海外原料市況低迷を見越した肥料の買い控え
FY2016-Q2に初出。33回の記載のうち16回が「再定義」で、最初の「再定義」はFY2017-Q2。直近の記載はFY2026-H1。
多木化学がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。55社中38社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに17社。
- FY2026-H1再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量が秋用肥料の値上がりを見越した駆け込み需要により増加したことに加え、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は78億32百万円と前年同期に比べ20.9%の大幅な増加となり」
秋用肥料の値上がり前の駆け込み需要による数量増加と、原料価格上昇に伴う販売価格上昇による増収構図が継続している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量が増加したことや、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は118億63百万円と前期に比べ10.1%の大幅な増加となり」
肥料の販売数量増加と原料価格上昇に伴う販売価格上昇による増収構図が通期でも継続した。 - FY2025-H1再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量が増加したことや、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は64億77百万円と前年同期に比べ8.2%の増加となり」
従来の原料価格下落や買い控えを中心とする記載から、原料価格上昇に伴う販売価格上昇と販売数量増加による増収の構図へ変わっている。 - FY2024-H1再定義有価証券報告書
「肥料の販売価格は原料価格の下落により値下がりしたものの、販売数量が値上がりを見越した駆け込み需要の影響などにより増加し、売上高は59億89百万円と前年同期に比べ7.1%の増加となりましたが、売上原価率の上昇などにより、営業利益は1億34百万円と前年同期に比べ33.0%の大幅な減少となりました。」
肥料価格は原料価格下落により値下がりした一方、値上がり前の駆け込み需要で販売数量は増加した。従来の買い控え中心の記載から需要要因が変わり、増収ながら売上原価率上昇で減益となっている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「肥料の販売数量は前年同期並みに推移したものの、販売価格が原料価格の下落により値下がりし、売上高は26億3百万円と前年同期に比べ15.3%の大幅な減少となり、加えて売上原価率の上昇などにより、営業利益は12百万円と前年同期に比べ93.7%の大幅な減少となりました。」
販売数量が前年同期並みでも、原料価格下落に伴う販売価格下落と売上原価率上昇により、アグリ事業は大幅減収・大幅減益となった。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「肥料の販売価格は原料価格の上昇により値上がりしたものの、販売数量が値下がりを見越した買い控えなどの需要の減退により大幅に減少し、売上高は55億90百万円と前年同期に比べ8.2%の減少となり、加えて製品在庫の影響などにより売上原価率が上昇し、営業利益は2億0百万円と前年同期に比べ68.1%の大幅な減少となりました。」
原料価格上昇による販売価格上昇でも、値下がりを見越した買い控え等による販売数量減少と製品在庫の影響で減収・大幅減益となった。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量は値上がりを見越した駆け込み需要の反動で減少したものの、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は30億74百万円と前年同期に比べ21.0%の大幅な増加となり、営業利益は1億95百万円と前年同期に比べ2.5%の増加となりました。」
値上がり前の駆け込み需要の反動による数量減少と、原料価格上昇に伴う販売価格上昇が併存する構図が継続している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量は値上がりを見越した駆け込み需要の反動で減少したものの、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は115億21百万円(前期は100億11百万円)となり」
値上がり前の駆け込み需要の反動による数量減少と、原料価格上昇に伴う販売価格上昇が併存する構図が通期でも確認された。 - FY2022-Q3再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は値上がりを見越した駆け込み需要の反動で減少したものの、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は74億0百万円(前年同期は66億56百万円)となり、営業利益は8億61百万円(前年同期は5億93百万円)となりました。」
