月より薬価が50%引き下げられた影響などにより、前第1四半期連結累計期間比54億円減少(21.4%減)の198億円となりました。」
2017年2月の薬価50%引下げがオプジーボの製品売上減少として実績に現れており、医療費抑制政策・薬価制度の影響が具体化している。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「長期収載品は競合品や後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は170億円(前連結会計年度比25.0%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は68億円(同比24.2%減)、「オノンドライシロップ」は41億円(同比26.7%減)となりました。」
薬価・後発品使用促進策等による長期収載品の減収が通期実績として具体化している。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「長期収載品は薬価改定や後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は134億円(前第3四半期連結累計期間比 26.3%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は48億円(同比 26.2%減)、慢性膵炎・術後逆流性食道炎治療剤「フオイパン錠」は30億円(同比 27.5%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策による長期収載品の減収が、第3四半期累計で複数製品の前年同期比減少として引き続き具体化している。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「長期収載品は薬価改定や後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は88億円(前第2四半期連結累計期間比 25.9%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は30億円(同比 25.6%減)、慢性膵炎・術後逆流性食道炎治療剤「フオイパン錠」は20億円(同比 27.0%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策の影響による長期収載品の減収が、複数製品の前年同期比減少として引き続き実績に現れている。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「一方、長期収載品は薬価改定や後発品使用促進策の影響を受け、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は47億円(前第1四半期連結累計期間比 24.8%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は17億円(同比 23.3%減)、慢性膵炎・術後逆流性食道炎治療剤「フオイパン錠」は11億円(同比 25.6%減)となりました。」
薬価改定および後発品使用促進策による長期収載品の売上減少が、当四半期の実績として具体化している。 - FY2016初出有価証券報告書
「種々の医療保険制度改革が実施されるなど環境的に不透明な状況が今後も続くと考えていますが、それら制度改革の動向により、当社グループの経営成績および財政状態は重要な影響を受ける可能性があります。」
医療保険制度改革の動向を、業績・財政状態に影響し得る外部リスクとしている。