エンジニア育成遅れと社外流出による開発力低下
FY2018に初出。5回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q3。直近の記載はFY2026。
システムインテグレータがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。108社中34社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに29社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「AI時代において必要な人材像は急速に変化しており、高度なAIスキルと業務知識を兼ね備えた人材の採用競争は激化しています。優秀な人材の採用が計画通り進まない場合、または既存人材の社外流出が生じた場合には、開発力・提案力の低下を招き、当社グループの成長計画に支障をきたす可能性があります。」
人材リスクについて、従来の育成遅れ・流出に加え、高度なAIスキルと業務知識を兼ね備えた人材の採用競争激化を明示している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当社の事業はさまざまな業種、業態に対応する業務システムであるため知識や技術の習得には時間がかかります。そのため、新規入社者の早期戦力化が新たな課題となっています。」
採用を進めても業務システム固有の知識・技術習得に時間を要し、早期戦力化が課題となる認識を継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「企業内の幅広い業務領域での業務知識やお客様固有の業務要件を分析して製品に適合させるスキル等、その育成には時間を要します。新規案件の規模や内容がスキルレベルに適合せず計画どおりに受注できていないことや案件中断等が発生した影響から、ERP事業の当事業年度の売上高は2,755,986千円(前期比3.9%減)、営業利益は152,353千円(前期比31.5%減)となりました。」
採用した人材の戦力化に時間を要し、案件規模とのスキル不一致や案件中断が受注・業績に影響したと記載している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「ERP事業では基幹業務システムの更改ニーズの高まりに対応するため、多数の新卒および中途社員の採用を実施しましたが、企業の経営資源を一元管理するシステムを構築するため非常に難易度が高く、戦力化するのに時間を要しております。」
採用による開発体制強化を進めている一方、ERPシステム構築の難易度から新規人材の戦力化に時間を要する状況が明示されている。 - FY2018初出有価証券報告書
「しかし、技術の移り変わりが激しくエンジニアの育成が間に合わない場合、又はエンジニアの社外流出が生じた場合は、開発作業に重大な影響を及ぼし、将来的に競争力のある製品をタイミング良くリリースできなくなる可能性があります。」
技術変化への育成遅れやエンジニア流出により、開発作業と競争力のある製品の timely なリリースに影響するリスクを記載している。