化成品・樹脂事業における需要減少・供給過多・スプレッド縮小
FY2016に初出。31回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載は2026-05-11。
UBEがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに0社。
- 2026-05-11悪化業績予想の修正
「売上高及び営業利益は、機能品セグメント、樹脂・化成品セグメントなど全てのセグメントにおいて、主要製品の需要が想定に届かないことなどから、前回予想を下回る見込みです。」
樹脂・化成品セグメントの売上高予想は2,570億円から2,512億円、営業利益予想は95億円から82億円へ下方修正され、需要回復の見通しが弱まりました。 - FY2026-H1コンポジット回復とナイロン・カプロラクタム悪化が併存有価証券報告書
「コンポジット事業は、自動車向けの国内需要が回復基調にあることから販売数量が増加し、また前年度第3四半期に欧州のマテリアルリサイクル樹脂製造会社を取得したことから、増収となりました。 ナイロンポリマー事業は、海外において食品包装フィルム用途等の需要が低迷したことにより販売数量が減少し、販売価格も下落したことから、減収となりました。 カプロラクタム・硫安事業は、競争激化により販売数量が減少し、販売価格も下落したことから、減収となりました。」
コンポジットでは国内自動車需要の回復と欧州企業取得による増収があった一方、ナイロンポリマーとカプロラクタム・硫安では需要低迷、競争激化、数量・価格下落が続きました。 - FY2025需要回復とコンポジット低調が併存有価証券報告書
「ナイロンポリマー事業は、海外において食品包装フィルム用途等の需要が回復したことにより販売数量が増加し、販売価格も上昇したことから、増収となりました。 コンポジット事業は、自動車部材用途に加えて、産業機器等の非自動車部材用途も販売が軟調に推移し、減収となりました。」
ナイロンポリマーやカプロラクタムでは海外需要の回復が進んだ一方、コンポジット事業は自動車・非自動車用途とも販売が軟調で、市況リスクの緩和と残存が併存しました。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「ナイロンポリマー事業は、海外において食品包装フィルム用途等の需要が回復したことにより販売数量が増加し、販売価格も上昇したことから、増収となりました。カプロラクタム・硫安事業は、海外において販売数量が増加し、また原料市況の上昇により販売価格も上昇したことから、増収となりました。」
海外の食品包装フィルム用途等の需要回復と、ナイロンポリマー・カプロラクタムの販売数量・価格上昇により、従来の需要減少・市況悪化リスクが一部緩和されました。一方、コンポジット事業では自動車向け需要低迷が継続しています。 - FY2024悪化有価証券報告書
「ベーシック事業のうちナイロンポリマー・カプロラクタムは厳しい業況が継続しました。」
四半期報告で示された一部需要回復の動きにかかわらず、年度ではナイロンポリマー・カプロラクタムの厳しい業況継続が明記されました。 - FY2024-Q3海外需要の回復傾向と減収が併存有価証券報告書
「ナイロンポリマー事業は、食品包装フィルム用途等の海外需要は回復傾向にあるものの、上期に販売数量が減少した影響が大きく、減収となりました。」
海外需要には回復傾向が示された一方、上期の販売数量減少の影響が大きく、ナイロンポリマー事業は減収となりました。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「樹脂・化成品セグメント全体としては、アンモニア工場における隔年の定期修理はなかったものの、需要減退によるナイロンポリマー・カプロラクタムの販売数量減少及び販売価格下落の影響等が大きく、減収減益となりました。」
アンモニア工場の定期修理がなかったにもかかわらず、需要減退による販売数量減少と販売価格下落がセグメントの減収減益要因として継続しました。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「ナイロンポリマー事業は、食品包装フィルム用途等の需要が減退したことに加え、原料カプロラクタムの市況下落等により販売価格も下落したことから、減収となりました。」
食品包装フィルム用途等の需要減退に加え、カプロラクタム市況下落による販売価格下落が発生し、需要・価格の両面で市況リスクが現れました。 - FY2023悪化有価証券報告書
「足元においては、物価高止まりによる欧州食品包装用フィルムの需要が減速し、半導体不足等による民生用LiB外装フィルム用途の需要が減少しました。汎用グレードは、中国品との価格競争が世界市場で激化しております。」
需要減速・需要減少に加え、中国品との世界市場での価格競争激化が記載され、化成品・樹脂事業の市況リスクが続きました。 - FY2023-Q2自動車減産と需要減速・販売価格上昇が併存有価証券報告書
「コンポジット事業は、自動車減産の影響を受けたものの、原料カプロラクタムの市況上昇等により販売価格が上昇したことから、増収となりました。 ナイロンポリマー事業は、食品包装フィルム用途等の需要が減速傾向にあるものの、カプロラクタムの市況上昇等により販売価格が上昇したことから、増収となりました。」
