映像作品の在庫・受注・収益性に関するリスク
FY2017に初出。27回の記載のうち18回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2026。
ブロードメディアがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。6社中3社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに1社。
- FY2026対処有価証券報告書
「日本語字幕・吹替制作において、当第4四半期(1月~3月)に受注が増加し、大幅な増収となったことに加え、前期に減損処理を行ったことや下期に固定費を圧縮したこと等によりコストが減少し、通期での増収、黒字化を達成いたしました。」
スタジオ・プロダクションは第4四半期の受注増加、固定費圧縮及び前期減損処理によるコスト減少により、通期で増収・黒字化を達成した。 - 2026-05-12対処決算
「前期に減損処理を行ったことや下期に固定費を圧縮したこと等によりコストが減少し、通期での増収、黒字化を達成いたしました。」
スタジオ・プロダクションは受注増加とコスト減少により、通期で黒字化した。 - FY2026-H1吹替受注減少・コスト減による損失縮小有価証券報告書
「字幕制作は好調だったものの吹替制作の受注が減少し、減収となりました。一方で、前期に減損処理を行ったこと等によりコストが減少し、損失が縮小いたしました。」
字幕制作の好調や前期の減損処理によるコスト減で損失は縮小したが、吹替制作の受注減少による減収が続いている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「売上高は、前連結会計年度と比べ177,614千円(10.2%)減少し、1,556,782千円(前連結会計年度は1,734,396千円)、営業損益は9,920千円の損失(前連結会計年度は38,041千円の利益)となりました。日本語字幕・吹替制作において、下期は受注が回復し利益を計上したものの、上期が前期に発生した米国ハリウッドの全米脚本家組合(WGA)や全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響により、映画やドラマ作品の公開延期や作品数の減少が続き減収減益だったため、通期では減収となり損失を計上いたしました。」
スタジオ・プロダクションは通期で10.2%減収となり、前期の営業利益から9,920千円の損失へ転じた。下期の受注回復があった一方、上期のストライキ影響が通期損益に残った。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「日本語字幕・吹替制作において、前期に発生した米国ハリウッドの全米脚本家組合(WGA)や全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響により、映画やドラマ作品の公開延期や作品数の減少が続いていることから受注が減少し収支が大幅に悪化したため、損失を計上いたしました。」
前期の米国ストライキに起因する公開延期・作品数減少が当中間期にも続き、受注減少と収支悪化によりスタジオ・プロダクションが損失を計上した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「売上高は、前連結会計年度と比べ188,016千円(9.8%)減少し、1,734,396千円(前連結会計年度は1,922,412千円)、営業利益は38,041千円(前連結会計年度は191,202千円)となりました。日本語字幕・吹替制作は、海外ドラマシリーズ等の売上計上がシリーズ全話納品後の一括計上に変更となり、第1四半期において減収となったことに加え、第3四半期に続き第4四半期に米国ハリウッドの全米脚本家組合(WGA)や全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響を受けたことにより、減収となりました。」
スタジオ・プロダクションは9.8%減収、営業利益38,041千円となった。売上計上方法の変更に加え、WGA・SAG-AFTRAストライキの影響が第4四半期にも及んだ。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「日本語字幕・吹替制作は、海外ドラマシリーズ等の売上計上がシリーズ全話納品後の一括計上に変更となり、第1四半期が減収となった影響や、当第3四半期において米国ハリウッドの全米脚本家組合(WGA)や全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響を受けたことにより、減収となりました。また、人件費等のコストが増加いたしました。」
