アセアン主要得意先の販売台数停滞によるアジア自動車部品事業の減収減益
FY2017-Q3に初出。32回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q3。直近の記載は2026-08-26。
アルファがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。33社中15社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに10社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、タイでの販売減速等はあったものの、中国でのローカル系の受注車両の販売が好調だったことにより、売上高は16,480百万円と前年同期に比べ、979百万円(6.3%)の増収となりました。徹底した改善活動に加え、中国では拠点集約や組織構造の再編等、事業構造改革による固定費削減を推進いたしましたが、新製品の採算性改善遅れ等により、セグメント損失は922百万円(前年同期はセグメント損失923百万円)となりました。」
中国ローカル系受注車両の販売は好調で増収となった一方、タイの販売減速と新製品の採算性改善遅れにより、アジア事業は922百万円の損失が継続している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国ではローカル系の受注車両の販売が好調であったものの日系車の販売不振・減産影響を大きく受け続けていること、タイでの販売不振・減産の継続等により、売上高は6,789百万円と前中間連結会計期間に比べ、982百万円(△12.6%)の減収となりました。徹底した改善活動に加え、中国では事業構造改革として拠点集約等による生産能力適正化等を推進いたしましたが、減収影響が大きく、セグメント損失は671百万円(前中間連結会計期間はセグメント損失386百万円)となりました。」
中国の日系車販売不振・減産とタイの販売不振・減産が継続し、アジア事業の損失は386百万円から671百万円へ拡大した。中国では拠点集約等による生産能力適正化も推進している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「アジア地域におきましては市場構造の変化が生じており、中国市場での日系車の販売不振・減産影響の拡大、タイでのピックアップ車の販売減速がさらに顕著となるなど厳しい状況が続いております。」
中国市場での日系車の販売不振・減産影響が拡大し、タイでもピックアップ車の販売減速が顕著となった。アジア自動車部品事業は売上高5.1%減、セグメント損失386百万円となっている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国での日系車の販売不振・減産影響を大きく受け続けており、売上高は12,558百万円と前年同四半期に比べ、1,211百万円(△8.8%)の減収となりました。固定費管理や経費削減の徹底を図ったものの中国での減収影響が大きく、セグメント損失は673百万円(前年同四半期はセグメント利益5百万円)となりました。」
中国での日系車の販売不振・減産影響が続き、アジア事業は前年同期の5百万円の利益から673百万円の損失へ転じ、減収減益が拡大している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、ASEANで売上増となったものの、中国での日系車の販売不振・減産影響を大きく受け続けており、売上高は8,189百万円と前年同四半期に比べ、82百万円(1.0%)の増収に留まりました。固定費管理や経費削減の徹底を図ったものの中国での減収影響が大きく、セグメント損失は486百万円(前年同四半期はセグメント損失215百万円)となりました。」
ASEANで売上増となった一方、中国の日系車の販売不振・減産影響が続き、アジア事業のセグメント損失は前年同期の215百万円から486百万円へ拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国での日系車の販売不振・減産影響を大きく受けたものの、ASEANでの売上増により、売上高は4,434百万円と前年同四半期に比べ、123百万円(2.9%)の増収となりました。固定費管理や経費削減の徹底を図ったものの中国での減収影響が大きく、セグメント損失は177百万円(前年同四半期はセグメント利益85百万円)となりました。」
ASEANでの売上増があったものの、中国での日系車の販売不振・減産影響が大きく、アジア事業は前年同期の85百万円の利益から177百万円の損失へ転じた。 - FY2023悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)は、ASEANでの生産調整影響は比較的少なかったものの、中国においては主要得意先での生産調整やロックダウンによる減産影響を大きく受けました。売上高は為替換算の影響等もあり、18,016百万円と前年同期に比べ1,233百万円(7.3%)の増収となりました。一方、原材料やエネルギー価格の一段の上昇等により営業損失は2百万円(前年同期は営業利益247百万円)となりました。」
中国の主要得意先の生産調整・ロックダウンによる減産影響が続き、売上高は増加したものの、営業利益247百万円から営業損失2百万円へ転じた。 - FY2023-Q3アジア事業の増収・利益急減有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、ASEANでは新車向け受注品の量産開始等で売上増となったものの、中国では半導体供給不足に伴う得意先減産に加え、ロックダウンによる影響を大きく受けました。為替換算の影響等もあり、売上高は13,770百万円と前年同四半期に比べ、1,475百万円(12.0%)の増収となりました。一方、原材料費やエネルギー費等の一段の上昇により、セグメント利益は5百万円と前年同四半期に比べ、310百万円(△98.2%)の減益となりました。」