自動車減産および食品包装フィルム用途等の需要減速が数量面の下押し要因となった一方、カプロラクタム市況上昇に伴う販売価格上昇により、コンポジット・ナイロンポリマーは増収となりました。 - FY2023-Q1自動車減産と販売価格上昇が併存有価証券報告書
「コンポジット事業は、自動車減産の影響を受けたものの、原料カプロラクタムの市況上昇等により販売価格が上昇したことから、増収となりました。 ナイロンポリマー事業は、カプロラクタムの市況上昇等による販売価格の上昇に加え、食品包装フィルム用途等の需要が堅調に推移したことから、増収となりました。」
自動車減産による数量面の下押しと、カプロラクタム市況上昇に伴う販売価格上昇および食品包装フィルム用途の堅調な需要が併存しました。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「ラクタム事業は、繊維向け需要等が堅調に推移する中で、ベンゼンなど原料市況の上昇等により販売価格が上昇したことから、増収となりました。ナイロン事業は、ラクタム市況上昇等による販売価格の上昇に加え、自動車向け等の需要回復もあり販売数量も増加したことから、増収となりました。」
ラクタム・ナイロンでは需要回復、販売数量増加、販売価格上昇が続き、従来の需要減少・市況悪化リスクの影響が抑制された状態が再確認されました。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「ラクタム事業は、堅調な需要による販売数量の増加、およびベンゼンなど原料市況の上昇等もあり販売価格が上昇したことから、増収となりました。ナイロン事業は、ラクタム市況上昇等による販売価格の上昇に加え、自動車向け等の需要回復もあり販売数量も増加したことから、増収となりました。」
ラクタム・ナイロンでは需要回復と販売数量増加、販売価格上昇が生じ、従来の需要減少・市況悪化リスクの影響が一部緩和されました。 - FY2021悪化有価証券報告書
「販売価格は、原料のカプロラクタム市況の悪化を上回って下落しました。」
ナイロン樹脂等で製品販売価格の下落が原料市況の悪化を上回り、スプレッド縮小・市況悪化リスクが年度実績に現れました。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「ラクタム事業は、新型コロナウイルス等の影響を受け、原料であるベンゼン等の市況下落により販売価格が下落したことから、減収となりました。ナイロン事業は、ラクタム市況下落にともなう販売価格の下落、および新型コロナウイルスの影響による自動車向け等の需要の減退もあり、減収となりました。」
ラクタム・ナイロンで市況下落、販売価格下落、新型コロナウイルスによる自動車向け需要減退が続き、減収要因として現れました。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「ラクタム事業は、新型コロナウイルス等の影響を受け、原料であるベンゼン等の市況下落により販売価格が下落したことから、減収となりました。 ナイロン事業は、ラクタム市況下落にともなう販売価格の下落、および新型コロナウイルスの影響による自動車向け等の需要の減退もあり、減収となりました。」
中国等の需要鈍化・市況悪化に加え、新型コロナウイルスの影響がラクタム・ナイロンの販売価格下落と需要減退として続き、化成品・樹脂事業の市況リスクが悪化しました。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「ラクタム事業は、新型コロナウイルス等の影響を受け原油、ベンゼンなどの市況が下落し販売価格が下落したことから、減収となりました。ナイロン事業は、ラクタム市況下落にともなう販売価格の下落、および新型コロナウイルスの影響による自動車向け等の需要の減退もあり販売数量が伸び悩んだことから、減収となりました。」
ラクタム・ナイロンで市況下落、販売価格下落、需要減退が同時に生じ、従来の化成品・樹脂事業の市況リスクが悪化しました。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場などの成長鈍化もあり販売価格が下落し販売数量も減少したことにより減収となりました。ナイロン事業は、ラクタム価格下落の影響に加え、中国市場などの成長鈍化により需給が緩和した影響を受け、減収となりました。」
中国市場などの成長鈍化により、ラクタムの販売価格・数量が低下し、ナイロンでは需給緩和も生じた。化成品・樹脂事業の市況リスクが前四半期からさらに悪化した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場の需要鈍化もあり販売価格が下落し販売数量も減少したことにより、減収となりました。ナイロン事業は、ラクタム価格下落の影響に加え、主に中国市場の需要減退により販売数量が減少したことにより、減収となりました。」
