中国景気減速・英国EU離脱による景気先行き不透明感
FY2017-Q2に初出。19回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載はFY2026。
岡山製紙がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。172社中140社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに68社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「一方で、不安定な為替変動、中東情勢が燃料・資材の調達に与える影響等、先行き不透明な状況が続いております。」
従来の物価上昇、景気減速等に加え、不安定な為替変動や中東情勢による燃料・資材調達への影響が新たな不透明要因として記載された。 - FY2025悪化有価証券報告書
「一方で、米国の通商政策による国内景気への影響等、先行き不透明な状況が続いております。」
従来の物価上昇・景気減速等に加え、米国の通商政策による国内景気への影響を先行き不透明要因として記載している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当事業年度における板紙業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の5類移行や政府による各種政策効果もあり、国内の産業活動全般の正常化が進み、緩やかに景気の回復が続く一方、原燃料価格の高止まりや為替相場の円安基調等もあり、先行きは不透明となっています。」
経済活動の正常化・景気回復が記載される一方、原燃料価格の高止まりと円安基調による先行き不透明感が継続している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「物価上昇による消費の抑制等の影響で段ボール原紙を中心とした板紙の需要が減退し、販売数量は減少しました」
物価上昇による消費抑制が板紙需要の減退として実際に表れ、景気・需要に関する不透明感の影響が継続している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「物価の高騰等による景気の減速により板紙の需要は減少しましたが、価格改定の浸透により売上高は増収となりました。」
物価高騰と景気減速による需要への影響が継続して記載されている。一方、価格改定により業績への影響を一部吸収している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「後半は物価の高騰等による景気の減速により需要は減少し、先行きは不透明となっています。」
新型コロナウイルスの影響が緩和する一方、物価高騰と景気減速による需要減少・先行き不透明感が記載された。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症についてはウィズコロナの社会経済活動への移行が進む中、国内景気は緩やかに持ち直しておりますが、消費者物価の上昇等の影響により、直近では段ボール原紙を中心とした板紙の需要はやや弱含みであります。」
ウィズコロナへの社会経済活動の移行により国内景気は緩やかに持ち直しているとされ、感染症や景気悪化による従来の不透明感は一部緩和している。一方、物価上昇による需要の弱含みが記載されている。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症はウィズコロナの社会経済活動への移行が進む中、国内景気は緩やかに持ち直し、段ボール原紙を中心とした板紙の需要も概ね堅調に推移しました。」
ウィズコロナへの移行と国内景気の持ち直しにより、国内経済・需要に関する不透明感の影響は一部緩和されたと記載されている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「他方でロシアによるウクライナ侵攻を契機にエネルギーや諸資材価格が高騰し、そこに円安の影響も加わるなど、先行きの不透明感は高まっています。」
従来の新型コロナウイルス等による景気不透明感に加え、ウクライナ侵攻、エネルギー・諸資材価格高騰および円安による不透明感の高まりが記載された。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大による景気悪化の影響が緩和され、段ボール原紙を中心とした板紙の需要も持ち直しつつあります。」
新型コロナウイルス感染症による景気悪化の影響が緩和され、国内の板紙需要が持ち直しつつあると記載されている。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症新規感染者数の減少とそれを受けた各種制限措置の緩和により、国内の経済活動全般が回復し、段ボール原紙を中心とした板紙の需要も持ち直しつつあります。」
新型コロナウイルス感染症と経済活動の回復により、前四半期まで記載されていた国内景気・需要の不透明感は当四半期に一部緩和された。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国内の経済活動全般の持ち直しの動きは鈍く、それに伴って段ボール原紙を中心とした板紙の需要も伸び悩んでいます。」
新型コロナウイルスの影響による国内経済の回復の鈍さと板紙需要の伸び悩みが継続している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当事業年度における我が国の経済状況につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が収束する見通しが立たず、休業要請や外出自粛要請の影響による景気悪化及び個人消費の低迷が続きました。」
新型コロナウイルスの影響が収束せず、景気悪化と個人消費低迷が継続していると記載され、景気先行き不透明感が深まっている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当期における我が国の経済状況につきましては、米中の貿易摩擦が長期化する問題や英国のEU離脱問題などの影響で企業収益や業況に減速感が出始めた中、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界各国で入国制限が行われ、経済全体の大幅な悪化の兆候が見られました。」
従来の中国景気・英国EU離脱・米国政策等による不透明感に加え、米中貿易摩擦の長期化と新型コロナウイルス感染拡大による経済全体の悪化が記載され、景気リスクが拡大している。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「他方、米中の貿易摩擦の影響を受けて主要な原材料である古紙の海外輸出が不安定になり、国内流通価格に大きく影響いたしました。」
従来の一般的な景気先行き不透明感に加え、米中貿易摩擦による古紙輸出の不安定化と国内流通価格への影響が実際に生じた。 - FY2018再掲有価証券報告書
「今後ますますグローバル化が加速する環境に対処するため、社会環境の変化に対応し顧客から信頼される企業を目指した活動を展開するとともに、企業の社会的責任を自覚し、環境と共生する循環型社会の実現のため環境対策の一層の強化に取り組み、持続可能な企業体質の確立と企業価値の向上に努めてまいります。」
中国景気や英国EU離脱などの個別要因は挙げず、グローバル化の加速という一般的な環境認識と対応方針を継続している。 - FY2017再定義有価証券報告書
「今後ますますグローバル化が加速する環境に対処するため、社会環境の変化に対応し顧客から信頼される企業を目指した活動を展開するとともに、企業の社会的責任を自覚し、環境と共生する循環型社会の実現のため環境対策の一層の強化に取り組み、持続可能な企業体質の確立と企業価値の向上に努めてまいります。」
前四半期までの中国景気減速、英国EU離脱、米国の経済政策といった具体的な懸念要因は記載されず、グローバル化の加速という一般的な環境認識に置き換えられている。 - FY2017-Q3懸念要因の更新有価証券報告書
「当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に伴い、穏やかな回復基調が続いているものの、米国の経済政策の影響、中国の景気動向など、景気の先行きは、依然として不透明な状況です。」
従来の中国景気減速・英国EU離脱への言及から、米国の経済政策と中国の景気動向を景気先行き不透明感の要因として挙げている。 - FY2017-Q2初出有価証券報告書
「中国の景気減速や、英国の欧州連合(EU)離脱などによる、景気の足踏みが懸念され、景気の先行きは不透明な状況です。」
中国景気の減速と英国のEU離脱を、景気の足踏みおよび先行き不透明感の要因として初めて具体的に列挙している。