海外子会社財務諸表の換算と為替相場変動リスク
FY2016に初出。28回の記載のうち12回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q2。直近の記載はFY2026。
東邦化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2017年)より9年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。124社中71社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに14社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「営業外費用は、支払利息等により156百万円のマイナス(前期は62百万円のマイナス)となり、経常利益は前期比178百万円増益の1,931百万円となりました。」
前年の為替差益101百万円から、当期は為替差損24百万円へ転じ、海外子会社の為替変動による損益への追い風が失われた。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「為替差益 21 80」
為替差益は前年同期の21百万円から80百万円へ増加し、当中間連結会計期間の為替変動による損益影響は前年同期から緩和された。為替換算調整勘定も1,160百万円増加している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「為替差損 6 -」
前年同期に6百万円の為替差損が発生していたのに対し、当第1四半期は為替差損がなく、為替差益11百万円を計上した。為替変動による損益影響は前年同期から緩和された。 - FY2023悪化有価証券報告書
「経常利益は、為替差益の大幅な減少を主因として前期比753百万円減益の1,179百万円」
前期の為替差益674百万円に対し、当期は為替差損18百万円となり、為替による利益への追い風が消失した。為替相場変動が経常利益の大幅減益要因として通期で現れた。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「また、前年同期に営業外収益として462百万円を計上した為替差益や95百万円を計上した受取保険金が当第3四半期連結累計期間は僅少だったこともあり、経常利益は前年同期比729百万円減益の753百万円」
前年同期の為替差益462百万円に対し、当第3四半期累計期間は為替差損17百万円となり、為替変動による経常利益への追い風がなくなった状態が続いている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「また、前年同期に営業外収益として387百万円を計上した為替差益や89百万円を計上した受取保険金が当第2四半期連結累計期間は僅少だったこともあり、経常利益は前年同期比811百万円減益の198百万円、」
前年同期の387百万円の為替差益に対し、当第2四半期累計期間は為替差益がなく為替差損12百万円を計上し、為替変動による経常利益への追い風が失われた。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「また、前年同期に営業外収益として289百万円を計上した為替差益や89百万円を計上した受取保険金が当第1四半期連結累計期間は僅少だったこともあり、経常利益は前年同期比598百万円減益の9百万円」
前年同期の289百万円の為替差益から、当第1四半期は為替差損6百万円となり、経常利益が9百万円まで減少した。為替変動による損益影響が再び悪化方向に転じている。 - FY2022対処有価証券報告書
「営業外損益は、為替差益674百万円や受取保険金97百万円が発生したことを主因に588百万円のプラスとなり、その結果、経常利益は前期比508百万円増益の1,933百万円となりました。」
前年の為替差損から当期は674百万円の為替差益に転じ、為替変動による損益影響は前年度から緩和された。ただし、中国元建て子会社の換算リスク自体は残る。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「経常利益は、為替差益や受取保険金の発生もあり、前年同期比802百万円増益の1,482百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比478百万円増益の870百万円となりました。」
前年同期に為替差損が発生していたのに対し、当第3四半期累計期間は為替差益が発生し、為替変動による損益影響は緩和された。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「また、為替差益や受取保険金の発生もあり、経常利益は608百万円(前年同期は312百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は460百万円(前年同期は277百万円の損失)となりました。」
前年同期に140百万円の為替差損が発生していたのに対し、当四半期は289百万円の為替差益となり、為替変動による損益影響は前年同期比で緩和した。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「為替差損 236 10」
第3四半期連結累計期間の為替差損は10百万円となり、前年同期の236百万円から大幅に縮小した。為替変動の損益影響は残るものの、前年同期比では低減している。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「為替差損 178 114」
第2四半期連結累計期間の為替差損は114百万円で、前年同期の178百万円から減少した。為替変動の損益影響は発生しているものの、前年同期比では縮小している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「さらに為替差損(140百万円)の発生もあり経常損失312百万円(前年同期は経常利益315百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失277百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益232百万円)と、赤字計上を余儀なくされました。」
為替差損140百万円が発生し、前年同期の為替差損17百万円から増加した。為替変動の影響が再び拡大し、経常損益の赤字化要因となった。 - FY2020悪化有価証券報告書
「また、2020年3月末時点で当社から東邦化学(上海)有限公司への貸付金(親子ローン)の残高が、日本円建てで4,300百万円、中国元建てで62百万元(日本円換算953百万円)あり、日本円と中国元との間の為替相場の変動により為替差損益が発生します。」