ASEANの新車向け受注品の量産開始等により売上高は12.0%増となった一方、中国では減産・ロックダウン影響が続き、原材料費・エネルギー費の上昇により利益は98.2%減となった。販売面の停滞は一部緩和したが、顧客生産とコストのリスクは残っている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、円安進行に伴う為替換算影響はあったものの、半導体供給問題による得意先減産の影響が続いていることに加えて、中国・上海ロックダウンの影響等があり、売上高は8,107百万円と前年同四半期に比べ、265百万円(△3.2%)の減収となりました。また、原材料費やエネルギー費等の一段の上昇により、セグメント損失は215百万円(前年同四半期はセグメント利益328百万円)となりました。」
半導体供給問題による得意先減産と上海ロックダウンの影響が続き、アジア事業は減収となった。原材料費・エネルギー費の上昇も加わり、前年同期の328百万円の利益から215百万円の損失へ転じている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国、ASEANともに半導体供給問題による得意先減産影響を引き続き受けたものの、為替換算の影響等から、売上高は4,310百万円と前年同四半期に比べ、27百万円(0.6%)の増収となった一方、原材料費の上昇やASEANにおける新型コロナウイルス感染症の影響による出勤率低下リスク回避への対応費用等が影響し、営業利益は85百万円と前年同四半期に比べ、155百万円(△64.6%)の減益となりました。」
中国・ASEANの得意先減産影響が続き、売上高は微増にとどまる一方、アジア事業の営業利益は前年同期比64.6%減となった。 - FY2022-Q3後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、依然として得意先減産の影響は大きく受けたものの、前期の大幅減産からは持ち直し、売上高は12,294百万円と前年同四半期に比べ、2,095百万円(20.5%)の増収、セグメント利益は316百万円と前年同四半期に比べ、265百万円(518.1%)の増益となりました。」
得意先減産の影響は残るものの、アジア事業は前期の大幅減産から持ち直し、売上高20.5%増、セグメント利益518.1%増となったため、従前の販売停滞懸念は事業実績面で弱まっている。 - FY2022-Q2後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、半導体供給不足等による得意先減産の影響は大きく受けたものの、コロナ禍による前期の大幅減産からは持ち直し、売上高は8,372百万円と前年同四半期に比べ、2,338百万円(38.7%)の増収、セグメント利益はアセアンでの製品構成が寄与したこと等により、328百万円(前年同四半期はセグメント損失112百万円)となりました。」
得意先の減産と半導体供給不足の影響は残るものの、アジア事業は前期の大幅減産から持ち直し、38.7%増収となり、前年同期の112百万円のセグメント損失から328百万円の利益へ転換した。 - FY2022-Q1後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、半導体供給問題による得意先での減産影響は受けたものの、主要得意先の生産台数が回復したこと等により、売上高は4,283百万円と前年同四半期に比べ、1,151百万円(36.8%)の増収、営業利益は240百万円(前年同四半期は営業損失15百万円)となりました。」
半導体供給問題による減産影響は残るものの、主要得意先の生産回復によりアジア事業は36.8%増収となり、前年同期の営業損失から240百万円の営業利益へ転換した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国での主要得意先の生産はほぼ回復したものの、ASEANでの回復の遅れにより、売上高は10,199百万円と前年同四半期に比べ、4,127百万円(28.8%)の減収、セグメント利益は51百万円と前年同四半期に比べ、521百万円(91.1%)の減益となりました。」
中国の主要得意先の生産はほぼ回復した一方、ASEANの回復遅れにより、アジア事業の減収幅と減益幅が前四半期より拡大している。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国での新型コロナウイルス感染症の影響は限定的になってまいりましたが、ASEAN地域での新型コロナウイルス感染症拡大に伴い主要得意先の生産が一定期間停止したことによる生産台数減少等から、売上高は6,034百万円と前年同四半期に比べ、3,484百万円(36.6%)の減収、セグメント損失は112百万円(前年同四半期はセグメント利益429百万円)となりました。」
ASEAN地域の主要得意先の生産停止が、アジア事業の売上高36.6%減と利益から112百万円の損失への転換として実際に現れている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国での新型コロナウイルス感染症拡大防止のための都市封鎖等の影響による生産台数の減少や、ASEAN地域での主要得意先の生産台数の減少等により、売上高は3,132百万円と前年同四半期に比べ、1,677百万円(△34.9%)の減収、営業損失は15百万円と前年同四半期に比べ、291百万円の減益(前年同四半期は275百万円の営業利益)となりました。」
中国の都市封鎖およびASEAN地域の主要得意先の生産台数減少が、アジア事業の売上高34.9%減、営業損失15百万円として実際の業績に現れている。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、ASEANでの売上増加があったものの、中国での主要得意先の減産等により、売上高は14,326百万円と前年同四半期に比べ、1,108百万円(△7.2%)の減収、セグメント利益は572百万円と前年同四半期に比べ、221百万円(△27.9%)の減益となりました。」
ASEANでの売上増加があった一方、中国の主要得意先の減産がアジア事業の売上高7.2%減、セグメント利益27.9%減として実際の業績に現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、主要得意先の生産台数が減少したこと等により、売上高は9,519百万円と前年同四半期に比べ、669百万円(△6.6%)の減収、セグメント利益は429百万円と前年同四半期に比べ、60百万円(△12.3%)の減益となりました。」
