新型コロナウイルス感染症による操業・サプライチェーン影響
FY2020に初出。11回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2024-Q1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2024-Q1対処有価証券報告書
「中国ではゼロコロナ政策の解除によりサービス需要は回復しつつありますが、自動車やスマートフォンなどの耐久消費財の需要はまだ弱く、不動産市況の低迷なども加わり需要が期待したほど回復しておりません。」
中国のゼロコロナ政策解除によりサービス需要は回復しつつあると記載され、従来の感染症による操業・需要影響の一部に改善が示された。一方、耐久消費財需要や不動産市況は弱く、影響が解消したとは記載されていない。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「エチレンアミンは、中国上海でのロックダウンが影響し出荷が減少いたしました。」「診断関連商品は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、中国向けで体外診断用医薬品の出荷が減少いたしましたが、国内向けで新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の出荷が増加いたしました。」
新型コロナウイルス感染症および中国上海のロックダウンが、エチレンアミンと中国向け体外診断用医薬品の出荷減少として当四半期にも実際に現れた。一方、国内向け遺伝子検査試薬の出荷増加も記載されている。 - FY2022対処有価証券報告書
「ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、前期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により稼働を停止していた中国の生産子会社が順調に稼働したことや需要の回復に伴い、国内外で出荷が増加いたしました。」
前期に感染症拡大で停止していた中国生産子会社が順調に稼働し、MDIの出荷が増加した。感染症による操業・需要影響は当該事業で改善方向に変化した。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、前期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により稼働を停止していた中国の生産子会社が順調に稼働したことや需要の回復に伴い、国内外で出荷が増加いたしました。」
前期に新型コロナウイルス感染症の影響で停止していた中国の生産子会社が順調に稼働し、需要回復に伴ってMDIの国内外出荷が増加した。感染症による操業・需要への影響は当該事業で改善方向に変化している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、前期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により稼働を停止していた中国の生産子会社が順調に稼働したことや需要の回復に伴い、国内輸出ともに出荷が増加いたしました。」
新型コロナウイルス感染症の影響で前期に停止していた中国の生産子会社が順調に稼働し、需要回復に伴ってMDIの国内外出荷が増加した。感染症による操業・需要への影響は一部で改善方向に変化している。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「ポリエチレン樹脂は、新型コロナウイルス感染症拡大により減少した需要の回復に伴い、国内輸出ともに出荷が増加いたしました。クロロプレンゴムは、新型コロナウイルス感染症拡大により減少した需要の回復に伴い、アジア向けを中心に輸出が増加いたしました。」
新型コロナウイルス感染症拡大により減少していた需要が回復し、ポリエチレン樹脂・クロロプレンゴムの出荷が増加した。前年同期の需要収縮による影響から、対象製品では改善方向への変化が示された。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により社会・経済活動が制限され、内外需要が急速に冷え込みました。」
新型コロナウイルス感染症による需要収縮、製品出荷減少、市況下落、設備投資抑制等が通期業績に実際に影響した。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「水処理事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一般産業分野を中心に設備投資の抑制・延期の動きがありましたが、電子産業分野において海外の半導体関連案件が伸長したことやメンテナンス等のソリューションサービスが好調に推移したことにより、売上高は増加いたしました。」
新型コロナウイルス感染症の影響による一般産業分野の設備投資抑制・延期が第3四半期にも実際に確認された。一方、海外半導体関連案件やソリューションサービスが影響を一部補った。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「このような情勢下、当社グループの連結業績については、売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な需要収縮とそれによるナフサや海外製品市況の急落の影響で、3,285億円と前年同期に比べ679億円(17.1%)の減収となりました。」
新型コロナウイルス感染症による世界的な需要収縮が第2四半期にも実際に継続し、売上高は前年同期比17.1%減少した。石油化学、クロル・アルカリ、機能商品、エンジニアリングの各事業で出荷減少や設備投資の抑制・延期等が記載されている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な需要収縮とそれによるナフサや海外製品市況の急落の影響を受け、1,565億円と前年同期に比べ363億円(18.8%)の減収となりました。」
新型コロナウイルス感染症による世界的な需要収縮が実際に発生し、売上高は前年同期比18.8%減少した。ナフサ・海外製品市況の急落や各事業の出荷減少、営業損失等として影響が具体化した。 - FY2020初出有価証券報告書
「当連結会計年度の当社グループにおける新型コロナウイルス感染症の影響については、ウレタン原料の製造・販売を行う中国子会社で稼働停止を余儀なくされるなど、一部の製品・地域において売上の減少等はあったものの、グループ全体としては限定的となりました。」
新型コロナウイルス感染症による中国子会社の稼働停止と一部製品・地域の売上減少が実際に発生し、今後の需給環境、原燃料・市況、為替、サプライチェーン分断への影響をリスクとして初めて明示した。