有利子負債と金利変動による調達コストリスク
FY2016に初出。14回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022。直近の記載は2026-06-03。
東邦化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。60社中13社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2025対処有価証券報告書
「当社グループには2025年3月末時点で28,582百万円の借入金・社債・リース債務を含む有利子負債があります。借入金に係る金利変動リスクに対しては金利スワップの活用等によりリスクの低減を図っております」
有利子負債残高は前期末の29,944百万円から28,582百万円へ減少した。金利スワップによるリスク低減方針は継続している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「負債合計は48,892百万円と前期末比1,883百万円の減少となりました。主な増減要因は、支払手形及び買掛金が1,012百万円の減少、1年内償還予定の社債が300百万円の減少、…長期借入金が180百万円の増加、」
負債合計は前期末から1,883百万円減少した。長期借入金は180百万円増加した一方、1年内償還予定の社債がなくなり、短期借入金も50百万円減少している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「負債合計は50,600百万円と前期末比414百万円の増加となりました。主な増減要因は、…短期借入金が525百万円の増加、…長期借入金が511百万円の増加、」
前期末比で短期借入金が525百万円、長期借入金が511百万円増加し、有利子負債および金利上昇時の調達コストへのエクスポージャーが拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「主な増減要因は、支払手形及び買掛金が1,202百万円の減少、短期借入金が787百万円の増加、1年内償還予定の社債が300百万円の減少、未払法人税等が223百万円の減少、賞与引当金が348百万円の減少、設備関係支払手形、預り金及び未払消費税等の増加を主因とするその他(流動負債)が633百万円の増加、長期借入金が304百万円の増加です。」
前期末比で短期借入金が787百万円、長期借入金が304百万円増加し、金利上昇時の支払金利増加につながり得る有利子負債エクスポージャーが拡大した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当社グループには2023年3月末時点で29,944百万円の借入金・社債・リース債務を含む有利子負債があります。借入金に係る金利変動リスクに対しては金利スワップの活用等によりリスクの低減を図っておりますが、市場金利が上昇した場合、支払金利が増加し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。」
有利子負債残高は2022年3月末の28,182百万円から29,944百万円へ増加した。金利スワップによる低減策は継続しているが、金利上昇時の支払金利増加エクスポージャーは拡大している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「短期借入金が1,360百万円の増加、…長期借入金が964百万円の増加です。」
前連結会計年度末と比べ短期借入金・長期借入金がともに増加し、有利子負債および金利上昇時の調達コストへのエクスポージャーが拡大している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「一方、負債合計は50,186百万円と前期末比604百万円の増加となりました。主な増減要因は、支払手形及び買掛金が1,348百万円の増加、短期借入金が707百万円の増加、設備関係支払手形の減少を主因とするその他(流動負債)が2,150百万円の減少、長期借入金が741百万円の増加、退職給付に係る負債が138百万円の増加、リース債務の減少を主因とするその他(固定負債)が151百万円の減少です。」
前期末と比べ短期借入金が707百万円、長期借入金が741百万円増加し、負債合計も604百万円増加した。有利子負債・金利変動に関するエクスポージャーが拡大している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末における借入金・社債・リース債務を含む有利子負債の残高は28,182百万円となっております。」
有利子負債残高が21,243百万円から28,182百万円へ増加し、金利上昇時の支払金利増加リスクと金融機関からの調達不能による資金繰りリスクが明示された。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループには2020年3月末時点で21,243百万円の有利子負債があります。借入金に係る金利変動リスクに対しては金利スワップの活用等によりリスクの低減を図っておりますが、市場金利が上昇した場合、支払金利が増加し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。」
有利子負債残高21,243百万円と金利上昇リスクが具体化され、金利スワップによる調達コスト低減方針が継続している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「変動金利による調達資金の調達コストを固定化する目的で金利スワップ取引を行っております。」
有利子負債・市場金利上昇リスクの認識と、金利スワップによる調達コスト固定化方針を継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループは有利子負債による資金調達の比率が高いため、市場金利が上昇した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
有利子負債と市場金利上昇による調達コストリスクの認識、および金利スワップによる固定化方針を継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは有利子負債による資金調達の比率が高いため、市場金利が上昇した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
金利スワップにより変動金利調達のコストを固定化する方針も記載している。