売上計上方法の変更に加え、米国WGA・SAG-AFTRAのストライキと人件費増加がスタジオ・プロダクションの減収減益要因となった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「日本語字幕・吹替制作において、海外ドラマシリーズ等の売上計上がシリーズ全話納品後の一括計上に変更となり、第1四半期が減収となったことが影響いたしました。また、人件費等のコストが増加したこと等から、減収減益となりました。」
スタジオ・プロダクションは売上計上方法の変更による第1四半期の減収と人件費等のコスト増加により、前年同期比3.8%減収、営業利益51,715千円へ減益となった。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「日本語字幕・吹替制作において、海外ドラマシリーズ等の売上計上がシリーズ全話納品後の一括計上に変更となったことが影響し、減収となりました。また、人件費等のコストが増加したこと等から、営業損益は若干の損失となりました。」
スタジオ・プロダクションでは、売上計上方法の変更による減収と人件費等のコスト増加により、前年同期の営業利益から797千円の営業損失へ転じた。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ286,502千円(12.4%)減少し、2,018,485千円(前年同期は2,304,988千円)、営業損益は74,561千円の損失(前年同期は47,876千円の利益)となりました。デジタルメディアサービスは、広告収入の不調が続いていること等から、赤字幅が拡大いたしました。コンテンツ販売事業は、外国映画の配給事業からの撤退に伴い、償却負担が重かった過去作品の評価減を行ったことによりコストが減少したものの、テレビ局向け番組販売が減少し、赤字幅が拡大いたしました。」
スタジオ・コンテンツは12.4%減収となり、前年同期の47,876千円の利益から74,561千円の営業損失へ転じた。広告収入の不調及びテレビ向け番組販売の減少が続き、過去作品の評価減後も赤字幅が拡大した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ131,198千円(9.0%)減少し、1,324,464千円(前年同期は1,455,663千円)、営業損益は61,250千円の損失(前年同期は7,567千円の損失)となりました。制作事業は大手VOD事業者からの受注が増加し、増収増益となりました。デジタルメディアサービスは、広告収入の不調が続いていること等から、赤字幅が拡大いたしました。コンテンツ販売事業は、外国映画の配給に係る過去作品の償却負担が重く、また、テレビ向け番組販売が減少し、赤字幅が拡大いたしました。その結果、「スタジオ・コンテンツ」セグメントは減収減益となりました。」
制作事業の大手VOD事業者向け受注増加があった一方、広告収入の不調、外国映画の過去作品に係る償却負担、テレビ向け番組販売の減少により、セグメントは9.0%減収となり、営業損失も7,567千円から61,250千円へ拡大した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「制作事業は受注の後ろ倒しの影響等により減収となったものの、営業利益は前年同期と同水準となりました。コンテンツ販売事業はテレビ向け番組販売が大幅に減少し、デジタルメディアサービスは企業の広告費削減の影響により広告収入の減少が続いていること等から、いずれも赤字幅が拡大いたしました。その結果、「スタジオ・コンテンツ」セグメントは減収減益となりました。」
制作事業の受注後ろ倒し、テレビ向け番組販売の大幅減少及び広告収入減少の継続により、スタジオ・コンテンツは前年同期比12.6%減収となり、営業損失も9,222千円から52,706千円へ拡大した。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ254,244千円(12.4%)増加し、2,304,988千円(前年同期は2,050,744千円)、営業損益は47,876千円の利益(前年同期は128,299千円の損失)となりました。 コンテンツ販売事業はテレビ局向け番組販売が減少いたしました。また、デジタルメディアサービスは企業の広告費削減の影響による広告収入の不調が続き、減収となりました。一方、制作事業は前年同期に新型コロナウイルス感染症の影響により延期または中止となっていた日本語吹替制作が回復したことから大幅な増収増益となりました。その結果、「スタジオ・コンテンツ」セグメントの売上高は増加し、黒字に転換いたしました。」
