製品陳腐化に伴う返品・在庫損失リスク
FY2017に初出。8回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020。直近の記載はFY2025-H1。
ソースネクストがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。37社中13社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに6社。
- FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「「ポケトーク」の売上高につきましては、海外向け販売が急速に伸長している一方で、ポケトークの次世代機発売により、将来の期間に返品を見込む旧製品に係る返金負債を計上したことにより、前期比で0.5%の増加に留まりました。」
ポケトーク次世代機の発売に伴い、旧製品の将来返品見込みに係る返金負債を実際に計上し、海外販売の伸長がある中でも売上高の増加を抑える要因となった。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「一方で、店頭での販売終了を決定した製品に係る返品の影響により、IoT製品ほかハードウェア全体(「ポケトーク」除く)の売上高は前期比で減少しました。」
店頭販売を終了する製品の返品が実際に発生し、ポケトークを除くIoT製品・ハードウェア売上の減少要因となった。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「一方で、将来の期間に返品を見込む製品に係る返金負債の計上が影響し、IoT製品ほかハードウェア全体(「ポケトーク」除く)の売上高は前期比で減少しました。」
将来の返品見込みに係る返金負債を実際に計上し、ポケトークを除くIoT製品・ハードウェアの売上高減少に影響した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「これによって来期販売をしないことを決定したIoT製品について、ソフトウェア償却費の一時取込や製品評価損を計上しました。」
販売製品の見直しにより、来期販売を中止するIoT製品についてソフトウェア償却費の一時取込や製品評価損が発生した。製品評価損は5億193万円、製品廃棄損は767万円となった。 - FY2021対処有価証券報告書
「また、技術革新やバージョンアップ等により製品が陳腐化した場合には、大量の返品並びに製品評価損、製品廃棄損が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、返品された製品を含む自社製品の在庫について、適正水準の維持に努めており、現在在庫は適正水準を維持しております。」
製品評価損は前期1億8,867万円から5,127万円、製品廃棄損は1億144万円から2,990万円へ減少し、在庫は適正水準を維持していると記載した。リスク自体は継続している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「「POCKETALK W」を利益率の高い自社オンラインショップでの専売にする方針に変更し、店頭からは順次回収することとしたため、当初想定していなかった返品調整引当金等を計上することとなりました。」
POCKETALK Wの販売方針変更・店頭回収により、想定外の返品調整引当金を計上した。製品評価損1億8,867万円、製品廃棄損1億144万円も発生している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「現在返品は低水準を維持しておりますが、技術革新やバージョンアップ等により製品が陳腐化した場合には、大量の返品が発生する可能性があります。」
返品は低水準・在庫は適正水準としつつ、製品陳腐化や小売店の在庫方針変更による返品・在庫損失リスクを継続記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「現在返品は低水準を維持しておりますが、技術革新やバージョンアップ等により製品が陳腐化した場合には、大量の返品が発生する可能性があります。」
現時点では返品・在庫を適正水準としつつ、技術革新やバージョンアップによる製品陳腐化、返品調整引当金の積み増し、在庫損失の可能性を記載した。