消費税率引上げ・米中貿易摩擦等による経済環境の不透明化
FY2020-Q1に初出。12回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q2。直近の記載はFY2024-Q2。
大王製紙がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。29社中22社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに17社。
- FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や円安を起因とする原材料・エネルギー価格の高騰による物価上昇、さらには、世界的な金融引き締めによる世界経済の下振れ等が、国内の景気を押し下げるリスクは依然として高く、先行も不透明な状況です。」
従来の資源価格高騰や円安に加え、世界的な金融引き締めによる世界経済下振れを国内景気の押し下げリスクとして明示している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和されたことや感染症法上の位置づけが5類感染症に変更されたことで経済活動が正常化に向かう一方、ウクライナ情勢の長期化、資源価格や原材料価格の高騰、円安による物価の上昇等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。」
ウクライナ情勢、資源価格・原材料価格の高騰、円安及び物価上昇による経済環境の不透明さが継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源価格の高騰が続き、為替相場が歴史的な円安水準で推移していること等により、食品をはじめとする生活必需品の相次ぐ値上げが家計を圧迫し、景気に力強さはありません。」
ロシア・ウクライナ情勢の長期化、資源価格高騰、歴史的な円安による景気・家計への影響が続き、外部経済環境の不透明さが深まっている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「ロシアによるウクライナ侵攻に伴う世界的な資源価格の高止まり、急激な円安進行に起因する消費者物価の上昇等により、景気の先行きは極めて不透明な状況です。」
従来のコロナ禍等に加え、ロシアによるウクライナ侵攻、資源価格高止まり、急激な円安及び消費者物価上昇が経済環境リスクとして明示された。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、世界的な原油、石炭等の燃料価格の高騰は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻による国際情勢の不安定化により長期化し、景気の先行きは極めて不透明な状況となっています。」
従来のコロナ禍・米中貿易摩擦等に加え、ロシアのウクライナ侵攻による国際情勢不安定化と資源価格高騰が経済環境リスクとして追加・深刻化している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「また、足元での石炭、天然ガスをはじめとする資源価格の世界的な高騰により、先行きは一層不透明な状況です。」
資源価格の世界的な高騰が新たに先行き不透明化の要因として強調され、経済環境リスクの認識が深まった。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「コロナ禍の収束の見通しが立たず、休業要請や外出自粛要請の影響による景気悪化及び個人消費の低迷が続いています。世界経済も同様にコロナ禍の影響によって減速しており、今後の見通しについても不透明な状況となっています。」
新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、国内の景気悪化・個人消費低迷から世界経済の減速まで、経済環境の不透明さが続いている。これは従前のリスク認識の継続・深刻化として記載されている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「国内経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請や外出自粛要請の影響により、景気は急激に減速し、個人の消費活動も大きく変動しています。世界経済も同感染症の流行により著しく減速しており、今後の見通しについても不透明な状況が続いています。」
新型コロナウイルス感染拡大により国内外の景気減速が急速・著しいものとなり、経済環境の不透明さが継続している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「しかし、相次ぐ自然災害の発生や2019年10月の消費増税による消費者マインドの落込み、さらに新型コロナウイルスの世界的拡大が影響したことにより、景気の先行きは不透明な状況です。」
米中貿易摩擦、消費増税及び自然災害に加え、新型コロナウイルスの世界的拡大が経済環境の不透明要因として加わった。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「しかし、長期化している米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染症の拡大、また中東情勢の悪化を要因とした世界経済の減速の影響により、先行きは不透明な状況です。」
従来の米中貿易摩擦に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大及び中東情勢の悪化を世界経済減速・先行き不透明化の要因として追加的に明示している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における国内経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で景気は緩やかに回復しています。しかし、長期化している米中貿易摩擦を要因とした世界経済の減速の影響により、先行きは不透明な状況です。」
米中貿易摩擦の長期化が世界経済の減速要因となり、先行き不透明との認識が強まっている。板紙・段ボールの輸出需要落込みにも関連する外部環境リスクとして記載された。 - FY2020-Q1初出有価証券報告書
「国内経済においても、個人消費の持ち直しや雇用情勢の改善により緩やかな回復となりましたが、消費税率引き上げの影響や米中貿易摩擦の長期化による影響等により、先行きは不透明な状況です。」
消費税率引上げ及び米中貿易摩擦の長期化が国内経済の先行きを不透明にする外部リスクとして新たに明示された。