カーボンニュートラルと循環型社会に向けた技術開発
FY2022に初出。5回の記載のうち4回が「前進」で、最初の「前進」はFY2024。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。7社中1社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに3社。
- FY2026前進有価証券報告書
「熱硬化性樹脂からなる多様な炭素繊維複合材料(CFRP)を分解し、炭素繊維の強度や表面品位を維持可能なリサイクル新技術、及び本技術にて得られるリサイクル炭素繊維(rCF)を用いた新たな炭素繊維不織布を創出しました。」
循環型社会に向け、CFRP廃材から強度・表面品位を維持したリサイクル炭素繊維を得る技術と新たな不織布を創出した。バージン炭素繊維比でCO2排出量50%以上削減が期待される。 - 2026-05-25前進株主総会
「廃電池からのリチウム回収率95%以上を達成する高耐久・高選択NF膜エレメントの量産技術を確立」
電池リサイクルに関する技術開発が、リチウム回収率の確認と実用サイズへのスケールアップ技術確立の段階に進んだ。 - FY2025前進有価証券報告書
「まずは自動車素材をターゲットとして、使用済み原資に含まれる他素材の分離技術や、ナイロン66解重合、さらにはモノマーの分離及び精製技術を確立し、2025年に品質確認、顧客評価のためのサンプルワークができる体制を整え、2030年近傍にプラスチックリサイクルが法規制化される動きを見据えて、本格量産準備を進めていきます。」
循環型社会に向け、ナイロン66のケミカルリサイクルについて、解重合・分離・精製技術の確立、2025年のサンプルワーク、2030年近傍の量産準備という段階的計画を示した。 - FY2024前進有価証券報告書
「また、循環型社会の実現に向けて、バイオマスの食物繊維を糖に分解する酵素を高生産する微生物(東レ呼称「T1281」)を独自に開発し、酵素量産化技術を確立しております。これら「非可食性バイオマスからの糖製造向け新規酵素の技術開発」の取り組みに対し、産経新聞社主催の「第36回 独創性を拓く 先端技術大賞」において「産経新聞社賞」を受賞しました。」
循環型社会に向けた技術開発について、非可食性バイオマスからの糖製造用微生物T1281の開発と酵素量産化技術の確立に進展した。タイで膜利用バイオプロセスの基本技術も確立し、2030年近傍のトータルサプライチェーン構築を目指している。 - FY2022初出有価証券報告書
「カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギー、電動化、水素・燃料電池関連の素材等、従来から取り組んでいるGR事業の拡大のほか、水の電気分解によるグリーン水素の製造及び産業・運輸用途での活用、二酸化炭素(CO2)利活用に貢献する製品の開発を進め、社会全体のGHG排出量の削減に貢献します。また、GR事業の拡大を通じて還元される持続可能なエネルギー・原料と、革新プロセス及びCO2を利活用する技術の開発・導入により、東レグループのGHG排出量削減を進めます。循環型社会の実現に向けては、プラスチック製品のリサイクル・バイオ化等のカーボンリサイクル技術のほか、製造工程で発生した水の再利用等、様々な技術を創出することで、循環型社会の実現を目指します。」
再生可能エネルギー、電動化、水素・燃料電池、CO2利活用、プラスチックのリサイクル・バイオ化、製造工程の水再利用を組み合わせ、カーボンニュートラルと循環型社会に向けた技術開発・導入を独立した施策群として示した。