製品需要減少と販売価格変動のリスク
FY2017に初出。18回の記載のうち8回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q3。直近の記載は2026-08-07。
北越コーポレーションがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。21社中10社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- 2026-08-07顕在化決算
「中東情勢の緊迫化等に伴う原燃料価格の高騰や海外子会社におけるパルプ価格の下落等により、営業利益687百万円(前年同四半期比78.9%減)、経常利益1,695百万円(前年同四半期比52.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,634百万円(前年同四半期比25.3%減)となりました。」
製品価格・市況変動のリスクが、海外子会社のパルプ価格下落と連結利益の減少として実績に現れている。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「世界的なパルプ市況の軟化や、国内洋紙の内需減退の継続及び輸出市況の軟化による販売数量の減少等により、減収減益となりました。」
製品需要減少・販売価格変動のリスクが、国内洋紙の内需減退、輸出販売数量減少、パルプ市況軟化による通期の減収減益として現れた。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「海外市場におけるパルプ販売数量の減少や、洋紙・板紙の販売数量減少等により、」
製品需要・販売数量減少のリスクが、海外市場のパルプ、洋紙・板紙の販売数量減少と全体の減収減益として実際に現れた。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「紙パルプ事業につきましては、海外子会社におけるパルプの販売価格の下落等により、減収減益となりました。」
製品価格変動リスクが、海外子会社のパルプ販売価格下落と紙パルプ事業の減収減益として実際に現れた。 - FY2024悪化有価証券報告書
「国内紙パルプ産業においては、デジタル化の進展、ニューノーマルの定着等によるマーケット構造の変化に印刷・情報用紙等の需要縮小など、一段と厳しい事業環境が継続しております。」
デジタル化・ニューノーマル定着による市場構造変化と印刷・情報用紙需要縮小により、事業環境が一段と厳しいと記載している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「国内の印刷情報用紙事業は、構造的な需要減退は継続しており、国内外の市販パルプ事業は、世界的な需給バランスに加え、投機的な市場価格形成の影響が発生することから、大きな価格変動が生じます。」
印刷・情報用紙の構造的需要減退と、市販パルプ価格の大幅変動を引き続き経営成績への重要な要因としている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「国内の印刷情報用紙事業は、一部に新型コロナウイルス感染症の影響等による需要落ち込みからの反動はあったものの、構造的な需要減退は継続しております。」
一時的な需要回復がある一方、印刷・情報用紙の構造的な需要減退は継続していると記載している。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「当社グループにおきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、前年は業界全体で需要が大きく落ち込みましたが、当年は持ち直しの動きがでてきており、特に洋紙、白板紙で販売数量が増加したことにより、」
前年に急減した紙製品需要について、洋紙・白板紙の販売数量増加を伴う持ち直しが記載されている。ただし、感染症の再拡大による先行き不透明感は残っている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「当年は持ち直しの動きがでてきており、特に洋紙、白板紙で販売数量が増加したことにより、」
前年に急減した紙製品需要について、洋紙・白板紙の販売数量増加として持ち直しが現れている。ただし、従来水準までの回復を示す記載ではない。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「国内事業における主力の印刷情報用紙事業では構造的な需要減退が継続しており、新型コロナウイルス感染症の影響はその需要減退を加速させております。また、市販パルプ価格は需給バランスに加え、一部の投機的な市場価格形成の影響により、大きな価格変動が生じています。」
需要減少と販売価格変動のリスクが、構造的な印刷情報用紙需要減退の加速と市販パルプ価格の大幅変動として継続的に現れている。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「紙製品の販売数量減及びパルプの販売単価が下落したことにより、減収減益となりました。」
製品需要の減少と販売価格の下落が、紙パルプ事業の売上高20.9%減少および営業損失として実際に現れている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響により、国内外共に紙製品・パルプの需要は急速に減少しており、特に当社グループの主力製品である印刷・情報用紙やパルプに対してより深刻な影響が見られ、当初計画を下方修正するなど、業績への影響が生じております。」
従来の需要減少・販売価格変動リスクが、新型コロナウイルス感染症による国内外の紙製品・パルプ需要の急速な減少と業績への影響として深刻化している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「2019年1月より実施した洋紙の価格改定があったものの、国内需要の低迷及び海外における販売価格の低迷により減収となり、」
製品需要の低迷と海外販売価格の低迷が実際の減収として現れている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「国内紙パルプ産業につきましては、情報メディアの電子化による印刷・情報用紙の需要減少、物流経費や原燃料価格の高騰、社会構造の変化等の影響により、一段と厳しい事業環境になってきております。」
印刷・情報用紙の需要減少が電子化や社会構造の変化によるものとして具体化され、物流経費・原燃料高とともに事業環境の悪化が続いている。 - FY2018悪化有価証券報告書
「国内紙パルプ産業につきましては、印刷・情報用紙の需要縮小、販売価格の低迷、原燃料価格の上昇等により一段と厳しい事業環境になってきております。」
製品需要・価格のリスクについて、印刷・情報用紙の需要縮小、販売価格低迷、原燃料高により事業環境が一段と厳しくなったと記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「景気後退による需要減少の影響を受けることがあります。また、当社グループの製品は市況品の割合も高いため、経済情勢の変動に伴い製品価格が変動するリスクがあります。」
景気後退による製品需要の減少と、市況変動に伴う製品価格変動を経営成績・財政状態へのリスクとして新たに整理している。