前四半期まで数量横ばいまたは増加とされていた状況から、値上がり前の駆け込み需要の反動による販売数量減少が明示された。一方、原料価格上昇に伴う販売価格上昇により売上高・営業利益は前年同期の水準を上回っている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量は前年同期並みに推移したものの、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は60億91百万円(前年同期は53億53百万円)となり、営業利益は7億80百万円(前年同期は5億75百万円)となりました。」
肥料の数量は前年同期並みで、原料価格上昇に伴う販売価格上昇が増収・増益につながる構図が続いている。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は前年同期並みに推移したものの、販売価格が原料価格の上昇により値上がりし、売上高は25億40百万円(前年同期は23億36百万円)となり、営業利益は2億63百万円(前年同期は1億90百万円)となりました。」
海外原料市況の低迷を見越した買い控えや価格下落を中心とした従来の記載から、原料価格上昇に伴う肥料価格上昇と数量横ばいの構図へ変わっている。 - FY2021再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量が海外原料市況の上昇に伴う値上がりを見越した駆け込み需要の影響などで増加したことに加え、販売価格を改定したことにより、売上高は100億11百万円と前期に比べ12.2%の大幅な増加となり」
海外原料市況の上昇を受けた値上がり前の駆け込み需要により販売数量が増加する構図が通期でも確認されている。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量が海外原料市況の上昇に伴う値上がりを見越した駆け込み需要の影響などで増加したことにより、売上高は66億56百万円と前年同期に比べ9.7%の増加となり」
海外原料市況の上昇に伴う値上がりを見越した駆け込み需要により肥料販売数量が増加する構図が継続している。 - FY2021-Q2再定義有価証券報告書
「肥料の販売価格は値下がりしたものの、販売数量が秋用肥料の値上がりを見越した駆け込み需要の影響などで増加したことにより、売上高は53億53百万円と前年同期に比べ13.2%の大幅な増加となりましたが」
肥料販売数量の増加要因が、前年のコロナ禍による需要減退等から、秋用肥料の値上がりを見越した駆け込み需要へ具体化されている。販売価格は値下がりしている。 - FY2021-Q1再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は前年同期並みに推移したものの、販売価格が値下がりしたことにより、売上高は23億36百万円と前年同期に比べ1.0%の減少となり」
販売数量減少ではなく前年同期並みの数量となる一方、販売価格の値下がりが減収要因として示されている。 - FY2020-Q3再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は、前年同期に見られた消費税増税による駆け込み需要がなかったことや、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う需要の減退などにより減少したことに加え、販売価格が値下がりし、売上高は60億67百万円と前年同期に比べ7.8%の減少となりました。」
肥料販売数量の減少要因として、前年の消費税増税前の駆け込み需要の反動が加わり、新型コロナウイルス感染症による需要減退および販売価格下落とともに減収へつながっている。 - FY2020-Q2再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う需要の減退などで減少したことや販売価格の値下がりにより、売上高は47億28百万円と前年同期に比べ5.6%の減少となりましたが、販売費及び一般管理費が減少したことなどもあり、営業利益は6億円と前年同期に比べ0.6%の減少にとどまりました。」
肥料販売数量の減少要因が、価格値下がりを見越した買い控え等から、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う需要減退へ変わっている。販売価格下落も重なり減収となったが、販管費減少により営業減益幅は小幅にとどまった。 - FY2020-Q1再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は増加したものの、販売価格が値下がりしたことにより、売上高は23億60百万円と前年同期に比べ0.3%の減少となりましたが、販売費及び一般管理費が減少したことにより、営業利益は2億44百万円と前年同期に比べ6.7%の増加となりました。」
肥料価格の値下がりによる減収が再び示された一方、販売数量は増加し、販管費減少により営業増益となっている。 - FY2019再定義有価証券報告書
「肥料の販売価格は値上がりしたものの、販売数量が値上がりを見越した駆け込み需要の反動減や汎用肥料の低調な出荷などにより減少し、売上高は93億55百万円と前期に比べ2.6%の減少となりました。」
販売数量減少の要因として、値上げ前の駆け込み需要の反動に加え、汎用肥料の出荷低調が通期で明示された。価格上昇でも減収となっている。 - FY2019-Q3再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は、消費増税による前倒し需要や新規受託先への増販があったものの、肥料価格の値上がりを見越した前年末の駆け込み需要の反動や春用肥料の出荷が低調に推移したことなどにより減少しました。売上高は肥料価格が上昇したことにより、65億83百万円と前年同期に比べ1.1%の増加となり、営業利益は5億36百万円と前年同期に比べ7.5%の増加となりました。」