日本語吹替制作の回復により、スタジオ・コンテンツは前年同期の128,299千円の営業損失から47,876千円の利益へ転換した。一方、テレビ向け番組販売と広告収入の減少は残っている。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ62,677千円(4.5%)増加し、1,455,663千円(前年同期は1,392,985千円)、営業損益は7,567千円の損失(前年同期は77,565千円の損失)となりました。制作事業は前年同期に新型コロナウイルス感染症の影響により延期または中止となっていた日本語吹替制作が回復したことから大幅な増収増益となりました。」
日本語吹替制作の回復により、スタジオ・コンテンツの売上高は4.5%増加し、営業損失は77,565千円から7,567千円へ縮小した。一方、テレビ向け番組販売の大幅減少と広告収入の不調は残っている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「制作事業は前年同期に新型コロナウイルス感染症の影響により延期または中止となっていた日本語吹替制作が回復したことから増収となり、黒字に転換いたしました。コンテンツ販売事業はテレビ向け番組販売が大幅に減少いたしました。デジタルメディアサービスは企業の広告費削減の影響により広告収入が減少したものの、コスト削減の効果により赤字幅が縮小いたしました。」
日本語吹替制作の回復により制作事業が黒字転換し、スタジオ・コンテンツセグメントの営業損失は45,109千円から9,222千円へ縮小した。一方、テレビ向け番組販売と広告収入の減少は残っている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「売上高は、前連結会計年度と比べ532,378千円(16.3%)減少し、2,729,319千円(前連結会計年度は3,261,698千円)、営業損益は156,238千円の損失(前連結会計年度は137,341千円の損失)となりました。」
スタジオ・コンテンツは通期で16.3%減収となり、営業損失も137,341千円から156,238千円へ拡大した。広告収入、テレビ向け番組販売及び海外作品の制作延期等の影響が記載された。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「制作事業は上期に止まっていた日本語吹替制作は再開したものの、海外の映画やドラマ作品の制作延期が続いていることによる受注の減少や後ろ倒しが影響し、大幅に減収減益となりました。その結果、「スタジオ・コンテンツ」セグメントの売上高は減少し、営業損失が拡大いたしました。」
日本語吹替制作は一部再開したものの、海外作品の制作延期が続き、受注の減少・後ろ倒しによってスタジオ・コンテンツの減収減益と営業損失拡大が続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「デジタルメディアサービスは新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要によりコンテンツ配信サービスが好調に推移したものの、企業の広告費削減の影響により広告収入が減少し、減収減益となりました。また、コンテンツ販売事業はテレビ向け番組販売が大幅に減少し、制作事業は新型コロナウイルス感染症の影響により延期や中止となっていた日本語吹替制作が一部再開したものの、前年同期の水準には及ばなかったため、減収減益となりました。その結果、「スタジオ・コンテンツ」セグメントの売上高は減少し、営業損失が拡大いたしました。」
巣ごもり需要による配信好調がある一方、広告収入とテレビ向け番組販売の減少、日本語吹替制作の回復遅れにより、スタジオ・コンテンツの営業損失が前年同期の35,922千円から77,565千円へ拡大した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「制作事業は新型コロナウイルス感染症の影響により、出演者を集めたスタジオでの日本語吹替制作が延期または中止となったことにより、大幅に減収減益となりました。その結果、「スタジオ・コンテンツ」セグメントの売上高は減少し、営業損失が拡大いたしました。」
新型コロナウイルス感染症により日本語吹替制作の延期・中止が実際に発生し、スタジオ・コンテンツセグメントは前年同期比12.0%減収、営業損失は18,784千円から45,109千円へ拡大した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ150,183千円(9.0%)増加し、1,820,006千円(前年同期は1,669,823千円)、営業損益は、64,829千円の損失(前年同期は31,969千円の損失)となりました。 制作事業は受注が増加し、増収増益となりました。一方、番組販売事業はテレビ局向け番組販売が増加したものの、原価率が上昇しました。また、映画配給事業は苦戦が続き赤字幅が拡大いたしました。その結果、「スタジオ」セグメントの売上高は増加しましたが、営業損失が拡大いたしました。」
