外部委託生産への依存と自然災害による供給制約
FY2017に初出。5回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載はFY2025。
ダイドーグループホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。32社中10社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに3社。
- FY2025悪化有価証券報告書
「近年、生産・物流を取り巻く経営環境は大きく変化しており、人手不足やコンプライアンスの厳格化を背景とした物流コストの大幅な上昇や、物流キャパシティーの逼迫による供給リスクが高まっています。」
物流コスト上昇と物流キャパシティー逼迫が引き続き重要リスクとして扱われ、医薬品・食品事業では外部委託倉庫の拡大による配送効率向上を対応策として追加的に進めている。 - FY2023悪化有価証券報告書
「近年、生産・物流を取り巻く経営環境は大きく変化しており、人手不足やコンプライアンスの厳格化を背景とした物流コストの大幅な上昇や、物流の逼迫による供給リスクが高まっております。」
物流コストの上昇と物流逼迫による供給リスクが高まり、「物流の2024年問題」を見据えた配送拠点見直しが必要な課題として追加された。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、人手不足やコンプライアンスの厳格化を背景とした物流の逼迫による供給リスクは、国内飲料事業、医薬品関連事業及び食品事業に共通する大きな課題であり、物流コストの大幅な上昇とともに、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。」
外部委託生産・物流体制について、人手不足やコンプライアンス厳格化を背景とする物流逼迫とコスト上昇を、複数事業に共通する大きな課題として具体化している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「国内飲料事業においては、当社が商品企画までを行い、その仕様に基づきグループ外の協力工場に製造を委託する生産体制をとっておりますが、」
グループ外の協力工場への製造委託と、自社・協力工場双方による管理体制を継続している。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社が商品企画までを行い、その仕様に基づきグループ外の複数の飲料製造委託業者に製造を委託する生産体制をとっております。委託先については、不測の事態が発生した場合に備えて全国各地の飲料製造業者と契約し、互いに補完できる体制をとっておりますが、自然災害等による生産への影響を完全に排除できる保証はなく、委託先にて十分な生産が確保できない場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
外部の複数製造業者への委託と補完体制を前提としつつ、災害等による生産確保不能の可能性を記載している。