数量減少の要因として、従来の駆け込み需要反動・春用肥料の低調に加え、消費増税による前倒し需要や新規受託先への増販が記載された。数量は減少したが、肥料価格上昇により増収増益となっている。 - FY2019-Q2再定義有価証券報告書
「肥料の販売価格は値上がりしたものの、販売数量が値上がりを見越した駆け込み需要の反動や春用肥料の出荷が低調であったことなどにより減少し、売上高は50億11百万円と前年同期に比べ6.1%の減少となりました。」
肥料価格の値上がりを見越した駆け込み需要の反動に加え、春用肥料の出荷低調が数量減少要因として明示され、減収となっている。 - FY2019-Q1再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は肥料価格の値上がりを見越した前年度末の駆け込み需要の反動により減少し、売上高は23億66百万円と前年同期に比べ1.4%の減少となりましたが」
海外原料市況の低迷を見越した買い控えという従来の説明から、前年度末の肥料価格値上がり前の駆け込み需要の反動による数量減少へ、販売数量減少の要因が変わっている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量は31年春用肥料の値上げを見越した駆け込み需要などにより増加し、また海外原料市況の上昇に伴い肥料価格が値上がりしたことにより、売上高は96億4百万円と前期に比べ6.0%の増加となり、営業利益は7億64百万円と前期に比べ7.5%の増加となりました。」
海外原料市況の上昇と肥料価格の値上がり、値上げ前の駆け込み需要による数量増加が通期でも続いている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量が堅調に推移し、海外原料市況の上昇に伴い肥料価格が値上がりしたことにより、売上高は65億12百万円と前年同期に比べ3.2%の増加となり、営業利益は4億99百万円と前年同期に比べ3.4%の増加となりました。」
海外原料市況の上昇に伴う肥料価格上昇と販売数量の堅調さによる増収増益が継続している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「肥料の販売数量が堅調に推移し、海外原料市況の上昇に伴い肥料価格が値上がりしたことにより、売上高は53億37百万円と前年同期に比べ3.7%の増加となり、営業利益は6億60百万円と前年同期に比べ4.2%の増加となりました。」
海外原料市況の上昇に伴う肥料価格上昇と販売数量の堅調さによる増収増益が継続している。 - FY2018-Q1再定義有価証券報告書
「春用肥料が堅調に出荷されたことに加え、海外原料市況の上昇に伴い肥料価格が値上がりしたこともあり、売上高は24億円と前年同期に比べ5.4%の増加となり、営業利益は2億7百万円と前年同期に比べ4.6%の増加となりました。」
海外原料市況の低迷・値下がりを見越した買い控えという従来の説明から、海外原料市況の上昇に伴う肥料価格の値上がりと春用肥料の堅調出荷による増収増益へ記載が変わっている。 - FY2017-Q3再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量は増加したものの、海外原料市況の低迷などに伴う販売価格の下落により、売上高は63億10百万円と前年同期に比べ1.2%の減少となりましたが」
販売数量の増加は続く一方、前四半期の秋用肥料の値上がりを見越した駆け込み需要という説明から、海外原料市況低迷に伴う販売価格下落による減収へ記載が変わっている。 - FY2017-Q2再定義有価証券報告書
「肥料の販売数量が、秋用肥料の値上がりを見越した駆け込み需要の影響で増加したことなどにより」
従来の海外原料市況低迷による値下がりを見越した買い控えから、秋用肥料の値上がりを見越した駆け込み需要による販売数量増加へ、需要要因の記載が変わっている。 - FY2016削除有価証券報告書
「肥料の販売数量は増加したものの、海外原料市況の低迷などによる販売価格の下落により、売上高は90億50百万円と前期に比べ4.5%の減少となり」
前期および第2四半期に示された、値下がりを見越した買い控えによる販売数量減少は通期では記載されず、販売数量は増加している。 - FY2016-Q3後退有価証券報告書
「肥料の販売数量は増加したものの、海外原料市況の低迷などによる販売価格の下落により、売上高は63億87百万円と前年同期に比べ0.1%の減少となり」
前四半期に記載された海外原料市況低迷を見越した買い控えによる販売数量減少は見られず、販売数量は増加した。一方、価格下落による売上高への影響は残っている。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「肥料の販売数量は、海外原料市況の低迷などによる値下がりを見越した買い控えにより減少し、売上高は50億61百万円と前年同期に比べ1.4%の減少となり、加えてたな卸資産の期末評価の影響などによる売上原価の増加もあり、営業利益は4億3百万円と前年同期に比べ21.9%の大幅な減少となりました。」
海外原料価格の下落見通しを背景とした買い控えが、販売数量・売上高・営業利益の減少として現れている。