新株予約権行使による株式価値の希薄化
FY2021に初出。8回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q3。直近の記載はFY2025。
サイエンスアーツがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。68社中37社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに53社。
- FY2025対処有価証券報告書
「当事業年度末日現在における新株予約権における潜在株式は240,000株であり、発行済株式総数及び潜在株式数の合計8,459,500株の2.8%に相当します。」
潜在株式比率は前年度の3.6%から2.8%へ低下した。また、当事業年度には新株予約権の権利行使による自己株式10,000株の処分が発生している。 - FY2024対処有価証券報告書
「当事業年度末日現在における新株予約権における潜在株式は252,000株であり、発行済株式総数及び潜在株式数の合計6,968,400株の3.6%に相当します。」
潜在株式は260,000株・3.7%から252,000株・3.6%へ減少した。新株予約権行使による希薄化可能性は引き続き開示されている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当事業年度末日現在における新株予約権における潜在株式は260,000株であり、発行済株式総数及び潜在株式数の合計6,976,400株の3.7%に相当します。」
新株予約権の潜在株式を260,000株、希薄化可能性を3.7%として開示している。また、当事業年度には新株予約権の権利行使により18,000株を処分し、14,900千円を受領した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期累計期間において財務活動により得られた資金は、14,900千円(前年同期は310,287千円の収入)となりました。これは、新株予約権の行使に伴う自己株式の処分による収入14,900千円によるものであります。」
当第2四半期累計期間にも新株予約権の行使に伴う自己株式の処分が発生し、14,900千円の収入として計上されている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「上記は、直前の基準日(2022年8月31日)に基づく株主名簿による記載をしておりますが、当第1四半期会計期間において新株予約権(ストック・オプション)の権利行使により、当第1四半期会計期間末の自己保有株式は7,000株減少し、68,400株となっております。」
当第1四半期にも新株予約権の権利行使が発生し、自己保有株式が7,000株減少した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「取得自己株式の処理状況及び保有状況」「その他(新株予約権の権利行使)」37,000株、処分価額の総額13,500千円」
新株予約権の権利行使に伴う自己株式37,000株の処分が記載され、希薄化リスクが引き続き実際に発生している。期末時点の潜在株式は152,000株、発行済株式総数等の4.3%である。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「(注)上記は、直前の基準日(2022年2月28日)に基づく株主名簿による記載をしておりますが、当第3四半期会計期間において新株予約権(ストック・オプション)の権利行使により、当第3四半期会計期間末日の完全議決権株式(自己株式等)は36,000株減少し、76,400株となっております。」
新株予約権(ストック・オプション)の権利行使が実際に発生し、36,000株の自己保有株式の減少として記載されている。 - FY2021初出有価証券報告書
「本書提出日現在における新株予約権における潜在株式は241,600株であり、発行済株式総数及び潜在株式数の合計3,597,600株の6.7%に相当します。」
ストック・オプション行使時の希薄化可能性を6.7%として開示している。