商品供給不足・過剰在庫・仕入価格上昇リスク
FY2016に初出。13回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023-Q3。直近の記載は2026-07-03。
アスクルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。39社中14社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに2社。
- 2026-07-03顕在化発生事実
「しかしながら、円安の進行に伴う仕入原価の上昇に加え、それによりお客様基盤の拡大が鈍化したこと、また法人格の違いによりシナジー創出に想定以上の時間を要している状況を踏まえ、成長計画の見直しを実施いたしました。」
円安に伴う仕入原価上昇が顧客基盤の拡大鈍化と成長計画の見直しにつながったと記載された。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「コピーペーパー等の輸入商品について、為替影響により仕入原価が増加し、売上総利益率が低下」
為替による輸入商品の仕入原価上昇が実際に発生し、eコマース事業の売上総利益率が前年同期比0.9ポイント低下した。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「ロシアのウクライナ侵攻等による原材料・エネルギー価格の上昇や円安による輸入価格の上昇は国内物価を上昇させ、家計・企業の活動に影響を与えています。」
地政学的要因や円安による原材料・エネルギー・輸入価格上昇が、国内物価や事業コストへ実際に影響している。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「嬬恋銘水株式会社での飲料水の販売が上期において堅調に推移したものの、製造ラインの一時的な不具合等により製造数量および販売数量が減少し、減収減益となりました。」
水事業で製造ラインの一時的不具合により製造数量・販売数量が減少し、商品供給・生産制約に関するリスクが実績として表れた。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「一方、ロシアのウクライナ侵攻等による原材料・エネルギー価格の上昇や円安による輸入価格の上昇は国内物価を上昇させ、家計・企業の活動に影響を与えています。…ASKUL LOGIST株式会社の当社グループ外の物流業務受託の売上高は概ね前年同期と同水準で推移したものの、原価高騰等の影響により採算が悪化し、減収減益となりました。」
原材料・エネルギー価格や輸入価格の上昇に加え、物流業務受託で原価高騰による採算悪化が発生し、商品・サプライチェーン関連のコスト上昇リスクが当四半期にも実績へ表れた。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「売上総利益は、増収により799億63百万円(前年同期比4.0%増)となりましたが、商品原価高騰の影響により売上総利益率が0.3ポイント低下しました。」
商品原価の高騰が実際に売上総利益率0.3ポイントの低下として表れ、商品供給・仕入価格上昇リスクが顕在化した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「地域紛争や戦争、あるいはこれらを原因とする国家間の経済制裁といったいわゆるカントリーリスク・地政学的リスクや、地球規模的な感染症のまん延や災害の発生、あるいは当該商品の持続可能な原料調達に関わる環境問題等から生じる原材料の高騰や入手困難等による生産制限または製造原価の上昇」
商品供給リスクが、地域紛争・戦争・経済制裁、感染症、持続可能な原料調達問題を含むグローバルな供給制約として整理された。 - FY2020悪化有価証券報告書
「しかしながら、グローバルな経済状況の変化、原産地およびサプライチェーンにおける地域紛争や災害・事故の発生、或いは当該商品の持続可能な原料調達に関わる環境問題等から生じる原材料の高騰や入手困難等による生産制限または製造原価の上昇や、為替レートの急激な変動等により安定した商品仕入ができない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。」
商品調達リスクが、従来の需要変動や品切れに加え、地域紛争、災害・事故、持続可能な原料調達、世界的な経済変化などを含む特に重要なサプライチェーンリスクとして整理された。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「BtoB事業合計では、消費税増税前の駆け込みによる需要増や新型コロナウイルス感染症予防のための衛生用品等の急激な需要増もあり」
新型コロナウイルス感染症予防に伴う衛生用品等の急激な需要増が新たに明示され、商品供給・在庫リスクへの圧力が拡大した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「しかし、新規取扱商品や夏場の飲料水等季節商品、感染症対策のための衛生用品、災害や事故等で一時的に需要に供給が追い付かない商品等で品切れが生じるケースもあります。」
需要予測システムとSYNCHROMARTによる対応を継続しつつ、季節商品、衛生用品、災害関連商品等で品切れが生じる可能性を明示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「各商品につきましては、お客様の購買動向を「需要予測システム」にて分析し「SYNCHROMART(シンクロマート)」システムで、サプライヤーと在庫・需要予測情報を共有する」
需要予測システム、SYNCHROMART、サプライヤー分散による供給・在庫リスクへの対応を継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「各商品につきましては、お客様の購買動向を「需要予測システム」にて分析し「SYNCHROMART(シンクロマート)」システムで、サプライヤーと在庫・需要予測情報を共有する」
需要予測システムとSYNCHROMARTによる商品供給・在庫リスクへの対応を継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「予測を誤った場合またはシステムトラブル等により在庫不足または過剰在庫となる可能性があります。」
原材料価格、為替、サプライヤー停止、需要予測誤差、LOHACOの商品トレンド変化による調達・在庫リスクを挙げている。需要予測システムやSYNCHROMARTで対応する。