上海子会社への親子ローンについて円建て4,300百万円・人民元建て62百万元の残高が具体化され、為替変動による損益影響のエクスポージャーが明示された。通期の為替差損は190百万円となった。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「経常利益は、為替差損の影響等により減益幅が更に拡大し、前年同期比272百万円減益の1,151百万円となりました。」
第3四半期連結累計期間の為替差損は236百万円で、前年同期の156百万円から増加した。為替変動による損益への影響が再び拡大している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「利益面は、減収の影響を原材料価格の低下でカバーしたものの、減価償却費や人件費等の固定費負担の増加を補うには至らず、当第2四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期比27百万円減益の944百万円、経常利益は、為替差損の影響等により減益幅が更に拡大し、前年同期比123百万円減益の664百万円となりました。」
為替差損は前年同期の109百万円から178百万円に増加し、経常利益の減益幅を拡大させた。前四半期の為替差損縮小から再び影響が拡大している。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「為替差損\n53\n17」
当第1四半期連結累計期間の為替差損は17百万円で、前年同期の53百万円から縮小した。海外子会社の為替変動による損益影響は前年同期より低減した。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「前期は、受取技術料の一時収入(190百万円)や為替差益(34百万円)の発生があったのに対し、当期は為替差損(185百万円)などが発生したためです。」
当期に185百万円の為替差損が発生し、海外子会社の為替変動が経常利益を押し下げた。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「為替差損 2 109」
当第2四半期連結累計期間の為替差損は109百万円となり、前年同期の2百万円から増加した。前四半期まで縮小していた為替変動による損益影響が再び拡大している。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「為替差損 55 53」
当第1四半期連結累計期間に53百万円の為替差損が発生し、前四半期まで縮小・消失していた海外子会社の為替変動による損益影響が再び現れた。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「特に、経常利益については、前年同期に比べ為替差損が大幅に縮小したため、また、親会社株主に帰属する四半期純利益については、2期連続で発生した厚生年金基金解散に係る特別損失が当第3四半期連結累計期間はないため、それぞれ大幅な改善となりました。」
前年同期に743百万円発生していた為替差損が当第3四半期連結累計期間は発生せず、海外子会社の為替変動による損益影響がさらに縮小した。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「特に、経常利益については、前年同期に比べ為替差損が大幅に縮小したため、また、親会社株主に帰属する四半期純利益については、2期連続で発生した厚生年金基金解散に係る特別損失が当四半期累計期間はないため、それぞれ大幅な改善となりました。 為替差損 671 2」
為替差損は前年同期の671百万円から2百万円へ大幅に縮小し、為替相場変動による損益影響がさらに低減した。為替差損自体は発生しているため、リスクは実際に顕在化している。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「営業外費用 支払利息 67 64 為替差損 264 55 その他 21 19 営業外費用合計 353 139」
為替差損は前年同期の264百万円から55百万円に減少し、海外子会社の為替相場変動による損益影響は前年同期より縮小した。 - FY2017悪化有価証券報告書
「営業外収益は、ほぼ前期並みの1億57百万円となりました。営業外費用は、海外子会社での為替差損拡大の影響により2億14百万円増加の8億13百万円となりました。」
海外子会社の為替差損拡大により営業外費用が前期比214百万円増加し、為替相場変動の影響が通期損益に拡大して現れている。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「一方、利益面は、東邦化学(上海)有限公司における営業損益の改善の遅れや、同社での円高による多額の為替差損の発生の影響があったものの、」
上海子会社における円高起因の為替差損が引き続き利益を押し下げ、第3四半期累計の為替差損は743百万円となった。前四半期累計の669百万円から拡大している。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「経常利益は、東邦化学(上海)有限公司での円高による多額の為替差損発生の影響により、大幅な減益となりました。 収入の主な要因は、減価償却費9億81百万円、厚生年金基金解散損失引当金の増加額4億90百万円、たな卸資産の減少額5億49百万円、為替差損6億69百万円等であり、」
上海子会社における円高起因の為替差損が継続・拡大し、当第2四半期累計期間の為替差損は6億69百万円となった。為替換算調整勘定も1,139百万円から725百万円へ減少している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「一方、経常損益及び親会社株主に帰属する四半期純損益につきましては、東邦化学(上海)有限公司での円高による多額の為替差損の発生の影響で損失計上を余儀なくされました。」
円高により上海子会社で為替差損が発生し、経常損失84百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失182百万円となった。四半期損益計算書上の為替差損は264百万円である。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの在外連結子会社の財務諸表は、連結財務諸表作成のため円換算しておりますが、その円換算額は為替相場の動向に左右されるため、大幅な変動が生じた場合は当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
当年度は為替差損1億89百万円を計上し、為替換算調整勘定も182百万円減少している。