技術進歩・競争激化による製品陳腐化と収益性低下
FY2016に初出。18回の記載のうち12回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q2。直近の記載はFY2026。
ADEKAがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より8年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。55社中27社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに8社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「家電・EV市況の低迷が続くなか、価格競争の激化により、欧米を中心に難燃剤の販売が低調でした。また、自動車生産は持ち直しの動きを見せたものの、石油化学市場で生産が鈍化し、プラスチック製品全般に使用される酸化防止剤の販売が低調でした。」
家電・EV・石油化学市場の低迷と価格競争激化が、欧米の難燃剤や酸化防止剤の販売低調として引き続き実際に表れている。 - 2026-05-14顕在化決算
「価格競争の激化により、欧米を中心に難燃剤の販売が低調でした。また、自動車生産は持ち直しの動きを見せたものの、石油化学市場で生産が鈍化し、プラスチック製品全般に使用される酸化防止剤の販売が低調でした。」
競争激化と需要業界の生産鈍化が、難燃剤・酸化防止剤の販売低調として引き続き実績に表れている。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「家電、EV市況の低迷に伴う競合との価格競争激化により、欧米を中心に難燃剤の販売が低調でした。また、自動車や石油化学市場で生産が弱含む中、プラスチック製品全般に使用される酸化防止剤の販売が低調でした。」
家電・EV市況の低迷と競合との価格競争激化が、欧米の難燃剤販売低調として実際に表れた。自動車・石油化学市場の生産弱含みに伴う酸化防止剤の販売低調も記載している。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「ポリオレフィン樹脂に使用されるワンパック顆粒添加剤や酸化防止剤は、景気減速の影響から中東・欧州での樹脂生産が低迷し、競争環境も激化したことから販売に苦戦しました。」
中東・欧州での樹脂生産低迷と競争激化が、ワンパック顆粒添加剤・酸化防止剤の販売苦戦として実際に表れた。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「ポリオレフィン樹脂に使用されるワンパック顆粒添加剤や酸化防止剤は、中東・欧州での需要低迷と市場での競争激化により、販売が苦戦しました。」
中東・欧州での需要低迷と競争激化が、ワンパック顆粒添加剤・酸化防止剤の販売苦戦として実際に表れた。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「ポリオレフィン樹脂に使用されるワンパック顆粒添加剤や酸化防止剤は、欧州を中心に競争が激化し、販売が低調でした。」
欧州を中心とする競争激化が、ワンパック顆粒添加剤・酸化防止剤の販売低調として実際に表れた。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「プラスチック製品に広く使用される酸化防止剤は、競合品の供給トラブル解消による競争激化もあり販売数量が前年同期を下回りましたが、販売価格の改定により増収となりました。」
競合品の供給トラブル解消による競争激化が、酸化防止剤の販売数量減少として実際に表れた。 - FY2021再掲有価証券報告書
「また、近年は、製造技術の進歩により、新興国をはじめとする海外のコンペティターによる追随の速度が速まっています。」
技術進歩、海外競合の追随、価格競争による製品陳腐化・収益性低下のリスクを引き続き記載している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「一方で、南米地域ではブラジル市場の競争激化の影響などから、販売が低調でした。 自動車や家電、日用品等のプラスチック製品に幅広く使用される酸化防止剤は、価格競争の影響を受け販売が低調でした。」
ブラジル市場の競争激化が農薬販売の低調として現れ、酸化防止剤でも価格競争による販売低調が続いた。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「自動車や家電、日用品等のプラスチック製品に幅広く使用される酸化防止剤は、価格競争の影響を受け全般的に販売が低調でした。」
価格競争による酸化防止剤の販売低調が引き続き記載されている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「自動車や家電、日用品などのプラスチック製品に幅広く使用される酸化防止剤は、価格競争の影響を受け販売が低調でした。」
価格競争の影響が酸化防止剤の販売低調として実際に表れた。既存製品の価格下落や競争影響が情報・電子化学品および樹脂添加剤で併記されている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「ポリオレフィン用添加剤は、自動車部材の軽量化等に寄与する核剤や食品容器等に使用される透明化剤の販売が米国を中心に好調に推移しましたが、汎用酸化防止剤は価格競争の激化により海外を中心に販売が低調でした。」
価格競争の激化が海外を中心とする汎用酸化防止剤の販売低調として実際に表れた。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「可塑剤・塩ビ用安定剤は、自動車市場の低迷による影響などから、米国、中国を中心に需給悪化と価格競争が続き、総じて販売が低調に推移しました。」
米国・中国を中心とする需給悪化と価格競争が継続し、可塑剤・塩ビ用安定剤の販売低調として引き続き表れている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「可塑剤・塩ビ用安定剤は、主に米国、中国、東南アジアでの需給悪化と価格競争の影響により、総じて販売が低調に推移しました。」
価格競争と需給悪化の影響が米国、中国、東南アジアに広がり、可塑剤・塩ビ用安定剤の販売低調として顕在化している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「可塑剤・塩ビ用安定剤は、中国、東南アジア等での価格競争の影響により、総じて販売が低調に推移しました。」
中国・東南アジア等での価格競争が塩ビ用安定剤等の販売低調として顕在化し、競争激化の影響地域が広がっている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「安定剤・可塑剤は、北米での競争激化により塩ビ用安定剤の販売が低調に推移しましたが、自動車部材向けにゴム用可塑剤の販売が好調に推移し、全体としては前第3四半期連結累計期間並みの推移となりました。」
北米での競争激化により塩ビ用安定剤の販売が低調となり、競争激化による販売への影響が実際に発生したと記載している。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「光学フィルム向け光硬化樹脂は販売数量が伸長したものの、販売価格の下落により売上高が前第2四半期連結累計期間を下回りました。」
情報化学品で販売価格の下落が実際に発生し、販売数量の伸長にもかかわらず売上高を押し下げた。本文では、この価格下落と技術進歩・競争激化との因果関係までは記載していない。 - FY2016初出有価証券報告書
「技術の急速な進歩により、当社製品・技術の一部が陳腐化する可能性があり、また、技術の急速な普及や国内外のコンペティターの新規参入に伴う価格競争の激化により、製品価格が想定以上に下落する可能性があります。」
情報・電子化学品など技術変化の速い分野について、陳腐化、競争相手の追随、新規参入、価格下落をリスクとしている。