主要得意先の生産台数減少が、アジア自動車部品事業の売上高6.6%減、セグメント利益12.3%減として実際の業績に現れている。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国における生産台数の減少影響等により、売上高は4,809百万円と前年同四半期に比べ、216百万円(△4.3%)の減収となりましたが、ASEAN地域での生産台数の増加並びに収益改善等により、営業利益は275百万円と前年同四半期に比べ、78百万円(39.6%)の増益となりました。」
中国の生産台数減少による減収がある一方、ASEAN地域の生産台数増加と収益改善により営業利益は39.6%増となった。ASEANの販売停滞懸念が弱まった状況を、前年度に続き記載している。 - FY2019後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)は、中国における生産台数減少の影響がありましたが、ASEANでの生産台数増加等により、売上高は20,990百万円と前年同期に比べ639百万円(3.1%)の増収、営業利益は1,203百万円と前年同期に比べ217百万円(22.1%)の増益となりました。」
中国の生産台数減少はあったものの、ASEANでの生産台数増加によりアジア事業は増収増益となり、従前のASEAN販売停滞懸念は販売面で弱まっている。 - FY2019-Q3後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)は、ASEAN諸国での自動車需要が高まったこと等により、売上高は15,434百万円と前年同四半期に比べ、718百万円(4.9%)の増収、営業利益は794百万円と前年同四半期に比べ、85百万円(12.1%)の増益となりました。」
従前のアセアン主要得意先の販売台数停滞という懸念に対し、今回はASEAN諸国の自動車需要の高まりにより、アジア事業が増収増益となったと記載している。 - FY2019-Q2後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国国内の販売好調などにより、売上高は10,188百万円と前年同四半期に比べ、647百万円(6.8%)の増収、固定費や材料費の増加影響などにより、営業利益は490百万円と前年同四半期に比べ、1百万円(0.2%)の増益となりました。」
アジア事業では中国国内の販売好調により売上高が増加しており、従前のアセアン主要得意先の販売停滞懸念は販売面で弱まっている。一方、固定費・材料費の増加影響が記載されている。 - FY2019-Q1後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、中国国内の販売台数が増加したこと等により、売上高は5,026百万円と前年同四半期に比べ、167百万円(3.4%)の増収となりましたが、原材料費や固定費の増加等により、営業利益は197百万円と前年同四半期に比べ、102百万円(△34.1%)の減益となりました。」
アジア自動車部品事業では中国国内の販売台数増加により売上高が増加しており、従前の販売台数停滞リスクは販売面では弱まっている。一方、原材料費・固定費の増加による減益は別のリスクとして現れている。 - FY2018-Q3後退有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)は、中国での売上好調が続き、売上高は14,716百万円と前年同四半期に比べ、1,364百万円(10.2%)の増収となりましたが、材料価格が高騰したこと等により、営業利益は708百万円と前年同四半期に比べ、315百万円(△30.8%)の減益となりました。」
従前のアセアン主要得意先の販売台数停滞というリスクに対しては、中国での売上好調によりアジア事業の売上高が増加しており、販売面の懸念は弱まっている。一方、材料価格高騰による減益は別のリスクとして新たに記載した。 - FY2018-Q2アジア事業の業績数値更新有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)におきましては、売上高は9,541百万円と前年同四半期に比べ、385百万円(4.2%)の増収、営業利益は489百万円と前年同四半期に比べ、254百万円(△34.2%)の減益となりました。」
従前のアセアン主要得意先の販売台数停滞というリスクを直接説明する記載ではなく、当第2四半期累計期間は売上高が増加する一方、営業利益が減少したという業績数値を記載している。販売台数停滞との因果関係は原文では示されていない。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「自動車市場は、欧州及びASEANでは販売台数の緩やかな増加が見込まれ、中国では減税策の延長により引き続き拡大が見込まれます。」
前年度に示されたASEAN販売台数の緩やかな増加見込みを再掲しており、アセアン主要得意先の販売台数停滞という従前のリスク認識からの軟化した見通しを維持している。 - FY2017後退有価証券報告書
「自動車市場は、欧州及びASEANでは販売台数の緩やかな増加が見込まれ、中国では減税策の延長により引き続き拡大が見込まれます。」
前四半期まで記載されたアセアン主要得意先の販売台数停滞に対し、年次報告書ではASEANの販売台数に緩やかな増加見込みを記載している。ただし、アジア事業の売上高は円高の影響等により前年同期比12.0%減となっている。 - FY2017-Q3初出有価証券報告書
「自動車部品事業(アジア)は、新たにPT. ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIAを連結しましたが、主要得意先のアセアンでの販売台数が伸びず、売上高は13,351百万円と前年同四半期に比べ、2,444百万円(△15.5%)の減収、営業利益は1,024百万円と前年同四半期に比べ、79百万円(△7.2%)の減益となりました。」
アセアンでの主要得意先の販売台数停滞を事業上のリスクとして初めて切り出して記載しており、アジア事業の減収・減益として実際に現れている。