食品関連商品の中国輸入依存による調達途絶リスク
FY2020に初出。5回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q1。直近の記載はFY2026。
神栄がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。32社中21社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに0社。
- FY2026再定義有価証券報告書
「当社グループの食品関連における商品および原材料の調達は、その多くを中国から輸入しております。中国以外の調達ルートの開拓も進めており、中国への輸入依存リスク軽減に努めておりますが、中国の政治・経済情勢等の変化、法律の改正、紛争、気候変動、自然災害、感染症の流行等の不測の事態により調達できなくなった場合には、当社グループの販売活動に影響が生じ、当社グループの財政状態、経営成績に影響を与える可能性があります。また、いずれの事業においても、特定の国・地域や特定の仕入先からの供給への依存度が高い商材については、地域情勢の不安定化、経済の低迷や労働力不足、あるいは仕入先の事業停止といった様々な事情により原材料または商品等の調達が困難となることで当社グループの販売活動に影響が生じ、当社グループの財政状態、経営成績に影響を与える可能性があります。」
中国調達依存について「ほとんど」から「多く」と表現が変わり、中国以外の調達ルート開拓を継続している。一方、特定国・地域や仕入先への依存全般、気候変動・労働力不足・仕入先停止までリスク範囲を広げた。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「中国をはじめとする仕入国での工場経費・原材料費の高騰や世界的な物流混乱による輸入コスト増のほか、急激な円安進行もあって仕入コストが大幅に上昇したことに加え、ウクライナ情勢の長期化や中国におけるロックダウンの影響等による供給面の制限もあり、仕入面では厳しい環境が続きました。」
食品関連の中国等からの調達について、原材料費・物流費・円安によるコスト上昇に加え、中国ロックダウン等による供給面の制限が明示され、調達途絶リスクへの圧力が高まっている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「食品関連事業においては、上記のような仕入コスト上昇に伴う販売価格の調整も一部寄与したことで、冷凍野菜・冷凍調理品・冷凍水産加工品の各商材ともに売上は増加しました。」
食品関連では売上が増加した一方、本文で中国ロックダウン等による供給面の制限が示され、中国輸入に依存する調達途絶リスクへの圧力が高まった。 - FY2021再掲有価証券報告書
「しかしながら、当社グループでは中国以外の調達ルートの開拓も進めており、中国への輸入依存リスク軽減に努めております。」
食品関連の商品・原材料調達が中国輸入に大きく依存する構造を再確認し、中国以外の調達ルート開拓による軽減策を継続している。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループの食品関連事業における商品及び原材料の調達は、その調達のほとんどを中国からの輸入に依存しているため、中国の政治・経済情勢等の変化、法律の改正、紛争、自然災害、伝染病の流行等の不測の事態により調達できなくなった場合には、当社グループの販売活動に影響が生じ、当社グループの財政状態、経営成績に影響を与える可能性があります。」
食品関連の商品・原材料調達が中国輸入に大きく依存する構造を独立したリスクとして明示し、中国以外の調達ルート開拓による軽減にも言及している。