中国市場の需要鈍化・需要減退が、ラクタムの販売価格・数量低下およびナイロンの販売数量減少として現れ、化成品・樹脂事業の市況リスクがさらに悪化した。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場の需要鈍化もあり販売価格が下落し販売数量も減少したことにより、減収となりました。ナイロン事業は、ラクタム価格下落の影響に加え、主に中国市場の需要減退により販売数量が減少したことにより、減収となりました。」
中国市場の需要鈍化・需要減退がラクタムとナイロンの販売価格・販売数量の低下として現れ、化成品・樹脂事業の市況リスクが悪化した。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場を中心に販売価格が是正されたことにより、増収となりました。 合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に販売数量は増加しましたが、原料価格上昇の中で製品価格が下落したこと等により、増収減益となりました。」
ラクタムでは販売価格の是正が続く一方、合成ゴムでは原料価格上昇下で製品価格が下落し、両事業で市況改善と悪化が併存する状況が再確認された。 - FY2019-Q2ラクタム改善と合成ゴム悪化が併存有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場を中心に販売価格が是正されたことにより、増収となりました。 合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に出荷は概ね堅調でしたが、原料価格上昇の中で製品価格が下落したこと等により、減収減益となりました。」
ラクタム事業では中国市場を中心に販売価格が是正され、従来の市況悪化リスクが一部緩和された。一方、合成ゴムでは原料価格上昇下で製品市況が軟化し、悪化が現れた。 - FY2019-Q1市況改善と悪化が併存有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場を中心に販売価格が是正されたことにより、増収となりました。 合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に出荷は概ね堅調でしたが、製品市況の軟化等により、減収減益となりました。」
ラクタムでは中国市場を中心に販売価格が是正され、従来の市況悪化リスクが一部緩和された一方、合成ゴムでは製品市況の軟化が減収減益要因となった。 - FY2018対処有価証券報告書
「ナイロン原料のカプロラクタムは、中国における環境規制等を背景として需給が堅調に推移し、市況回復が進展しました。」
中国の供給過剰に関する従来の懸念に対し、環境規制等を背景に需給が堅調となり、市況回復が進展した。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場が供給能力過剰ながらも引き続き価格が是正されたことから、増収となりました。」
中国市場の供給能力過剰は継続しているものの、価格是正によりラクタム事業が増収となった状況が再確認された。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場が引き続き供給能力過剰ながらも価格が是正されたことから、増収となりました。」
中国市場の供給能力過剰は継続しているものの、価格是正によりラクタム事業は増収となり、市況悪化リスクの一部緩和が続いた。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「ラクタム事業は、中国市場が引き続き供給過剰ながらも価格が是正されたことから、増収となりました。」
中国市場の供給過剰は継続しているものの、価格が是正されたとされ、従来の市況悪化リスクの一部緩和が示された。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「ナイロン原料のカプロラクタムは、中国での供給過多の状況は継続していますが、市況は回復傾向で推移し、海外ではアンモニアなど副原料の価格低下も寄与しました。」
中国の供給過多は継続しているものの、カプロラクタム市況は回復傾向とされ、リスクの一部緩和が示された。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「ナイロン原料のカプロラクタムは、海外ではアンモニアなど副原料の価格低下が寄与しましたが、中国での供給過多の状況は継続しており、市況は回復傾向ながらも低迷しました。」
中国の供給過多と市況低迷が継続して化学セグメントの収益に影響した。一方、市況には回復傾向もあると記載された。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「中国での供給過多の状況は継続しており、市況は低迷しました。」
中国の供給過多と市況低迷が実際の化学セグメント業績に影響し、同セグメントは営業損失となった。 - FY2016初出有価証券報告書
「他社の生産能力増強や他地域からの製品流入などによる供給増等により需給環境が悪化し、製品市況の低迷やスプレッド(製品と原料の値差)の大幅な縮小等が生じる場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。」
日本、アジア、欧州の需要・需給環境への依存をリスクとして記載。