世界的な半導体不足・物流混乱によるサプライチェーン停滞リスク
FY2022-Q2に初出。9回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載は2026-05-13。
理研ビタミンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。109社中64社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに46社。
- 2026-05-13悪化決算
「原材料価格およびエネルギー価格の高騰、サプライチェーンの混乱が顕在化しつつあり」
サプライチェーンの混乱が今後の事業環境における具体的な懸念要因として再度示されている。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「ただし、地政学的要因などから欧米向けの海上物流の不安定な状態が続き、納期遅延などの影響を受けました。」
地政学的要因による欧米向け海上物流の不安定化が続き、納期遅延として海外事業に実際の影響が生じている。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「また、第4四半期には地政学的要因などから欧米向けの海上物流が再び不安定化し、運賃の上昇や納期遅延などの影響が出ています。」
地政学的要因により欧米向け海上物流が再び不安定化し、運賃上昇・納期遅延が実際に海外事業へ影響した。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「サプライチェーンの安定化に伴う顧客の在庫調整や世界的な景気減速の影響により販売数量が減少したことに加え、油脂相場および海上運賃の下落を受けた価格改定を行ったことにより、中国を除く地域で売上高が前年同期を下回りました。」
サプライチェーンは安定化した一方、その過程で顧客の在庫調整が生じ、海外事業の販売数量減少要因となった状況を再掲している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「サプライチェーンの安定化に伴う顧客の在庫調整や世界的な景気減速の影響を受けて販売数量が減少したことに加え、油脂相場および海上運賃の下落に伴い価格改定を行ったことにより、売上高は全ての地域で前年同期を下回りました。」
サプライチェーンは安定化した一方、その過程で顧客の在庫調整が生じ、海外事業の販売数量減少要因となった。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「一方、海外経済においては、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少を受けて行動制限、海外渡航制限の緩和が進み、回復基調で推移しました。しかしながら、世界的なオミクロン変異株への急速な置き換わりや中国のゼロコロナ政策の長期化、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る地政学的リスクの高まりに加え、サプライチェーンの混乱、原材料・資源価格の高騰によるインフレ圧力の強まりなど、依然として予断を許さない状況が続いています。」
サプライチェーン混乱、原材料・資源価格高騰によるインフレ圧力を含む供給・コスト環境の不透明感を、従来どおり重要なリスク要因として記載している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「さらに、ロシアのウクライナ侵攻、米中の対立や各国の政治政策動向、地政学的リスクの高まりに加え、世界的な半導体不足や海運を始めとする物流の混乱、原油や穀物などの国際商品価格が高水準で推移するなど、先行き不透明な状況が続いています。」
半導体不足、物流混乱、国際商品価格の高水準を含むサプライチェーン・コスト環境の不透明感を継続して記載している。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「さらに、米中の対立や各国の政治政策動向、地政学的リスクの高まりに加え、世界的な半導体不足や海運を始めとする物流の混乱、原油や穀物などの国際商品価格が高水準で推移するなど、先行き不透明な状況が続いています。」
半導体不足、海運を含む物流混乱、原油・穀物等の国際商品価格の高水準が引き続きサプライチェーン・収益環境のリスク要因として記載されている。 - FY2022-Q2初出有価証券報告書
「また、東南アジアではワクチン確保の遅れから接種率が伸び悩み、経済活動規制の強化による工場稼働を制限した結果、世界のサプライチェーンの停滞を招いています。さらに、米中の対立や各国の政治政策動向、地政学的リスクの高まりに加え、世界的な半導体不足や海運を始めとする物流の混乱、原油や穀物といった国際商品市場の高騰もあり、先行き不透明な状況が続いております。」
東南アジアの工場稼働制限、世界のサプライチェーン停滞、半導体不足、海運を含む物流混乱を、実際に生じている事業環境上のリスクとして初めて独立して記載している。