新型コロナウイルス感染症による需要・供給網・操業への影響
FY2020に初出。11回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2024-Q2。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2024-Q2対処有価証券報告書
「人工関節・吸収性骨接合材等の埋込医療機器事業は、COVID-19の5類感染症移行後、手術件数が回復傾向にあり、販売量は堅調に推移しました。」
COVID-19の5類移行後、手術件数の回復傾向と埋込医療機器販売の堅調な推移を記載し、感染症による医療機器事業への影響が緩和した。 - FY2023対処有価証券報告書
「その対応策として、需要が旺盛な他用途への展開による生産稼働率の向上や販売構成の改善による収益性改善策の実行、中長期的な需要回復を見据えた航空機向け炭素繊維中間材料の新規大型プログラム獲得に向けた開発を進めるとともに、収益性のモニタリングを継続して実施した結果、航空機向け需要の回復とともに収益性が改善しています。」
COVID-19で影響を受けた航空機向け炭素繊維について、他用途展開、生産稼働率・販売構成改善、中間材料開発を進め、航空機需要回復に伴う収益性改善を記載した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「樹脂事業分野では、主力のポリカーボネート樹脂において、COVID-19の感染者増加による中国ロックダウンを受けて、工場の稼働率が低下し、販売量が減少しました。」
中国ロックダウンによる工場稼働率低下とポリカーボネート樹脂販売量減少が、COVID-19関連リスクの実際の事業影響として発現した。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「樹脂事業分野では、主力のポリカーボネート樹脂において、COVID-19の感染者増加による中国ロックダウンを受けて、工場の稼働率が低下し、販売量が減少しました。」
COVID-19の感染拡大と中国ロックダウンが、工場稼働率低下およびポリカーボネート樹脂販売量減少として実際に発現した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、2022年3月末より始まった、中国のゼロコロナ政策によるロックダウンについて、長期継続した場合のさらなるサプライチェーンの混乱、自社・顧客製造拠点の稼働停止などの影響を注視しています。」
COVID-19リスクについて、中国のゼロコロナ政策によるロックダウンと、長期化時の供給網混乱・製造拠点停止の可能性を追加した。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「衣料繊維は、欧米や中国向けの素材・製品の販売や重衣料の国内販売に回復が見られるものの、COVID-19による海外工場のロックダウンや、原燃料価格や物流費の高騰により、全般的に苦戦しました。」
COVID-19による海外工場のロックダウンが衣料繊維事業の苦戦として実際に発現した。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「帝人グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響からの経済の回復に伴い、マテリアルにおいて自動車用途や航空機用途を中心に需要が回復し、販売量が大幅に増加しました。繊維・製品は医療用防護具(ガウン)の供給がなくなった影響がありましたが、ヘルスケアは糖尿病治療薬販売承継の効果により大幅増益となり、ITは底堅い業績を確保しました。」
COVID-19影響からの経済回復に伴いマテリアル需要は回復したが、防護具供給の終了やITサービスへの影響など、事業ごとに影響が残っている。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「帝人グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大影響を受け、マテリアルにおいて自動車や航空機用途を中心とした需要減少により販売量が減少しましたが、期間後半にかけて自動車向け販売は回復基調となりました。」
COVID-19の影響が自動車・航空機用途の需要減少と販売量減少として継続して発現した一方、自動車向け販売には期間後半から回復基調がみられた。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「帝人グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大影響により、マテリアルにおいて自動車用途や航空機用途を中心に需要が減少し、販売量の減少を余儀なくされました。一方、ヘルスケアは底堅い業績を確保し、ITは好調を維持するとともに、繊維・製品における医療用防護具(ガウン等)の供給が業績に寄与しました。」
COVID-19の影響がマテリアルの自動車・航空機用途の需要減少と販売量減少として継続して発現した。一方、ヘルスケア・ITは底堅く、医療用防護具の供給が業績に寄与した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「帝人グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大影響により、マテリアルにおいて自動車用途や航空機用途を中心に需要が減少し、販売量の減少を余儀なくされました。一方で、ヘルスケアやITについては底堅い業績を確保しました。」
COVID-19の影響がマテリアルの自動車・航空機用途の需要減少と販売量減少として実際に発現した。ヘルスケア・ITは底堅い業績を確保したと記載している。 - FY2020初出有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の全世界における感染拡大の影響により、世界各国で入出国禁止等の渡航制限や外出制限等の措置が行われており、現時点では感染拡大の収束が見通せない状況にあります。世界経済への影響も大きく、需要の減少やサプライチェーンの分断及び生産やサービス供給の停止等により、グローバルに事業展開する帝人グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルス感染症について、需要減少、サプライチェーン分断、生産・サービス供給停止による経営成績・財政状態への影響を初めて独立したリスクとして開示した。3月以降、一部工場の生産・販売への影響も記載している。