制作事業の受注増加があった一方、番組販売の原価率上昇と映画配給事業の苦戦により、スタジオセグメントの営業損失は前年同期の31,969千円から64,829千円へ拡大した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ56,452千円(5.0%)増加し、1,183,724千円(前年同期は1,127,272千円)、営業損益は53,934千円の損失(前年同期は15,815千円の損失)となりました。制作事業は受注が増加し、増収増益となりました。一方、番組販売事業はテレビ局向け番組販売が減少したことに加え、原価率が上昇しました。また、映画配給事業は苦戦が続き赤字幅が拡大いたしました。その結果、「スタジオ」セグメントの売上高は増加しましたが、営業損失が拡大いたしました。」
制作事業の受注増加による増収増益があった一方、番組販売の減少・原価率上昇と映画配給事業の苦戦により、スタジオセグメントの営業損失は15,815千円から53,934千円へ拡大した。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ64,235千円(12.1%)増加し、593,924千円(前年同期は529,689千円)、営業損益は22,228千円の損失(前年同期は8,756千円の損失)となりました。制作事業は受注が増加し、増収増益となりました。一方、番組販売事業はテレビ局向け番組販売が減少したことに加え、原価率が上昇しました。また、映画配給事業は苦戦が続き赤字幅が拡大いたしました。その結果、「スタジオ」セグメントの売上高は増加しましたが、営業損失が拡大いたしました。」
制作事業の受注増加による増収増益があった一方、番組販売の減少・原価率上昇と映画配給事業の苦戦により、スタジオセグメントの営業損失は8,756千円から22,228千円へ拡大した。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ331,880千円(16.6%)減少し、1,669,823千円(前年同期は2,001,703千円)、営業損益は、31,969千円の損失(前年同期は71,738千円の利益)となりました。番組販売事業では、テレビ局向け番組販売が減少し、制作事業では、受注が減少し原価率が上昇いたしました。また、映画配給事業では、前年同期に貢献したドラマ制作がなかったことが影響し赤字幅が拡大いたしました。その結果、「スタジオ」セグメントは減収減益となりました。」
スタジオセグメントでは、テレビ局向け番組販売の減少、制作事業の受注減少と原価率上昇、前年同期に貢献したドラマ制作の欠如により、売上高が前年同期比16.6%減少し、営業損益も71,738千円の利益から31,969千円の損失へ悪化した。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ50,729千円(4.3%)減少し、1,127,272千円(前年同期は1,178,001千円)、営業損益は15,815千円の損失(前年同期は12,364千円の利益)となりました。 番組販売事業はテレビ局向け番組販売が増加し、増収増益となりました。一方、制作事業の受注が減少し原価率が上昇したことや、映画配給事業のビデオ販売等が減少したことが影響し、「スタジオ」セグメントは減収減益となりました。」
制作事業の受注減少、原価率上昇及び映画配給事業のビデオ販売等の減少により、スタジオセグメントは前年同期の利益から15,815千円の損失へ転じた。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「売上高は、前年同期と比べ84,894千円(13.8%)減少し、529,689千円(前年同期は614,584千円)、営業損益は8,756千円の損失(前年同期は292千円の利益)となりました。番組販売事業はテレビ局向け番組販売が増加し、増収増益となりました。一方、制作事業の受注が減少したことや映画配給事業のビデオ販売等が減少したことが影響し、「スタジオ」セグメントは減収減益となりました。」
制作事業の受注減少及び映画配給事業のビデオ販売等の減少により、スタジオセグメントは前年同期の利益から8,756千円の損失へ転じた。 - FY2018再掲有価証券報告書
「番組販売事業におきましては、長期間にわたる複数回の放映権利を一括取得することが多いため、一定の在庫リスクが存在しております。」
放映権利の一括取得による在庫リスク、発注量・単価の変動、制作物の瑕疵及び作品収益性の予測困難性を継続開示している。 - FY2017初出有価証券報告書
「番組販売事業におきましては、長期間にわたる複数回の放映権利を一括取得することが多いため、一定の在庫リスクが存在しております。」
放映権利の一括取得による在庫リスク、発注量・単価の変動、制作物の瑕疵や素材漏洩、映画作品ごとの収益性の予測困難性を開示している。